赤羽駅を降りて、東口から一番街に入り、途中の角を右に曲がって少し行くと、「10円ゲーム」が充実した「お菓子の種屋」があります。
その少し手前には、昔ながらのパン屋さん「サンロールオオミヤ」があります。
私はこの通りを歩くことがよくあるのですが、さらに少し手前に「広島焼き」を看板にしたお店があることも気付いており、なんとなく気になっていました。
「広島焼き」とは、一般的には「広島風お好み焼き」と呼ばれているものです。
小麦粉の薄い生地、キャベツ、豚肉、焼きそば、玉子などが層になっているタイプのお好み焼きですね。
私は関西風のお好み焼きよりも、こちらの広島風お好み焼きの方が好きなのですが、なかなか美味い広島風お好み焼きを出す店を見つけるのは難しいのです。
なので、「へえ。赤羽にも広島風お好み焼きのお店があるんだあ。きっと、広島出身の人か、広島で修行した人がやっているんだろうなあ。」とは思ったものの、ちょっと一見では入り難い雰囲気もあったことから、「いつかは一度行ってみたいな」という程度で、特にプライオリティを上げてはいませんでした。
そして5/17(火)に、赤羽で飲んで行こう!という時に、何軒かのお店を見て回った中に、こちらの「せをりぃ」も含まれていました。
その時に、入り口のところに「江戸玉川屋 特製麺」という看板が貼られていることに気付いたのです。
こちらは店内にあるメニューの写真ですが、右下に「創業明治十年 北区王子の老舗【江戸玉川屋】特製中太麺」と謳われています。
「江戸玉川屋」の麺を食べられる飲食店は、私は今のところ「王子ラーメン」と「ウカレウドン」しか知りません。
「江戸玉川屋」で売っている中華麺は大好きなので、何度も繰り返し買っていますし、焼きそばも金土市で売っているのを買って食べたことが何度もあります。
「江戸玉川屋」の焼きそばは、どこがどう普通の焼きそばと違う、という具体的な説明は出来ないのですが、なんかミョーに美味いのです。
恐らく、麺自体の風味や食感などが、焼きそばにしてもオリジナリティを保っているのではないかと思います。
そうか。その麺を広島風お好み焼きにして食べられるのか。美味そうじゃないか。
その日は結果的に「TORIKAGO」の方を優先したのですが、気になったので、すぐ5/20(金)の会社帰りに訪ねてみることにします。
カウンターに座って、まずはトマトハイを注文。
チューハイメニューの中では、私はトマトハイが一番好きなんです。
そして、予定通り「広島焼き(豚玉そば) 1,000円」を注文します。
お断りして、調理中の写真を撮らせていただきます。
小麦粉生地の上に、キャベツ、豚肉が乗ったところ。
これをひっくり返して、豚肉に焼きを入れます。
そして、ここで空きスペースに麺が登場!!
すかさず、「あ!これが江戸玉川屋の麺なんですか」と話題を振ります。
「ご存じなんですか?」
「ええ。よくお店に行って中華麺を買ってるんですよ。」
この辺りから入って、いろいろお聞きしてみます。
ご主人は、広島出身でも広島で修行した訳でもないんだそうです。
「江戸玉川屋」の麺を使用しているのも「どうせなら同じ北区のものを使って地元を盛り上げたい」という思いで選んだものなんだそうです。
そんな話を聞きつつ、玉子を薄く焼いた上に焼きそばを乗せ、先ほどのキャベツチームと重ねて広島風お好み焼きが出来上がっていきます。
ソース、青のり、削り節などをかけて完成ー!
食べやすい大きさにカットしてくれています。
どうです?焼きそばの麺もなんか美味そうでしょ?
うん!美味い!
やっぱり普通の焼きそば麺とは一味違う感じがするんですよねー。
広島風お好み焼きとしても、レベルが高いんじゃないでしょうか。
ただ、これを一枚食べると、結構お腹一杯になってしまうんです。
食べ物を追加するのは諦めて、この日はこれと飲み物だけで失礼します。
あ。ちゃんと「岩下の新生姜味ふりかけ付き名刺」はお渡ししましたよ。
そして、5/31(火)に2回目の来店です。
この日のターゲットは決めていました。
まずはこちらの「カリカリチーズせんべい 400円」です。
ちょっとぼやけてしまいましたが、こんな風に鉄板の上にチーズを広げて焼いていくんです。
少しづつ隙間を作るところがミソみたいですね。
焼きあがったら、くるくるっと丸めてお皿にオン。
これをいただきながら、すかさず次の「ソース焼そば 600円」を注文します。
実はこの日、他に宴会のお客さんチームが入っていたので、早めに注文しておかないと手が回らなくなってしまうのではないかと思ったのです。
チーズせんべいはまんまと言えばまんまなんですが、良いおつまみになりますね。
チーズ大好き野郎の息子にも食わせてやりたいやつです。
フライパンではなく、大きな鉄板だからこそ出来る料理ですね。
そして、ソース焼そばも完成!
予想したよりもあっさりとした味だったんですが、麺の魅力を活かすために、敢えてそうしているのかも知れません。
次回はぜひ、塩焼そばを行ってみたいところです。
この時は、お腹的には少し余裕があったのですが、宴会のお客さんからの注文が激しくなり始めたため、早めに失礼しました。
広島風お好み焼きも息子に食わせてやりたいので、今度は昼にテイクアウトにしようかなあ。
お肉の焼きものメニューなんかもあって、気になっています。
またひとつ、赤羽でステキなお店を見つけた感じでーす。
おしまい