で、さかなそばから地下鉄に乗って行ってきた、ジャコメッティ展。
画像は、「写真撮影OK」の作品の部屋にて。
勿論、作品の保護に関わるとかならダメだけど
撮影させることのメリットはおおきく2つ
・見る人が、撮影することにより、より細かく丁寧に、色んな角度から作品を鑑賞することになる。鑑賞が深くなる。
・SNSとかに投稿するから、拡散しての宣伝効果が大きい
まるで地から生えてるみたいだった。小さいのに凛としてた。
人物の彫刻はデフォルメが面白い。
縄文のヴィーナスも、ハラッパー遺跡の最も古いダンサーの像も。
そして、勿論このジャコメッティも。先史から20世紀に至るまで、デフォルメを繰り返してきた人間の性を感じる。
とてもとても面白かったが、最後に、このポスターをデザインした人にハラショーと云いたい。
赤い文字にしたセンス。そのフォントのかっこよさ。上と下に極端に離して貼付けたこと。
幾十、幾百の中の候補の中からこれを選んだことが素晴らしい。
そうそう、学芸員さんたちの気合いもとても感じたね。
「ベネツィアの女」の9体を、あんな風に並べるなんて。あんな風に照明当てるなんて。
どんな風に見せたいかという気合いが、ジャコメッティの作品に負けてない。
学芸員という仕事に憧れる所以だ。
他の美術館で、他の並べ方も見てみたい。きっと全く違う空気が包み、違う歌が聞こえてくるだろう。
おもしろかった。
下、これが戦利品。
赤だよ!赤!のクリアファイルと、「この横長の作品を生かすためにあるようだ」と思った犬のチケットフォルダー。
犬。
骨の感じも毛の感じも息遣いの感じも好き。実際の作品はけっこうなおっきさの量感があるとこも好き。