マッスルメモリー | ソマティックライディング

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大人になって始める乗馬
心と体を繋げて馬術を楽しもう

イントラによって説明の仕方が違って戸惑う事はありませんか?

 

例えばハミ受けについて

拳の位置が大切という人もいれば

腕の角度が大切という人もいるし

 

でも乗る馬やライダーは背が高い人馬もいれば低い人馬もいます。

拳の位置を言われた通りにすると腕の角度が違ってくるし腕の角度を正すと拳の位置も変わってくるし...

分かったようなそうでないような不完全燃焼でレッスンが終わる事ってありませんか?

 

私はジェニー先生のハミ受けレッスンを受けるまでそうでした。

ジェニー先生はオランダ出身ベルギーで活躍されるドレッサージュのコーチ。

クライアントにはオリンピックに出場経験がある方もいるほどジェニー先生は経験と知識が豊富です。

私の姿勢をたったの3回のレッスンで直してくれました。

詳しくはちらのブログで

 

 

その3回のレッスンではハミ受けについてとことん教えこまれました。

ジェニー先生は拳の位置も腕の角度についても一切触れませんでしたがではどうやって教えたのでしょうか?

皆さん気になりませんか?

答えは



 

体感です。

 

体で感じとる事。

 

まず停止の時点でハミ受けを体験します。

=体にハミ受けの感覚を教えます。

それがほぼ完ぺきにできたら次は常歩でハミ受けに挑戦。

それができるようになったら速歩でトライ、そして駈足でトライとなります。

 

体で覚える事を英語でマッスルメモリーと言います。

まさに筋肉が覚える

 

体が覚えていてくれるので先生がいなくなってもできるようになりました。

 

ジェニー先生のレッスンが他のイントラと違った部分はジェニー先生と私の距離が50mほどだった事。

(もっとかな?左から3番目がジェニー先生)


先生と私はイヤホンを通して会話をします。

よって馬は私がジェニー先生に遠隔操作をされている事を知りません。

だけど私の耳には随時先生からのコメントや指示が出されます。

これが後々役に立つんです。

先生が帰国した後、一人で騎乗していました。

すると先生から耳元で指示が出されているかのような錯覚に。

その言葉は1か月以上たった今でも念仏のように騎乗中唱えています。

 

ツーポイントができなくて困っているというブログを前回書きましたがイントラに方法ではなく体の何処に何を感じているかを聞いてそれを念頭に次の日にツーポイントを試してみると

”こういう事か!”と体で感覚を掴む事ができました。



 

イントラさんにどうやってやるの?と聞くのも大切ですが体はどんな感覚なの?体のどの部分に何を感じているの?

と一度聞いてみてはいかがでしょうか?

何かヒントになるかもしれません。