本日WEFではunder the light 5スターグランプリが行われましたが今回も手に汗握る試合でした。
先日ポッドキャスト(equestrian voice)で聴いたのですが
馬の品質、能力そしてライダーの技術が年々向上してきているそうです。
よってコースをデザインする側はジャンプオフにクリアーできる人数を10人以下に抑えるようデザインをしなければいけないそうです。
ダイナミックで安全なコース造りには一苦労ですがコースデザイナーの腕の見せ所でもあります。
一昔前は重かった障害バーも今は少し触れただけで落ちてしまうよう繊細になってきたり、
障害バーの色も見えにくい色にしたり、スキニージャンプ(幅がせまい障害)、トリプルジャンプの配置などコースも昔に比べると複雑な作りになってきているそうです。
それを踏まえて...
本日の5スター、グランプリですがジャンプオフに辿り着けたのはなんとたったの6人。
そのうちの一人がナタリー・ディーン選手で彼女の馬は今回の試合で一番小さい馬。
小さい馬は歩幅が狭いという難点があり実況中継の人達は時間内に走り切ったのをとても驚いていました。
名だたるライダー達が同じ障害を落としていました。
(原因は障害のバーの色と馬場の色が似ていて見えにくかったようです)
エルメスの障害がいつもはオクサーなんですが今回はトリプルバーでした!
東京2020に出場した馬達も沢山参加したなんとも贅沢な試合
1位、2位、3位はアイルランド代表の選手達
本日の大会賞金総額は日本円にしておよそ4000万円越え
そうなるとジャンプオフまでに辿り着けなかった選手のサプライズマネーも結構な額になりますね
手綱が切れたり、ブーツが途中で取れたり、蹄鉄が脱げたりとハプニングの多かった試合ですが、どんなアクシデントにも冷静に最後まで走り切るのがやっぱりトップライダーですね。
アメリカトップコーチのピーター・ワイルドさんは乗馬が上手くなりたいなら自分と背格好が似た尊敬できるライダーを観察しないさい。言っています。
アメリカのクロエ・レイド選手はマギー選手と負けず劣らず小柄な選手で期待して観ていたのですが馬が障害を2度拒んでしまって最後まで走り切れませんでした。
次回の試合に期待します。
あなたの尊敬する選手は誰ですか?
その選手はどんなスタイルの乗り方をしますか?