懐中温泉です。
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踊りを生き、生を踊る
アメノウズメノミコト
『古事記』は太安万侶（おおのやすまろ）が
稗田阿礼（ひえだのあれい）の記憶をもとに
天皇の系譜と古い伝承を編纂し、
712年に成立した
そのように中学・高校の日本史で
学びました。
実のところ、その成立から、
編纂内容、歴史的意義にいたるまで
多くの論者が
いろいろなことを言います。
百家争鳴とは
このことです。
政権が変わる度に
解釈も違ってきて、
教科書の内容にも
影響を与えます。
しかし、
そんなこと、
どうでもいいじゃない
と言うのが、記憶を伝えた
稗田阿礼その人でしょう。
彼女は、自分の澄明な脳裏に
浮かんだイメージを平明に
語っただけなのです。
編纂者である太安万侶は
謹直な歴史家として、
文字にする過程で、
事実確認をしていったはずです。
手に入る限りの史料を
参照しながらまとめていった、
と思います。
語る阿礼は、
ときに、年若で秀麗な容貌の安万侶
のお尻を撫でたかも
しれません。
そして、うっとりと
自分自身の往事の
活躍をもその語りには
反映させていった
そんな情景も浮かんできます。
『古事記』で彼女の祖先とされる
本書中でも最も力こぶの入った部分
であるからです。
かなり前に書いたので
簡単におさらいします。
宮中の祭りで巫女
の役をした猿女（さるめ）
の祖先の女神が、アメノウズメです。
彼女の活躍の1つ目は、
古代史のある時点で
現代では日蝕とされる現象が
起きたときのことです。
太陽神である
アマテラスオオミカミが
天岩屋戸の内に隠れたから、
とされました。
その隠れたアマテラスを
招き出すための祭りで、
アメノウズメは
伏せた桶の上に立って踊りました。
ドゴンドゴンと音を自らの
動きとともにさせたのですね。
桶は酒を入れた大きな桶で、
もちろん、彼女も
一杯飲んだ後です。
踊りで鍛えた
その黄金のプロポーション
乳房と恥部をも露わに
激しく踊り、
宴会の場にいた神々の大歓声を
誘います。
なにが起きているの？と
いぶかしく思ったアマテラスが
岩戸を少し開けて、あたりの人々に
理由をたずねます。
すると、
「あなたよりももっと尊い神が
いられるので喜んでいるのです」
と答えて誘いかけました。
アマテラスは動揺します。
そこを、力自慢の天手力男神が彼女の
手を取り、アマテラスを岩屋から
引き出します。
暗黒だった世界は
また太陽光を取り戻しました。
アメノウズメノミコトにとっては
服は着ていても着ていなくても
同じなのです。
そのプロポーションは
自信の発露そのものです。
もう一つの活躍場は
初代天皇である
天孫皇族の祖、神武天皇が
九州高千穂あたりで地上に
下ろうとしたときです。
その際、道をふさぎ
進行を妨害するかのように見えた
猿田彦（サルタビコノカミ）がいました。
このときも
アメノウズメは
踊りを見せるのです。
やはり、艶然と笑いながら、
乳房と恥部を
むき出して見せたのでした。
とくに、猿田彦は、
恐るべき眼力の持ち主で、
その眼力を防ぐ必要があったのです。
そのため、彼女は
腰まわりの紐、裳紐（もひも）、
だけは1本残したまま身につけています。
そして、腰を揺らしながら
その紐だけ前で垂らして
ゆらゆらと揺らしました。
彼の視線は
そこに恥部の上で揺れる
紐の動きに集中します。
そして、その眼力の威力は
放念となってしまったのでした。
このようにまず、
天の岩戸にお隠れになったアマテラス
を誘い出すために、その前で行った
踊り
次に、天孫皇族が九州に上陸した際に
立ち塞がった猿田彦の前に仁王立ちになり
おこなった紐踊り
彼女は、いずれのシーンでも
衣服はほとんどまとわず
その曲線美の極地である身体を
見る側の官能に訴えかけるように動かすのです。
実のところ、彼女にとっての衣服とは
寒さをしのぐ
防護する
それだけのものであって、
少なくとも隠すための
ものではないのです。
繰り返しますが
彼女は、自分の身体に
自信があるからです。
自分の身体は、
自分が理想として
描くイメージ通りの
プロポーションです。
そして、その動きが
もたらす効果も
イメージ通りなのです。
彼女の理想的な
プロポーションは
まさに女神（めしん）が
備えるものです。
古代ギリシャ・ローマでも
そうですが、女神は
皆全裸か半裸です。
まったく隠そうという
意図がないのです。
こんなにきれいなものを
なぜ、隠す必要があるのかしら？
と存在そのものが主張しています。
服を着ていても
あるいは着ていなくても
変わらない美しさ
同性が見てもきれいだし、
あの人のヌードだったら
夫や息子が見ても、
許せる気がする
そういうヌードの持ち主は
います。
少ないです。
指折るほどです。
由美かおる
高橋（関根）恵子
秋吉久美子
彼女達は、
実際、脱いでも脱がなくても
変わらずきれいで美しいです。
いずれもそのときどきの
理想のプロポーションの
持ち主で、年齢もどうでも
いい感じがしますし。
彼女達も
アメノウズメミコトの
系譜に連なるのです。
男性は、
こうした存在の前には
ひれ伏すしかありません。
もちろん、
大和撫子の国に
長らく住み着きその基準も
和風になっていますが、
本質は
世界三大美人の黄金の
プロポーション（比率）を
保ちます。
クレオパトラ
楊貴妃
マリリン・モンロー
最後のマリリン・モンローの
データにより
われわれは数値化されたデータ
身長166cm体重53.5kg
94・61・86
をもちますが、
まさに黄金律に
沿ったもののはずです。
手塚治虫原作『火の鳥』
の映画化でまさに由美かおるさんが
アメノウズメの役を演じたのは
適当だったでしょう。
高校2年であったわれわれが
許される、映画館で見るヌードというのが
由美かおるさんのものであったのです。
神々しかったです。
アメノウズメミコトの
系譜に連なる女性は皆、
生活の中に踊りがあるのではなく、
踊りの中に生活があります。
踊りを生き、生を踊るのです。
ここであらためて
あなたがアメノウズメミコト
の系譜に連なるのかどうか
を探るステップを掲げます。
ステップ１
身長166cm体重53.5kg
94・61・86
黄金のプロポーションの項目のすべて
あるいはどれか1つでもあてはまる。
あるいは近い将来あてはまる予感がある
ステップ２
服とは、着るもの、
というよりも脱ぐものである
と思っている
ステップ３
踊りを生き、生を踊る
だとすれば
あなたは既に、
アメノウズメミコト
です。
私は直ちにあなたにひれ伏します。
ご精読ありがとうございます。
懐中温泉
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＊マリリン・モンローになるために
＊鰻の指南
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