ハンター障害競技は日本では全く馴染みのない馬術競技ですがアメリカではとてもポピュラーです。
なぜ日本では馴染みないかと言いますと、存在しないからです。
ヨーロッパにも存在しません。
ハンター障害競技も障害飛越えと同じように障害を飛び越えるという部分では同じですが
一番の違いは
障害飛越えはスピードが命であるのに対して
ハンター障害競技は見た目が命なんです
馬の見た目、ライダーの見た目。
馬が美しく障害を飛んでいるか
ライダーは美しく馬に乗っているか
を審査されます。
アメリカの乗馬キッズはハンター競技から始める事が多いようです。
そんなハンター競技のプロ選手でもあるArchie Coxさんのオンライン授業を受けました。
アーチー先生は授業の中でハンター競技の素晴らしさを語っていたのですが一番心に残っている教訓があります。
それを皆さんに紹介したいと思います。
”競技を始めてばかりの初心者のあなた、試合で中級者や上級者の方に技術で勝とうとするのはとても難しい事です。
だけど初心者のあなたができる事は沢山あります。
それは身なりを誰よりも美しくする事です。
試合ではあなたのブーツ(長靴)が一番ピカピカに輝いているべきです。
試合では皺ひとつないジャケットを着ましょう。
試合では髪の毛一本も出ていないよう髪の毛をまとめましょう。
これを聞いた時、なるほど~と思ったと同時に恥ずかしくなりました。
なぜならば当たり前の事なのに当たり前の事をしていなかったからです。
それまでの私はというと
試合前に一応ブーツを磨く程度。
試合用のジャケットはリュックの中にずっと入れっぱなし。
(そうですジャケットは冬用と夏用とも1年中リュックの中)
試合中、髪の毛がヘルメットからはみ出ている事も頻繁で写真やビデオを観るまで全く気づかない。
身だしなみが私の騎乗を表しています
試合に挑む時心のどこかで”どうせ勝てないし”
という気持ちが身だしなみ(騎乗)にも反映していたんだと思います。
これを教訓に試合だけでなく練習でも長靴をピカピカに磨いてクラブ内で一番輝いているブーツを履く事にしています。