2月の某日
家族のメガネを作りに行った。
視力検査などしている間、
手持ちぶさたな私は
店内をぐるりと見て回ったり
自分が作るならこのフレームだな、なんて
空想ショッピングしてた。
良かったらこちらの椅子を、と
すすめられたので、
遠慮なく着席させてもらう。
テーブルの下に
見覚えのある板が！
懐かしの足踏みミシンの脚部分だった。
家庭科の授業で
ミシンを使ったのだけど、
私は高校まで
ずっと足踏みミシン愛用者だった。
高校の家庭科室には
電動ミシンのほうが台数は多かったけど、
人数分なくて並んでミシンかけてたな。
でも、少ない方の足踏みミシンは
使える人が少なくて、
専用のように使ったんだ。
家族のメガネの注文が整うまで、
懐かしくてテーブルの下ばかりみてたよ。
ミシンのロゴを検索したら、
フランスのファッションブランドがでてきたけど、
そちらのブランドさんが
製品を作るために
お使いのミシンだったのかしらん。
よく見ると、
店内の
もう一組のテーブルセットもミシンの脚！
足元の板に足を乗せて動かしてみたら
うーん！そうそう！これこれ！
足踏みミシンを操作したときの感触。
おしゃれなメガネ店で
ちょっとイタズラ小僧の心境だったわ。
母のミシンは職業用の足踏みミシンだった。
どんな厚地もスイスイ縫えた。
もう、モーター付けたポータブル型に改造されちゃったから、
どこにも足踏みミシンを体感できるところがなくてさ。
主目的の家族のメガネも
思い通りの品を購入することができたし、
なかなか素敵なお出かけになったわ～。