踊りを生き、生を踊る | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です。


本ブログをご訪問いただき
心より感謝いたします。


踊りを生き、生を踊る


読者の方から記事について
コメントをいただきましたので
公開してあります。


その応答で、
筑波山のふもとで古来から
なされる歌垣(かがい)について
言及しました。


この「かがい」は、
嬥歌という漢字があてられる
こともあります。


古代日本では、特定の日時と場所に
老若男女が集まり、共に飲食しながら
歌を掛け合う行事です。


諸国の若い(気持ちだけでも)
男女が春と秋に、筑波山に
集まります。

飲食を共にし、
歌を楽しみ、
一矢を共にします。


このときばかりは
既婚未婚も関係なし


世のしがらみを
すっかり忘れて。


命の洗濯ですね。


その本来の意義は
五穀豊穣にありました。


実のところ、来年の収穫を祈るために、
謳歌する催しは、日本を含むアジア
のみならずヨーロッパ、アフリカ、
アメリカ、と世界中至る所に見つかります。


互いに求愛歌を掛け合いながら、
気の合った男女が対になり
恋愛関係になります。


その場限りとも言えます。


非日常の世界での
出会いなので。


ヤン・デボン監督
映画『スピード』で、
主演のサンドラ・ブロックは

異常な体験の中で結ばれた
男女の仲は長続きしない

とキアヌ・リーブスに語ります。


で、極めて異常な体験をし、
しかし生きながらえたことを
確認した2人


見つめ合い、いい感じになります。


サンドラ・ブロックは再び
異常な体験で結ばれた
男女は長続きしない

と言い、

じゃあ、別れる前に
身体は結ばれましょう


と提案します。

もっとも
アメリカのロスアンゼルスが
舞台ですから、サンドラは
もっと直接的な表現をしています。


二人は、とにかく肉体的に
結ばれることにしました。


映画もそこで終わるのですが、
この日本古代の歌垣は、
まさにスピーディなイベントです。



「チェスタトン」作戦
を立案・実行中、クライマックスである
「クリスマスの集い」の参加者全員で
集まり事前打ち合わせをする


その際に、地元からの参加者として、
言葉の使い方で時々不適当な発言を
する近所の友人は、

乱交パーティだ、などと
ここでも舌打ちすべき発言を
しました。


『帆船を「ほぶね」とよむような
男だ、まったく不穏当な・・・』

『これだから、竹林か梅林で
質の劣る18禁の雑誌を拾う
ような丘中卒業生は困るんだ!』

私は思わず眉をひそめました。


『そういえば、この男は
この間も、三井さんに
奇妙な質問をしていたぞ』


彼は平素、少し
いわゆるオカマっぽい
話し方をするところが
ありました。


「ねーぇ、三井さん、
刺身の薬味では、ニンニクと
ショウガとワサビでどれが好き?」


この場合、刺身の例として
鰹、と言っていたように
記憶します。


「家では、
ニンニクとショウガだけど・・・」

「へーぇ!

ニンニクが好きなのは性豪で、
ショウガが好き者、
ワサビが普通、なんだって」

と彼は言って、癖である、
握り拳で口を隠す
動作をしながら、フフと
笑うのでした。


文学少女ではありましたが
三井さんは、性豪や好き者、
の意味がわからず、彼に
その意味を聞いたのです。



そして、ここでも、
招いた女子は皆良家の人達なので、
そもそも乱交パーティという言葉
とも縁がなく、簡単にスルーされました。


今振り返ると、
われわれの住む北関東
太平洋岸某産業城下町から
この筑波山はさほど遠くありません。


また、海音寺潮五郎原作で
NHK大河ドラマにもなった
『風と雲と虹と』では主人公平将門は
まさに歌垣に参加してました。

私はそれを見ていたので、
知識があったはずです。


このとき、
薬味ニンニク・ショウガ・ワサビ
の彼が歌垣、と言っていれば
私は彼を見直したでしょう。


が、しょせん竹林の丘中卒業生、
それは望めませんでした。



こうした一連の動きを横目に
静かに楽しんでいたのは
仮称、久保君です。


彼は、今にして思えば、
男性であるため限界があるにせよ、
人生を最初から三拍子で生きている
男でした。


私のように、軍隊行進曲の二拍子から
努力して四拍子に、そしてなんとか
三拍子の理解までたどりついたような
叩き上げとは違います。


彼は拍子のエリートでした。


踊りを生き、生を踊る

この秘訣を生来
つかんでいたのです。


あなたの生活、あるいは
人生のリズムの基本は
何拍子でしょうか。


もしも、踊るように
生きたいのであれば、

三拍子です。

生を踊りましょう。


ご精読ありがとうございます。


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