モニタリングとは
特定の対象や状況を一定期間観察し、その変化や状態を把握する行為を指す。
今週末はマウイ島のファームでドレッサージュのクリニックが開催されます。
クリ二シャンは前回同様ベルギーから来て頂いたジェニー先生。
ジェニー先生、前回のクリニックでは姿勢矯正バンドなるものを持ってきたのですが今回は心拍測定器を持ってきました。
馬に心拍測定器を装着して心拍数を測ります。
その目的は
1.運動後のリカバリータイムを把握する事
2.馬の運動機能の測定
心拍が上がれば一生懸命努力していて心拍が上がらなければ馬が怠けている証拠。
例えばの話:
ジェニー先生のクライアントでセントジョージ賞典に出るためにキャンターピルエットを練習していたのですが馬にとってどうやら難しいようで苦戦していました。
心拍数を測った所、キャンターピルエットになった途端心拍数が下がったのです。
という事は...
馬は動きが難しくて苦戦していたのではなくただ単純に嫌で怠けていたのでした。
クリニック開催より一足先に特別にこのモニタリングをしてくれたのです。(クリニックを開催する特権!ラッキー!!)
馬が心拍数を測っているのと同時に私自身も心拍数を測りました。
モニタリング方法
測定器を馬場に向かう前に装着
そこからモニタリングが始まります。
常歩右手前2分
休憩1分
常歩左手前2分
休憩1分
というように速歩、駈足も同様に進めます。
休憩の間に心拍数がどれくらい下がるのかを測定。
左右で心拍数の上がり方の違いを測定
歩様の違いで心拍数の上がり方を測定。
私は障害馬術もするので障害をしながらの測定もしました。
ミッキー(愛馬)の結果
馬場に到着すると同時に心拍数が下がった。
リカバリーする時間が短い
障害ではジャンプを目の前にした途端心拍数が上がった
駈足よりも速歩の方がキツイ
休憩はじっとしているだけでも心拍数が下がった
私の結果
厩舎にいる時点で心拍数が馬よりも高い
馬場に到着すると心拍数はさらに上がり障害をする時は”ジャンプ”と聞いただけで心拍数が更に上がった。
リカバリーする時間は馬よりもかかる
会話をすると心拍数が下がった
深呼吸をすると心拍数が下がった
休憩はじっとしている方が心拍数が下がりやすい
この結果からミッキーはかなりのアスリートのようです。
障害飛越えは興奮しやすいという事以外これといって怠けやすい動作とかもなくでした。
私はというともっと持久力(スタミナ)を付けなければいけないのと騎乗中は呼吸をちゃんとするように勧められました。障害を飛び越える時は特に
どうやら私にとって乗馬=緊張&興奮のようです。
いつかリラックスしながら馬に乗れる日が来るのでしょうか
明日から3日間のドレッサージュのクリニックの為に障害を全部どけてハロー掛けしたのですが、
ドレッサージュの馬場のハロー掛けは障害の馬場に比べてすっごく楽
障害馬術の馬場はコースを定期的に変えないといけないしハロー掛けも大変で馬場の管理は手間がかかるけれどやっぱり障害飛越えの方が好きなんですよね~
もちろんドレッサージュのクリニック楽しみです