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おはこんばんちは。
鳥取の古着屋Redrumのニッタです。
鳥取の秋冬ファッション事情は
山陰の曇天に擬態したような「黒」、「ベージュ」、「グレー」、「紺」などで溢れかえり
原色を着た人って壊滅的に少ないです。
世間のニーズに沿って曇天色（？）だけを仕入れたら順調な売れ行きなんでしょうけど
そんな喪服みたいな品揃えの古着屋、僕がイヤなので
一定数は派手な色も並べるんですが....
各色取り揃えたはずのメンズのコーデュロイシャツ。
曇天色（？）だけが爆速で売れていき
赤だけが大量に売れ残りましたー！！！
...って事で半額コーナーへ島流しの刑に処しました。
ではでは今日のモデルは青田買いで久しぶりの中学生
あんじゅちゃん（１５６ｃｍ）にお願いしました。
AIGLE
Corduroy Shirt
１，６００円→８００円（５０％OFF)
SOLD
Printed Sweat Parka
１，６００円→１，４４０円（１０％OFF)
SOLD
Thai Pant
１，２００円→１，０８０円（１０％OFF)
この先、糞長い文章が続くので気が向いた人はどーぞ。
流行のサイクルって２０～３０年周期で巡ってきがちなので
「次に何が流行るか...」ってのはファッションの歴史を勉強したら
的中率が上がります。
この数年で「８０年代」→「９０年代」→「００年代（Y2K）」と順を追ってリバイバルしてるんで
この流れだと次は２００５～２０１０年ぐらいが狙い目なのかも。
「次はこの辺りが流行るんじゃない？？」って言うと
「そんな訳ない（笑）。絶対にない（笑）！！流行っても絶っっっ対に着ない！！」
って全否定されるんですけど
今、一番ダサいと思われてるものが
一夜明けたらトレンドになるのが常なので
（数年前まではデニムを並べてても「おじさんが履くもの」って認識らしく全く売れませんでした）
二枚舌の風見鶏じゃないと流行を追う行為はできません。
ま、それはそれとして
これって時系列に沿って正しくリバイバルする訳ではなく
「８０年代後半が流行ったと思ったら、８０年代初期に戻ったぞ....って思ってたら９０年代中期...と思ったら今度は順当に９０年代後期に流れた...と思ったら９０年代初期に戻ったぞ...と思ってたら一足飛びに００年代になった。...って思ったら９０年代に戻ったぞ」
みたいな微妙に時間軸が狂った流行りかたをしてるようです。
あと
「当時はあんな流行ったのに そこはスルーするのね...」
ってものも存在します。
９０年代中期～後期にかけて
「Barbour」っていうイギリスのブランドのアウターが流行しました。
で、順当な流れで数年前から「Barbour」を着てる人を見かけるようになりました。
９０年代に「Barbour」が流行った時って
「ヨーロッパなテイスト全般が流行った」ので
時同じくして「A.P.C」や「agnes b.」も人気でした。
って事で、数年前からこの辺りのブランドも再熱してるようです。
で、それと同時に今日の着画で紹介した
「AIGLE」（１８５３年創業 フランスの老舗アウトドアブランド）や...
「Gloverall」っていうダッフルコートや...
「Herve Chapelier」ってフランスのバッグも人気だったはずなんですけど
「そこはスルーなのね...」
もしくは
「順番が”てれこ”になってるだけで再熱するかも」
なのかも。
でも この辺りの「リバイバルのザルの目」に引っかからなかったアイテム群も
今、一番ダサいと思われてるものも
一夜明けたらトレンドになる可能性を秘めてるので
声高らかに自信満々で
「そんな訳ない（笑）。絶対にない（笑）！！流行っても絶っっっ対に着ない！！」
って言うてる人たちも舌の根も乾かぬうちに
「めっちゃ欲しい！！」になります。
しかも逆に「アンテナが敏感でタイミングが早すぎる」と
めっちゃダサい烙印を押されるんで
特に田舎町だとトップ独走の人よりも
２番手、３番手集団の方がお洒落と思われがち。
ホント、流行を追う行為ってサジ加減が難しいですね。
ちなみに最近「よくある一般的なカモフラ（ウッドランド・カモフラージュ）」は人気薄なのに
「リアルカモフラージュ」ってのを若人たち（男子高校生など）が血眼で探してる様子。
数年前のブログを見返すと...
若人たち（高校生）からは かなり否定的な意見をいただいてるようですな。
ホント、流行を追う行為ってサジ加減が難しいですね....
ではでは。