ほぼ宗教戦争である | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

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ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

表現のエクササイズをやっていて。

「まだ初心者ですから私は表現なんてそんな…」

と尻込みされて呆然とすることがある。

 

 

コイツは何のために音楽をやっているのだ。

ショパンでもベートーベンでも、強弱やフレージングを全然付けずにのっぺらぼうみたいに弾けるようになってから「じゃあ、呼吸やアーティキュレーションを、バイエルから」とでもやるつもりなのか。

 

 

バレエでも同じことが起きることがある。

アクチョールの講習会をすすめたところ

「初心者が表現なんておこがましいです」ときた。

じゃあ、能面みたいなオーロラ姫を手足バタバタ動かして踊れる?ようになってから目線や表情をやるのか。それが正しいと思っているのか。

 

…正しいと思ってるんだよねえ。だから頑にそう云うんだよね。

 

あたしはこっちが心から正しいと思い、その人はそっちが心から正しいと思っている。

ほぼ宗教戦争である。

たまにそういう人が居て、ああコイツとは生涯分かり合えんなあと思う。残念だけど。

 

 

 

画像は

そんな剣吞な話ではなく、おんなじ場所でお互い写真撮り合ったあたしと親友T。

撮り方、撮られ方。違うよね。

いや、だから色んな解釈あっていいとは思ってるんだよ〜