仮称・奥田君が起立する | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です。


本ブログをご訪問いただき
心より感謝いたします。



ある7月の夕暮れ時、
太平洋海岸に近い
駅の近くで仮称久保君が

「藤井の胸、大きいと思わねえ?」

と、私にすると数十年にわたる

資源は無限である

という認識にいたる思考
の契機となる発言をしたとき


その時、この文字通り
衝撃的発言を
聞いていた友人は
他に2人いました。


そのうちの1人は
仮に奥田君とします。


彼は、中学校の時から
バスケットボール部であり、
高校入学時に身長が182センチ
ありました。


同級になり、同じ駅から
通うわれわれはすぐに
仲良くなり、高校で再会した
久保君ともまた仲良くなったのです。

この奥田君は
いささかシャイな、
シンプルな男でした。

面長で
鼻は高く、眼鏡をかけて
いましたが、秀麗で
端正な顔立ちです。


私と久保君とは長男でしたが
彼は次男で、
剽げて気楽な感じも
ありました。


髪型は終始五分刈り、
あるいはスポーツ刈りで
通していました。


首が長く、長身の人に
よくあるように、いささか
うつむき加減です。

私は、遠目を鍛えるために
姿勢を良くしていましたし、
また身長が高い方が視野が
広角になるのではないか

そのように思うところもあり、
この奥田君とはむしろ
努めて同行するようにしていました。

彼と話をしやすくするには、
少し背伸びをして、本当に
背を伸ばすといい


そのようになかば本能的に
察知していたのですね。

藤井さんの胸が大きいかどうか
そのための動体視力を鍛える
のみならず、基盤作業としての
身体の成長をも心掛けた次第です。


奥田君の薫陶は大きく、
私は、他の要因も含め
みるみる身長を伸ばしたわけです。


久保君もそれなりに身長を
伸ばしました。やはり奥田君の側に行き、
部分的にミラーニューロン効果が
あったものと思います。


さて、
似顔絵を描くのが上手な
級友がおり、

彼の顔をエッジは丸めた
縦長の長方形

そこに眼鏡をつけた


それだけで表現しており、
また、それで表現されきって
しまうから驚きでした。

なぜそうなるのだろう?

表現の巧みさに
舌を巻きながらも
不思議に思っていました。


その後、薄々感じるように
なったのは次のことです。

人口のある割合で、
顔ないし容貌が
男根を連想させる
人間がいる

というものです。

大根ではありません。

男根です。

これ以上は
穏やかな表現を
選びようがありませんので
仕方なく用いますが、男根です。

地形をご紹介しました。

   スウェーデン
 愛知県渥美半島
 マル・オブ・キンタイア
 (スコットランド)

です。

これらは必ずしも可愛いとは
言えません。


が、ある種の懐かしさ
や親しみは抱きます。


そして、これらの土地を
好んで観光する人口も
一定程度あるのも
確かなのです。


私の同僚にも、
初対面なのに初対面
とは感じられない人物が
いました。

彼は、実のところ
奥田君のように
長身でも秀麗な容貌
でもありません。

あえて言えば
俳優の西田敏行と
武田鉄矢を足して2で割り、
幾分むさい感じにした


そんな感じで、
月並みな表現ですが
お世辞にも美男子とは
言えない、です。

ふだんから
あまり身ぎれいにもしておらず、
長らく独身
でした。

が、なぜか年上の、とくに
独身女性に好感を持たれており、
一種人気者なのです。

時々、身の回りのことなど
世話をしてもらっても
いるようです。


不思議に思っていましたが、
新たに赴任してきた同僚が
割合、物怖じせず言うタイプの
人で、彼のことを

顔中×××

と表現したのです。

男根のことを巷に流布する
俗語で言ったので伏せ字に
してあります。

ああ、なるほど、
と私は心中膝を叩きました。


思い出せば、
奥田君も年上の女性に
人気がありました。


あるいは、同年でも
いわゆる姉御肌の
女子に可愛がられる
というか。

体育で、バスケットボールをしている
とき、ボールをバウンドさせながら
進んでいく彼は、バランスをとるのでしょう、
首と頭とを幾分前に傾け揺らしていました。

そのアクション自体
音はしませんが、擬態語で
表現すれば、ヒョコヒョコ
となります。


なんかの動きに似ているな


そうは思っていましたが
なんであるかは、同僚への
上記「顔中×××」を聞くまで
結びつかなかったのです。


他方、特定の女子は、
そもそも彼のいるあたりから
常に距離を置くように
していたようにも思います。


やはり、
乙女の防衛本能というか、
何かを感じていたのでしょう。



今でも伝説として、クラス会など
のときには必ず語られる
エピソードがあります。


化学の授業のときです。

よく晴れた秋の
頃だったと記憶します。

静かに授業が進んでいます。

元素のことを学び、
ロシアの科学者
メンデレーエフ
の話がされました。

19世紀後半、
多くの元素が発見された。


原子量という概念も現れ、
元素ごとに決まっている
この原子量の順に並べる。

そうすると8番目毎に
似た性質のものがくる。

8つめごとに周期が
ある、というので
音楽のオクターブ(8つの音階)
と似通う

というところから
オクターブ説が唱えられた。

といった話です。

先生が

「このように、
オクター...」と

言ったところで、

かの奥田君が

「はいっ」

と野太く返事をしながら
ぬっと椅子から
立ち上がりました。

起立したのです。

この場合は
やはり、

勃然

というのが適当でしょう。

まさにそんな感じで音もなく
起立しました。


先生を含め、
教室にいた全員が
目の前で起きた現象の
意味を最初理解できませんでした。


「・・・」

ややあって、誰かが
「ああ、おくだ、だから...」

「おくたー、ああ、そうか...」

その化学の先生は担任ではなかったので
最初、奥田君の名前を必ずしも
出席表と本人とで常に照合している
わけでもなく、説明を聞いて、理解しました。


破顔して、ああ、君は
おくたくんというのか
と奥田君に呼びかけたのでした。


その後のことは
覚えていないのですが、
彼の人気は、まあ、
1オクターブ上がったのです(笑)


今思い出しても、先生の発する
音声に呼応して自動的に
作用する機械であるかのような
動きでした。

反応した、というのが
適当ですね。


反応し、静かに勃然と起立する。


彼はそのとき一個の男根
だったのです。

シンプルで、
率直で誠実で
さえありました。



シンプルで、
率直で誠実に生きる
ためのステップ


1 平素から
心穏やかに過ごす
ようつとめる

2 「天の声」を
聞いたと思ったら
そのまま反応する


あなたも、
静かに勃然と起立しましょう。



ご精読ありがとうございました。


懐中温泉


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