懐中温泉です。
本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。
せっかく、という言葉や
思いが出てきたところが
分岐点。
前回、私はもしかすると、
少し偉そうに、お話ししたように
思います。
https://youtu.be/D0xb2bGXH3U
「せっかく、ここまで来たんだから。」
「せっかく、これまでやってきたんだから。」
このように言って、
もしかするとなんらかの限界に来ている
のをあえて無視しようとする。
そして無理がたたって、
好きで始めたことでも、
疲労感が先にたって、
嫌になってしまう。
義務感で形だけ
守るというのは、
よろしくありません。
もちろん、
「せっかく」そのものが
悪いわけではないのです。
もう少しだけがんばれば、
うまくいくようになる。
そのための一押しの
言葉になる可能性もあります。
しかし、それが
なんらかの競争心や
独占欲などが表に出ている場合。
その根底には
支配欲があるかもしれません。
あるいは、
負けたくない、
という気持ち。
これらが先行すると、
けっきょく自分を追い詰める
ことになります。
このようなことが
私自身、すでに卒業し、
達観したかのように
お話ししていたのではないか。
人の振り見て我が振りなおせ。
まさに、というべきでしょうか。
私自身、せっかく、を
やっていました。
とにかく、競争心や
独占欲が出てくるところでは
この、せっかく、
が現れるようです。
私は、週に2回程度、
近所の溫泉施設にいきます。
その溫泉施設は、地元の
老舗であり、私も日帰り客としては
すっかり常連となっています。
そこには、
サウナと露天風呂があります。
誰でもそうだろうと
思いますが、
広い浴場を
貸し切り状態にする。
自分だけのものにする。
いい気分です。
気分がいいです。
もちろん、
実際に貸し切りにするわけ
ではありません。
長らく通っているために、
1年のうちでの忙しい時期、
そうでない時期をだいたい
区別ができるようになっています。
また、週のいつ、
1日のうちでも、いつ頃が
あまり混んでいない時間帯なのか。
それもある程度の経験から
わかるようになっています。
今日は、週末で
結婚式があるので、
その前後に溫泉が混む。
連休で、宿泊客で満室のため、
どうしても浴場が混雑しがち。
年の初めには、
地元の合気道関係者が
合同で練習し、その後、
宴会をする前に皆で汗を流す。
なぜか合気道関係者は
長風呂が多い。
そのような経験則というのでしょうか、
知識があります。
だいたいは避けられますが、
諸般の事情、というやつで
どうしてもそういう混雑時に
行ってしまうときもあります。
独占どころではありません。
独り占めできない。
かつては、それが耐えがたく、
極力独占できる可能性の高い、
午後の早い時間に行っていました。
しかし、どんなに狙っても、
溫泉施設としてもなるべく
満員御礼を目指すために、
いつも独占できるわけではありません。
露天風呂を自分だけが
つかうことができる、
とはいかないのです。
サウナも
露天風呂も、
自分だけのものにしたい。
しかも、代価を払って
貸し切りにするのではなく。
なにしろ、
「せっかく」溫泉に入りに
来ているのですから、
ベストの状態で入りたい。
「せっかく」だから、
自分だけの貸し切り状態を
満喫したい。
しだいに、
この、せっかく、が強くなって
きていました。
しかし、今回の謎の大地への
出張で、そこまで独占に執着する必要はない。
手放す。
このことを学びました。
あなたも、
溫泉ではこのようなことはなくとも、
別の、なにかお気に入りで
「せっかく」を言っていたら。
それは、手放せるかどうか。
やってみましょう。
楽になるはずです。
ご精読ありがとうございます。
懐中温泉