父が旅立ってから、葬儀までの間が1週間あった。
母も存分に父と話すことができたと思う。
お通夜の前日、もう一度、実家にいる父に会いに行きたいと思った。
夫も行ってくれるというので、再び、実家に行った。
弟と待ち合わせて、弟が好きなラーメンを食べてから、実家へ。
父と再び対面。
最初に行った時は、白い布団に寝ていたが、棺桶に入り、さらに冷蔵庫のような役目をしてくるものに入っていた。
葬儀の日程表を見せてもらったりした。
数珠の話なり、私たち夫婦は数珠を持っていないという事になり、帰り道に大きな仏具屋さんがあったので、そこに寄った。
駐車場に車を停めると、右前輪がパンクしていたことに夫が気づいた。
いつ、どのタイミングでパンクしたのかわからなかった。
ハンドルとられることもなく、全く気付かなかったという夫。
JAFに入会して15年。初めてJAFを呼ぶと夫が言った。
JAFさんは20分ほどで来てくれて、パンクの修理もしてくれたけれど、パンクしたまま走ったので、タイヤの横が傷ついているので、なるべく早く交換した方がいいとの事で、近くのタイヤ屋さんをJAFさんに教えてもらい、タイヤ交換をした。
仏具屋さんに寄らなければ、そのまま高速に乗っていただろう。
タイヤがバーストして大変なことになっていたかもしれない。
仏具屋さんに寄ったことも、近場にタイヤ屋さんがあったことも、父に守られたんだろうなと思った。
帰宅してから、バッグを出すと、合皮のバッグは使えない状態になっていた
事前にチェックはしたのだ。しかし、細かくはみなかったので、気づかなかった。
仕方ないので、翌日の午前中に、バッグを買いに行くことになった。
準備し、お通夜に行って、歩き出したら、今度は、パンプスの底がはがれた…。
使わない古い靴は、ゴムの部分がボロボロになったりするのは知っていたので、こちらも事前チェックはしたのだ。
見た目も大丈夫だったし、かかともガンガンしてみたけど、大丈夫だった。
しかし、通夜会場で歩き出したら、ボロボロと、そこが剥がれた・・・
お通夜まで時間があったので、どこか売ってると事はないか?と、義妹に聞いた。
来たところへ向かおうと、斎場を出ると、「靴」という大きな看板が!
そこで、靴を購入。
通常スニーカーは23㎝で、パンプスは22.5㎝。
22.5㎝が見当たらなかったので、23センチを買ったら、やっぱりパカパカ。
非常に歩きづらい。
通夜の帰りに、再び靴屋さんに寄って、中敷きを買って無事に履けるようになった。
私一人がバタバタだった。
事前準備が甘かった。
そう思うと、葬儀までに時間があって良かったと思った。