懐中温泉です。
本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。
人はご飯のみにて生きるにあらず。
もちろん、これは、
聖書で言う
https://youtu.be/ALn5oiwiJYA
人はパンのみにて生きるにあらず。
をもじったものです。
聖書の言葉は、
人生において、信じること、
信仰の大切さを説いたものでしょう。
が、もちろん
こちらの方は、
もっぱら、米で炊いたご飯の方、
に力点があります。
とくに、ふりかけについて
焦点を絞っているのです。
今回、ずいぶん
ふりかけをめぐって、
記事が続いています。
ふりかけについて
考え続けている。
実際、あることをずっと
考え続ける。
この作業はほとんどの人が
苦手とするところです。
この世で最も難しい、
といっても良いのかもしれない。
どのくらい難しいか。
ご飯だけで、
お腹いっぱいにする。
というくらい難しいのでは
ないでしょうか。
塩気が少しでもあれば、
ご飯を食べ続けることが
できる。
もちろん、真のご飯好きは
ご飯だけで、何の塩気が
なくても、まさに想像力や
記憶力をおかずにしてご飯だけで満腹する。
しかし、その場合、
もしも、鰻の蒲焼きの香りが
漂っていれば。
やはり、正直を言えば、
その方がご飯が進むでしょう。
古典落語で、
鰻屋の前で七輪で
蒲焼きを焼いている煙が上がっているので
それをおかずにご飯を食べる。
そのような人物が登場しますが、
たぶん、おひつを抱えて
鼻腔を訪れる鰻蒲焼きの煙で
ご飯を茶碗によそって食べる。
のだと思います。
そうです。
おかずが必要です。
少なくとも、塩気が。
鰻の蒲焼についても、
蒲焼きのたれに、醤油を
用いていますので、
やっぱり塩なのです。
そして、塩こそが、
地上最古のふりかけであることを
つきとめました。
生命の誕生は海において
起こり、海の味とともに
私たちは進化してきたのです。
私たちの
血液、
汗、
涙。
どれもほとんど同じ成分を
もっています。
それが塩分であり、
海からくるものです。
岩塩にしても、
もともとは海からのもの
と考えるべきでしょうし。
涙をなめると
海の味がする。
そういうことなのです。
あの娘（こ）の作った塩むすび。
数年前に記事にしましたが、
この場合にはご飯に塩だけつけて
握ったおむすびです。
おむすびとは
おにぎりのことです。
世の中には
おむすびと呼びたがる人と
おにぎりと呼びたがる人が
います。
争う必要はありませんので、
呼びたいように呼んで
もらいます。
この塩むすびは、
ある娘さんの身体の
バクテリアとともに、塩が
ご飯にまぶされている。
だから、美味しいのでしょう。
ご飯を食べて食欲を
満たすとともに、彼女の身体から
出たバクテリアも摂取して、
たぶん性欲も満たしているのです。
しかし、なぜ私が、
この最も難しい作業である、
考え続ける、ということを
ふりかけについて行っているのか。
自分でもよくわかりませんが、
少なくとも、最初抱いていた、
胸に迫ってくるもの、は
いくぶんおさまってきた感じがします。
この最古のふりかけである、
塩まで行き着いているからです。
ご飯を腹一杯食べたい。
が、それだけではない。
とりあえずふりかけだが、
なぜ、ふりかけなのか。
実は、ここで、
私は、自分が納豆原理主義者であった
ということを思い出しました。
思い出してしまった。
そう言った方がいいかもしれない。
最古のふりかけが塩だったとしても、
それを見出しても、まだ胸に迫ってくる
ものが完全になくなったわけでは
ない。
そのことと関係するのでしょう。
納豆は、ふりかけか？
この問いかけが、
なぜ今、この記事の
このタイミングで？
続きは次回で。
それまであなたには
しみじみとご飯を味わっていただきたい。
ご飯と進化の関係については、
ご精読ありがとうございます。
懐中温泉