懐中温泉です。
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「おぬしの言う、
近代ふりかけとは、
煎じ詰めれば
ただの化学調味料のことではないか。」
「バッハだの、
ヘンデルだの、
笑わせるわ。」
https://youtu.be/OBuO4axWmEI
ふりかけ界の長老から
嘲笑を受けました。
確かに、自然素材だなんて
言っても、アミノ酸を用いている
段階で、化学処理をしている
ということになります。
合成ですし。
あえていえば「おかか」
の方はまだ、鰹節ベースに
ゴマを混ぜたものですが、
工場で作っている点で同じことです。
そもそも完全な手作りでは
とても全国の需要には応えられない。
やむをえない選択でしょう。
そういうことを言うなら
地球最古のふりかけである
塩。
これも昨今は
もっぱら工場で作られる
精製塩ばかりです。
よほど意識しない限り、
天然の海水や
岩塩などミネラル豊富な
天然由来の塩を用いることもない。
それでも、少し心がければ
そうした身体に優しい素材を
扱うスーパーも増えてきました。
人々が欲するように
なってきている
のですね。
あなたも、あなた自身の
好みがあるでしょう。
あなたの好みを優先しましょう。
売り手の都合に
こちらを合わせるだけ。
そうした一方通行は、
成り立たない。
ふりかけにしてもそうです。
確かに、
近代ふりかけのバッハとされる
丸美屋ののりたま。
ヨハン・セバスチャン・バッハが
近代音楽の父とされるように、
それ以前のすべてが流れ込み、
それ以降がすべて流れ出す。
これと同じように、
それまでのふりかけの素材が
近代科学の粋として、
のりたまになった。
地球最古のふりかけである
塩。
ふりかけ以前のふりかけである
おかかの主要原料、鰹節。
あるいはアミノ酸。
ゴマ。
そして、のりたま、という
ネーミングのもとになった
海苔。
タマゴ。
とくに、いわゆる
タマゴかけご飯の
生卵の感覚を保ちながらも、
乾燥させた。
ここの工業技術こそ、
化学処理こそが
のりたまを生みだし、
その後現在のふりかけ界の隆盛となった。
やはり、バッハでしょう。
のりたまを近代ふりかけの
バッハというのであれば、
近代ふりかけのヘンデルは。
それは前からお話ししているように
おかか、ということになります。
ヘンデルはバッハと同年に
生まれた同じドイツで生まれた
男性の作曲家です。
しかし、その音楽の特性が
バッハが父性とすると、
ヘンデルが母性だというのでしょう。
近代音楽の母とされます。
そのくらい偉大だということ
なのですし、バッハとヘンデルとを
あわせれば、音楽のDNAを
相伝できる。
そのような意味も込められている。
そう考えるといいでしょうね。
近代ふりかけのヘンデル、母は、
したがって、名前からしても、
お母（かか）、はそれしかない。
必然です。
しかも、私たちの細胞にある
小器官ミトコンドリア。
ミトコンドリアは、
私たちが食べる食物をもとに
細胞内でマイクロ発電所として、
エネルギーを供給します。
生命エネルギーです。
このミトコンドリアは
分割をして自分のコピーを
つくって増えるので、
独自のDNAをもっています。
もともとは、
他の生命体だったのです。
それが生命進化のかなり
早い段階で細胞内に寄生または
共生するようになりました。
あなたが生まれたときに、
既に家にいたおばあちゃんが
もとは他の家から来た
お嫁さんだった。
そんな感じです。
おばあちゃんは、
あなたの身の回りの世話を
してくれて、一日中働いています。
確かに、ふりかけの中の
鰹節は、それだけでも
独立したふりかけです。
おかかです。
のりたま以前からある。
が、近代科学的処理をされ、
パッケージ化され、商品として
「おかか」となった。
大人の味として、
お茶漬け界にも発言力があります。
のりたまは自分では
つくれませんが、
おかかはあなた好みのものが
作れます。
作り方は簡単。
削り節に醤油をかけて
混ぜる。
これだけです。
あとはご飯にかけて食べるだけ。
あなただけのふりかけです。
まぶしてどうぞ。
ヘンデルです。
生命進化の源流です。
ご飯と進化の関係については、
ご精読ありがとうございます。
懐中温泉