『女の朝パート319』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

又幻聴が聴こえてきた。
聴こえてきたのは、女の声で、
このスタバの店内の何処からか始まり、
終わりが見えない、
何処かの、遠い知らない所まで拡がっている気がした。
女の声は、獰猛な獣のように狂暴な時もあったが、
今日は真逆で、
じわじわと誰かの事を好きになってゆくような、
又はちょっとずつ経年劣化老化してゆくような、
又は何かを蝕むように、我知らず侵蝕されてゆく、
あの感覚と似ていた。

女の声は、私の耳に、そして脳ミソへとダイレクトに届いてくる。
声の調子はいつもぶつぶつ、もしくわぼそぼそしていて、
だからなのか、私の耳に入ると、
一旦落ちたら抜けだせない蟻地獄のように、
私の脳と肉体の中でいつまでも残り苦しめ続ける。
嫌だ、逃げたいとは一切思わなかったが、
気がついたら私は無視が出来なかったし、
無関心を装うことも、取り繕うことも出来なくなってしまった。
要するに、私は幻聴を認め、
幻聴と共存する他はないと判断する他、
手段が見当たらなかったのだ。
それほど生々しく魅力的な事なのかもしれない。
それに、もしかすると、
初めからそれ事態が決められた事で、
自然の事だったのかもしれないとも想うようになった。
理由は幾つかあった。
一つは私がどうしようもなく珈琲が好きと言う事。
理屈ではないんだ。
そしてもう一つ言うとするのならば、
女自身が発している言葉に嘘や誤魔化し、違和感や不自然さがないと思ったのもあった。
兎に角、幻聴が習慣化してしまった私。
今は差ほど驚かなくなってしまったのも又新しい発見だったが、
翌々考えてみると、形のないそれは、
私の一目惚れや初恋、直感ってやつだったのかもしれない。

私の幻聴は、
何の前触れも脈絡もなく多い時は数度訪れる。
それも私が珈琲を飲む前に撮る写メに集中して。。
珈琲は変わらず苦くて甘く、豊潤な香りを出し、私の心も身体も時間も大いに満たしくれてはいるが、
女の声は、それと同じような時もあれば、
そうでない時もあった。
今は女の朝パート319..
何故か運命を感じる色々、、。







ここはJR東日本山手線沿いにある田端駅の駅ビルアトレ2階にあるスタバである。
時刻は9時10分を過ぎた。
店内に入ると、
7月9日からUber Eats始めます!の文字が飛び込んでくる。
私には多分無縁だろうと想いながらも、
私が3月19日に産まれていなかったらこんな事を想うこともない。
それよりも今年の誕生日、、何をしていたっけ?とか言っちゃって。。


しかし、田端のスタバがUber Eatsね~。

それより、
いつものように珈琲を飲もうと写メを撮った次の瞬間だった。
何処からともなく女の声が聞こえてくる。
いつもの幻聴かと、気にはしなかったが、、
いつもの事なので、いつものように、
聞こえた女の声を記録し、珈琲を飲み始めることにする。