シャンソン縛りからの… | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

気まぐれに、プリエ後の最初のバットマンタンジュで、ラ・ヴィ・アン・ローズを500年ぶりに(←うそうそ、ホントは20年ぶりくらい。って、それでも充分久しぶりでしょ)弾いてみたことから始まった。

 

ま、なんせ20年ぶりくらいなんで思い出しながらのボロボロだったんだけど、止せばいいのにそこで突然

「…今日、どこまでシャンソンだけで行けるかな???」

なーんて思っちゃったのだ。

 

最初に言い訳をしておくと、あたしはシャンソンは特定の2〜3曲以外は、普段のレパートリーに入れてない。

また、普段バレエのクラス以外で弾くこともなく、日頃から愛聴しているわけでもない。

つまり、全く準備なしに、昔の聞き覚えだけでどこまでシャンソンのみでクラスができるか????という、無謀なことに挑戦し始めてしまったのだ。

 

 

 

以下、ズンドコな苦闘の記録。

選曲がいかにも素人っぽいことについては、レパートリーにしてる人やシャンソン好きの人にはダサいかもだし歯がゆいだろうけど、専門外ってことでごめんね。

 

 

 

BT(スロー) ラ・ヴィ・アン・ローズ

BT   セ・シ・ボン

BJ(3拍子) パリの空の下

BJ(クイック) ミロール

アテール 愛のファンタジー

 

↑はい、ここで実は早くも挫折。シャンソンじゃなくて映画音楽だろーーー!なんて声が聞こえてきそうですがごめんなさい。フランス映画ってことで許して。だって、先の方にとっときたい曲いっぱいあるんだもん。

 

 

フォンデュ  枯葉

フラッペ  パリ野郎

 

 

↑なんかこのへんでさー、近くでやってるY先生の視線が痛いのよ(あ、プロクラスなんでダンサーも全員先生ね)。超久しぶりどころか初めて弾いた曲もあり、カウント数その場で数えて編曲しながら、という危険っぷり。

いつもと選曲や雰囲気違うなー程度ならまだいいけど、明らかにクオリティは落ちてるし変!!とか思われてるだろうな、とビクビク。

 

 

アダージョ  愛の讃歌

アンレール  フルフル

GB   ラ・マルセイエーズ

 

↑ここで2度目の挫折。悪びれもなく国歌弾きました。

 

 

ストレッチ  聞かせてよ愛の言葉 

 

 

と、ここであまりに危険すぎるので、潔くシャンソン縛りは終了。

すでに映画音楽とか入れちゃったし、センターからは範囲を広げて「フランスの作曲家の曲もOK」にすることにした。

 

俄然、楽ーーーーーーー!!

だってサティ良し、サン・サーンス良し、ビゼー良し、オッフェンバック良し、ラヴェル良しなんだもん。

途端に元気になるあたし。

あ、でも、ドリーブとアダンはNGにした。でないとコッペリア、ジゼル、泉、全部オッケーになっちゃうからね。あくまでもバレエ曲以外ってことで。んで、なるべくシャンソン(←やっぱ潔くないーーー)。

 

 

 

アダージョ  花の歌(ビゼー)

アダージョ替え シェルブールの雨傘

BT   オーシャンゼリゼ

 

…定番すぎてちょっと恥ずかしい…

 

BT替え 恋はみずいろ 

斜めピルエット ジュテヴー

 

ソッテ  小さな黒人(ドビュッシー)

アレグロ ピカデリー(サティ)

アレグロ 化石(サン・サーンス)

ワルツ  ラ・ヴァルス(ラヴェル)

グランワルツ パダン・パダン

コーダ 天国と地獄(オッフェンバック)

 

 

というわけでようやく終了。

 

終わってから

「今日実は、フランス縛りだったんです〜」

と言い訳くさく白状したところ、ダンサーさん達からクレーム来ると思いきや

 

「雰囲気違って楽しかった」

「聞いたことある曲あってよかった」

 

と、予想外の好評。

で、怖い顔してやってた例のY先生に恐る恐る感想聞いたところ、

「えー…よかったよお、今日の好きー、また弾いてーー」

とこれまた予想外の反応。

どうやら彼女の稽古中の不機嫌はあたしの演奏の他に原因があったらしく…

…って、紛らわしいからあからさまに態度に出すのやめてくださいよー怖いし。

 

 

 

 

というわけで

またやろうと思います。

今度はいきなりじゃなくって、ちゃんと準備しよ。

 

 

 

 

 

画像は

 

あたしはとことん仏蘭西だのパリだのに縁がなく

スマホもPCもひっくり返してそれっぽい画像探したんだけど全然無くって

 

こないだ行った湯島天神の梅。

純和風でごめん。