さかなそばからのジャコメッティ・その2 | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

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ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 




で、さかなそばから地下鉄に乗って行ってきた、ジャコメッティ展。

 

画像は、「写真撮影OK」の作品の部屋にて。




作品の撮影ってさ、あたしどんどん許可したら良いのにと思う。

勿論、作品の保護に関わるとかならダメだけど

撮影させることのメリットはおおきく2つ

・見る人が、撮影することにより、より細かく丁寧に、色んな角度から作品を鑑賞することになる。鑑賞が深くなる。

・SNSとかに投稿するから、拡散しての宣伝効果が大きい

 

 



上の大きな作品もいいけど、小さな群像が良かった。

まるで地から生えてるみたいだった。小さいのに凛としてた。


人物の彫刻はデフォルメが面白い。

縄文のヴィーナスも、ハラッパー遺跡の最も古いダンサーの像も。

そして、勿論このジャコメッティも。先史から20世紀に至るまで、デフォルメを繰り返してきた人間の性を感じる。

 

 

 

とてもとても面白かったが、最後に、このポスターをデザインした人にハラショーと云いたい。

 

 

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赤い文字にしたセンス。そのフォントのかっこよさ。上と下に極端に離して貼付けたこと。

幾十、幾百の中の候補の中からこれを選んだことが素晴らしい。

 

そうそう、学芸員さんたちの気合いもとても感じたね。

「ベネツィアの女」の9体を、あんな風に並べるなんて。あんな風に照明当てるなんて。

どんな風に見せたいかという気合いが、ジャコメッティの作品に負けてない。

学芸員という仕事に憧れる所以だ。

 

他の美術館で、他の並べ方も見てみたい。きっと全く違う空気が包み、違う歌が聞こえてくるだろう。


 

おもしろかった。

 

 

 

下、これが戦利品。

赤だよ!赤!のクリアファイルと、「この横長の作品を生かすためにあるようだ」と思った犬のチケットフォルダー。

犬。

骨の感じも毛の感じも息遣いの感じも好き。実際の作品はけっこうなおっきさの量感があるとこも好き。