懐中温泉です。
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心より感謝いたします。
お進化さまです。
あなたは、この言葉を
聞いたことはあるでしょうか。
https://youtu.be/_dKOWDuWTs8
私は、つい最近まで
聞いたことがありませんでした。
正直、初めて耳にしたときには
違和感を覚えました。
使い方としては、
「お疲れ様です。」
と同じ場面で使うものです。
「ご苦労さまです。」
相手に対するねぎらい、
慰労の気持ちを表していますね。
目上の人に対しては、
ご苦労様、はいけない。
お疲れ様というべき。
そのような暗黙の
ルールもどこかで聞いた気がします。
しかし、地域や組織によっても
使い方が違ってきますので、
統一ルールというものはないようです。
たとえば、信州では、
官公庁などを中心に、
「ご苦労さまです。」
とお客さんに対して用いるようです。
とはいえ、その土地では
いただきものなどを客に振る舞うときに、
積極的に
「おいしいですから」
とわざわざ褒めて出しています。
美味しいから食べてもらいたい。
その気持ちの発露ですね。
ご苦労様も、
相手の苦労を称える、
そしてねぎらう、
という意味があるのでしょう。
お疲れ様も
その意味では同じですね。
･･･というような論理なんだな、
といろいろ思い出しながら、
あらためて、
お進化さまです
という耳慣れない
言葉に接していたのです。
今回、謎の大地に出張し、
帰国してから、どうも自分に
起こったことをうまく表現できずにいました。
『なんだろう、この感じは。』
やはり、違和感、という
表現があてはまります。
しっくりこない、というか。
実のところ、
帰国後、私は、感情面で
退化している、
と指摘されていたのです。
「また、自分のカラに
閉じこもってしまった。」
出国前までは、
それこそ哺乳類脳での発達が弱いことを
自覚していました。
だから、あえて、その面を
育もうと努力し、
表現や心持ちのあり方など
で学び、工夫していたつもりです。
それがある程度
身についてきていた。
そう思っていたし、
今回の出張では、まさに
人生のステージについて学びました。
となれば、
爬虫類脳と理性脳とも
バランスのとれた形で
進化していていいはず。
それが、逆に退化している、
と指摘を受けていたのです。
しかも、自分には、
わからない。
私に指摘をした人には
見えているというのに。
『自分は、どこでどう間違ってしまったのか。』
今回、あんなに時間と労力をかけて
謎の大地に行き、
風邪までひいてきたというのに。
あの往復80時間の
渡航は不毛だったのか。
あれほど居心地の
悪い思いをしたのに。
お疲れ様だったし、
ご苦労様だった。
･･･だが、待てよ。
進化は、居心地の悪いところで
起きる。
とすると、
まさに今回の出張は
居心地の悪い状態の
連続だったではないか。
とはいえ、その居心地の
悪いという状態も、
危険がともなう、とか
困難きわまる。
そのようなものではなかった。
それなりに過程を
楽しめたし、思ったより
不快でもなく、対処できていた。
むしろ、おおむね快適に
過ごすことができたではないか。
言い換えると、
快適に、リスクもほとんどなく
進化に必要な居心地の悪さを
合理的に経験した。
進化システムとしては
成功した。
のではないか、とさえ
考えられるのです。
では、
指摘されたように、
なぜ自分のカラに再び
閉じこもったように見えたのか。
それは、
一種のサナギ状態だったのでは
ないだろうか。
今、ふと考えます。
つまり、変態するために。
進化は決して一直線ではなく、
ときに後退しているように
さえ見えるときもある。
または、サナギのように
自分のカラにふたたび戻ってしまう
ようになる。
そういうときもありうる。
しかし、
居心地の悪いところへ
自ら進んで行こうとするなら、
やはり進化は起きる。
そう考えるべきなのでしょう。
お進化様です。
学びました。
あなたも、進化をするために、
やはり居心地の悪いところへ行ってください。
とはいえ、比較的危険をともなわず、
むしろ快適に進化できる
合理的にデザインされた
システムは存在します。
それについては
X-Power
ご精読ありがとうございます。
懐中温泉