ある独善主義者の告白

懐中温泉です。

本ブログをご訪問いただき
心より感謝いたします。

私は、あなたに謝らなくては

なりません。

何か謝られるようなことが

あったっけ？

そう思われるかもしれません。

もしも、あなたが私のことを

常に他人を気遣い、公共心に

満ち、立派な紳士である

そのように思われているとしたら

決してそうではないことを

ここに告白します。

どうして、出し抜けに

そのような告白をするのか。

実は私は、最初から

そんな人間であることを

お話しすべきだったのです。

振り返ってみても、

私は時々偉そうなことを

書いています。

まず、相手が喜ぶような

価値を提供することで

それが巡り巡って自分に

返ってくる

潜在意識は人類共通だ

あなたの潜在資源を最大限に

発揮してもらいたい

そうした耳障りの良い

ことをしょっちゅう

書いています。

どの記事を読んでも

そうした精神に満ちているのでは

ないでしょうか。

『なんて、いい人なんだろう。』

あなたがそのように感心

されているとしたら。

あるいは、

『本もブログ記事を電子書籍

にしたものとはいいながら、

何冊も出しているし。』

実に信頼できる人物である

と思われているとしたら、

私は、大いに恐縮しなくては

なりません。

なぜなら、私は

ただの独善主義者だからです。

はっきり言ってしまえば、

私は、私さえ良ければ

それでいいのです。

こんなことを書くとあなたは

すっかり鼻白んでしまう

でしょうが

やむをえません。

事実だからです。

もちろん、人生における

様々な訓練を経て、その、

自分さえ良ければ、という気持ちを

押さえつけ、公共のために

周囲の人のために、

あなたのために、

行動する

そのようにする場面の方が

多いです。

そうすることによって

得られる利益が大きいと

経験則で知っている

事柄はとくにです。

ですが、昨日も行きましたが

私が温泉サウナにいるときには、

そうした、普段抑えつけている

独善主義がむくむくと蘇ります。

どう独善主義なのか。

まず、サウナを好む

人間は大きく二種類に

わかれます。

サウナで自らの身体を

熱した後、

冷水浴をするかどうか

です。

冷水浴をしない場合は

問題ありません。

が、推奨されるサウナの

入浴方法は、まず

概ね8分から10分

サウナ室にて入浴する。

ただ座っているだけですが、

身体を動かしたり、知人といれば

談笑したりします。

そして、サウナ室からでて、

身体の汗をシャワーなどで

流してから冷水浴をする

少し休憩し、身体の水分を

拭き取り、再びサウナ室へ。

6分から8分

再び同じことをする。

2回から3回繰り返す。

というものです。

ところが、

サウナ好きで冷水浴を好む

人間

私もその

サウナ好き冷水浴派

ですが、

間違いなく、自分だけが

良ければいい、と思っています。

それは、サウナ室で身体を熱し、

汗だくで、頭はぼおっとし、

のどはカラカラに乾き、

何よりも熱い

そういうときには、普段は

自分を律する理性が後退し、

本来の自分が現れます。

他の人のことなんかどうでもいい

自分が、

この自分さえよければ

それでいい

そういう気分になります。

他を気遣う余裕がないのです。

自分のこの追い詰められた

状態を解消するのは

目の前の冷水浴槽

である。

これは、自分だけの

空間であり、そこに浸るのは

自分だけ。

自分の汗をそこで洗い流す。

浴槽がその分汚れることになるが

構うもんか。

自分が今、気持ちよければ

それでいいんだ。

サウナで汗を出し、

もっともいろいろな

分泌物が出るのは

頭皮ではないかと思います。

次に顔全体

あとは、排泄物のいろいろ出る

下半身局部

冷水浴槽は

もちろん公共の

ものですが、もしも

浴場に1人だったら

こうしたもろもろの汚れを

シャワーなどで良く洗い流して

から浴槽に入るべきです。

また、その方が、

温度の急激な変化による

心臓などへの負担が

軽減されます。

それは

わかってきているので

ほんの形ばかりですが

置いてある湯桶でちょっと洗います。

湯だって

完全に独善主義者となっている

私としては、それでも

十分配慮しているつもりです。

そうして、冷水浴をするのですが、

これを他の人と共有することは

したくありません。

その人物が、私と同じだけ

己の汗や汚れを落としているのか

おそらく、そうではない。

なぜならサウナ好きとは

本来自分さえ良ければ

それでいいと思っている

最低野郎ばっかりだからだ。

人間のクズだ。

そうしたクズたちと

冷水浴槽をシェアするなんて

まっぴらだ。

何がシェアだ。

くだらねえ。

熱せられて、ぼうっとした

頭でリフレインのように

なります。

もちろん、これは、

冷水浴槽を1人で

利用するための判断をするときだけ

一瞬脳裏をかすめる想念です。

最近は

脳神経の再構成のため、
シェアもなかなかいい
とさえ思うようになっています。

おしなべて寛容というか、
臨機に応変できるようにも
なっています。

しかし、それでも、
私の住まいの近くの
行きつけの温泉

ここは20年近く
毎週のように、ときに
週に2回いってます。

長年の経験で、季節や時期ごとに
いついくと空いているか
時間帯をだいたい把握しています。

なるべく1人で
独占できる可能性のある
時間を選びます。

まだまだ独善主義です（笑）

この温泉は実際のところ
その一帯での最高級ホテルであり、
最も古い老舗の１つでもあります。

天皇家御用達でもあります。

湯上がりに中庭を臨んで
飲む一杯のビール

その中庭は、
東京高輪プリンスホテルの
中庭に比べ、規模こそ小さいですが
質的には勝るとも劣りません。

これを借景としながら
湯を借りる

すなわち借湯です。

天皇家御用達の借湯、
そして借景です。

実は、ここのサウナには
冷水槽がなく、シャワーのみです。

が、しかし同じことを
私は露天風呂でやっています。

自分だけは身体を洗うのも
そこそこに、一人だけで入り、
他の人には身体を良く洗ってから、
私の入っていないときに入ってほしいのです。

俺のものだ。

理不尽ですね。

独善主義とは
理不尽なものです。

あー、そうだよ。
俺は理不尽だよ。

値段は、ビール代込みで
1500円ちょっと、と
ぜいたくといえばぜいたくですが
極めて手軽なぜいたくさを味わえます。

私はここの長年の会員でもあり、
そこの社長さんとは懇意に
させていただいています。

したがって、私にご連絡いただければ
優遇されます。

必要とあれば、私もエスコート
いたします（笑）。

ステップは、
ただご相談いただくだけなのです。

あなたも今すぐ、
独善主義者になりましょう。

最高のぜいたくをする

ご精読ありがとうございます。

懐中温泉

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