最後の最後でハプニングが続いて無事に帰れる?と思いましたがちゃんと帰ってこれました。
旅行記がしばらく続きますがお付き合い下さい
それは最終日に行ったイタリアンレストランのトイレでの出来事
そのレストランのトイレはダイニングから少し離れた半地下にあります。
トイレのドアノブは外からでも鍵がかかる変わったタイプ。
ドアノブを掴んだらスムーズに回らなくて怪しいとは思ったのですがやっぱり最悪の事が起こってしまった!
用を終えて流してから外に出ようと思い開錠。
ドアノブを回したのにドアノブが回らない。
何度も回しても回らない。
ヤバイ!閉じ込められた!
人間の心理は本当に面白くて用を足している時は快適な個室だったのに閉じ込められたと思った瞬間トイレは密室という監獄に変身。
密室にいると思った途端に怖くなり息苦しくなってくるわ、汗が出てくるわでプチパニック。
落ち着け、と言い聞かせて知恵を絞りだす。
そうだ!電話をかけよう。
もちろんそういう時に限って電波は圏外。
そうだった、ここ半地下だったんだ
運よくトイレのドアに隙間が床から10cmほど空いている。
その隙間から携帯を持った腕を伸ばして電波が届かないか試してみるが圏外のまま
無理とわかっていてもその隙間から脱出できるかもしれないと思い試みるけれどやっぱり無理。
これがアメリカのトイレだったらすでに脱出している所なのに。
ここはギリシャ。
これが日本のトイレだったら...考えただけでもぞっとする
仕方がないので床に膝をついて10cmの隙間から息を吸いながら誰か来てくれないかなぁと神様に祈るも人が来る気配全く無し。
でもこの10㎝の隙間のおかげで外の音が良く聞こえる。
という事は、叫んだら誰か気づいてくれるかもしれない
すみませ~ん
誰かいますか?
助けて~
トイレに閉じ込められました!!
を大声で繰り返して叫ぶこと数分。
今行くよ~
と天使の返事が返ってきて
待つ事数分。
やっと人が来てくれてこれで出れる!安心したのもつかの間。
外からでも開けられないらしく、助けに来てくれた人も別の人を呼んでいる気配
これはドアを打ち破る系?と思い、一応ドアから離れてトイレの隅に移動。
(そういう時は冷静)
それから待つ事数分後、
カチャっとドアが開く音が聞こえて、ドアを開けてくれた叔母さんが女神に見えた。
そして最終日、帰りの空港でさらなるハプニングが私を待ち受けているのでした。
続く