前記事の続き。
ウサギ舎が入門時のピアノの熟達度に拘らない、いやむしろハードルを下げている理由、の二つ目ね。
いろんな人にバレエ伴奏をやってみてほしいのだ。
プロフェッショナルの養成もやっているけれど、例えば、ちょっと興味を持った人たちに。
「へえー、こんな分野あったんだ」とか
「娘がバレエをやっていて、バレエピアニストという仕事があるのを知った」とか
「大人になってバレエを始めて、そこで流れてる音楽に興味を持った」とか
「バレエ講師をしてるけど、パートナーであるピアニストの仕事をもっと知りたい」とか。
すぐさまプロになるわけではない(いや、基本的にプロを目指すわけではない)人々にも実際に体験して欲しい。
理由は…、面白い、からかなあ。
ちなみにウサギ舎では、1回実習に出て完結する、短いプログラムも行なっている。
ピアノは、両手で弾ければオッケー、ってとこまでハードルを下げている(でも、一生懸命練習したりお勉強したりするのよ!)
目的は、その人個人の興味の満足。
そして、バレエピアニストという仕事の、周知。
色んな人に知られ、体験され、話題にのぼり、正しく理解され…、ピラミッドの裾野が広がれば、理屈としてはテッペンは高くなる予定である。
入門時のハードルを下げ、実体験を伴った周知に努めて、末は全体の、テッペンのプロフェッショナルのレベルアップにも貢献できればなって、思ってる。
まあ、そんな大きな話じゃなくっても、「やってみたい人が学べる」、そんな場所にしたい。
あと
見果てぬ夢としては、主に即興演奏やアレンジなんかを、例えば幼稚園の先生とか身近でピアノ弾く人が、あたしくらい弾けたらいいよなって思ってる。
特別な技術じゃなくて、ピアノ弾く人がみんなそこそこできる技術として、
すぐさま伴奏できること。
歌の続きをその場で作れること。
ダンスの先生だったり、演出家だったり、作業療法士だったり、介護士だったり、臨床心理士だったりする人の思い描く音楽をその場で即興で弾けること。
なんてのが、普通の人にできるといいなあって。
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見果てぬ夢と言いつつ、結構本気で目指してる。
以上、2回に分けて
「バレエピアニストの勉強はバイエル半ばから始められる」
ことについて書いてみた。
「敷居は低く、志は高く」←一応、座右の銘ね。
画像は、冬のお楽しみ。
庶民的な立ち食いと(紅生姜がB級感を強調してますな)
手打ちの、鳥南蛮(地鶏よ)。三つ葉と柚子の香りが素敵。
どっちも大好き。