皆さん、ジョージ・モリスというエクエストリアンをご存知ですか?
日本ではあまり有名ではないかも知れませんが、彼はアメリカの障害馬術界ではレジェンドと呼ばれています。
彼はどちらかというと選手というよりは名コーチとしてとても有名です。
数々の名選手を育ててきました。
大声を叫びながらそして率直な彼の言葉は時には厳しいと見られる事もあります。
だけど愛弟子の試合には必ず同行する程選手を育てる事に情熱をかけていました。
そんな彼も御年98歳になります。
彼の厳しさは決して嫌味ではなく馬をそして馬術を愛する気持ちがあるからこその厳しさです。
彼の名言はネットで探すと沢山出てきますが、今回は私が今読んでいる本
”In the middle are the horsemen" by Tik Maynard
から紹介します。
ヤングライダー(ジュニアライダー)向けのクリニックでの出来事。
ジョージはいつものように大声をあげながら指導。
リバープールの練習で同じライダーが同じ過ちを4回した時の事ジョージが言った言葉
”君の間違いが私にはわかるのは私も同じ間違いをしたからだ。私もそういう時があったからだ”
彼の指導はいつも彼自身に正直だというのがこの言葉からわかると思います。
私の経験上プライドの高いコーチ(だからと言って経験豊富とか名コーチとは限らない)ほど自分の失敗や過ちは隠したがるものです。
この日のクリニックは雨の中行われ、ライダー達もジョージもずぶ濡れでした。
そして最後にジョージが言った言葉がこちら
”このスポーツは自分をよく見せるためでもないし、お金の為でもないし、勝敗(リボン)のためでもない。
このスポーツは馬がいてこその成り立つスポーツ。このスポーツをやるなら馬を想う気持ちを持ちなさい。ケアーの仕方、馬の乗り方、そしてこの素晴らしい生き物をどうやって世話をするか。馬術とはそういう事です。”
彼の言葉に同感した方まはた感激した方、
彼の動画はYoutubeで検索すると沢山出てきます。
またアマゾンでも彼の日本語版の本が購入できるようです。
”ジョージ・モリス ハンターシート馬術”
気になった方は是非検索してみて下さい。