鰻は晩秋から初冬が旬:土曜丑の日はコピーの威力 | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

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懐中温泉です。

本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。

前回の、鰻、に反応された読者
の方々からメッセージを
いただいています。


「鰻って、冬でもとれるんですか。
夏の魚だと思っていたので....」


「イギリスにも鰻がいるんですね。
美味しいですか。」

 「鰻の蒲焼きは、自分でも作れる
とは思いませんでした。
詳しい料理法が知りたいです。
大変なんですか。」

という3つの
ご質問メッセージの最初のもの
にはすぐにお答えできます。


まず、
「鰻って、冬でもとれるんですか。
夏の魚だと思っていたので....」
についてです。


なにしろ、鰻専門の料理店は
日本全国の主立った都市には
必ずありますね。


その店々は、
概ね年中営業しています。


夏だけオープンということは
ないようです。


季節性を言うのであれば、
かつて氷屋は冬炭屋に転じましたが、
今は、灯油を扱ったり
しています。


ところが、
夏の鰻屋は冬には鮭などを扱うのか、
というとそういうことは
なく、年中開いているわけです。

 もちろん、季節による特性はあり、
それに応じて微妙な変化を活かして料理の味に
転化するのが板前・職人の腕なんだと思います。

鰻だけでやっていくのですから、
その生態からなにから
熟知していなれば成り立ちません。


ベッドも鰻の寝床風に縦長に
している、かどうかは
わかりませんが(笑)。


夏の魚、というのは勿論、
「土用丑の日」からのご連想ですね。


無理もありません。


まず、鰻は冬眠をします。


それこそ、鰻の寝床で
冬眠するわけですね。


鰻の寝姿をご想像下さい。


他の冬眠をする動物もそうですが、
冬眠に備えて身体に栄養分を貯える
晩秋から初冬にかけての時期、
これが鰻の旬なのです。


したがって、今の季節に捕れ
た鰻というのは、推測するに、
冬眠中のところを申し訳ないが、
たたき起こした。

そのまま、さらに申し訳ないが、
行きつけの魚屋がさばき、
私が食べた、という流れ。


南無阿弥陀仏。


脂が良くのっており、
肉厚の鰻でした。いわゆる土用丑の日で
スーパーで売られている
鰻の蒲焼きの倍の厚さがありました。


実は、夏は、一年で鰻の味が
最も落ちる季節なのです。


ちょっと衝撃的でしたか?


とはいえ、今はそもそも
鰻をほとんど口にしなくなったので、
関係ないと言えばそれまでですが(笑)。


この文言は、江戸時代のマルチ天才である
平賀源内の創作、という説が最有力です。


今で言うと、キャッチ・コピーですね。


プロモーション、と言っても良いです。


江戸時代から鰻屋はありました。


もちろん、年中営業です。
鰻屋が、平賀源内に相談を持
ちかけたところ、彼は鰻屋に今日は、
何の日だっけと聞きました。

「今日は、えー、土用の丑の日ですが」
と、いささか不思議に思いながら答えます。


すると
源内は、やおら紙に
「本日丑の日」としたため、
その鰻屋の店先に貼るように指示したのです。


それだけで客が沢山来るから、と言って。

これだけで、客が来るのか?
と疑問いっぱいの気持ちで
その紙を貼りだしておきました。

結果として、
その鰻屋開業以来の多数の客が
その1日だけで殺到したのです。

紙を貼りだして、
客が大挙して訪れるよう
になるプロセスは想像するに、
こんな感じです。


「・・・あ? 今日は丑の日、
って書いてあるぞ」

「そうさな、確かに今日は、
土用の丑の日 だ」

「土用の丑の日ねー
・・・鰻を食うんだっけ?」


「そうだったかなー、
まあ昼時だし、
たまには鰻にでもするか」


「ああ、言われてみれば、
最近、暑いからちょっとバテ気味でよ。
鰻でも食べて、精をつけようじゃねえか」

こんな感じで、この、
本来無意味の文言に反応し、
鰻に注意を向けさせ、
鰻の効用に思い至らせた


それが多数の客を導いた
ということなのでしょう。

もちろん、江戸時代の
性豪イノウエ君・世之介も、

ただでさえあふれる精力をさらに
倍増させるために、ここぞとばかり、
鰻屋に飛び込んだでしょう。


鰻にはビタミンA・B群が
豊富に含まれているため、
夏バテ、食欲減退防止の
効果ができるからです。


当時の人々はビタミンの存在こそ
知りませんでしたが、
鰻が精力増強に効きめがあること
はよく知られていました。

  
したがって、もともと、
人々の間に、精力増強・夏バテ防止
についての潜在的欲求があるのを源内は
つかんでいたのです。


だから、あとは人々と鰻とを
結びつけるだけ、ということで
このコピーを考え出したのですね。


もう1つのご質問で、

イギリスでも鰻はとれます。

ナマズもいますし。

ただし、
蒲焼きというものは現在に
いたってもイギリスでは
一般にはまったく知られない料理です。


イギリスでは、鰻の輪切りを
ゼリー状になるまで良く煮て
チーズのような「作物」に
転化されています。



美味しい鰻を食べるには

ステップ1
 晩秋から初冬までの最も
油ののっている時機の鰻を入手する

ステップ2
 調理法を見極める

ステップ3
 山椒を買ってでも用意する。


これで、十分ですが、
実は2つの質問にまだ答えていません。


次回、まとめます。

ご精読ありがとうございます。


懐中温泉