数え方いろいろ&初級クラスの音の取り方(実習報告) | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

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ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

ちょい過去ですが実習報告です。

初めて行くスタジオだったので、新鮮でしたねーー
メンバーは前回に引き続き、AとC。


結論からいうと
「2人とも、前回と比べてすっっっごく良かった!!!」
でした
やっぱり回数ってか、場数って大事ね。
結果が出つつあるので、実習クラスを続けて大正解♪と、あたしも嬉しいです。


そうそう
Cいわく「先生が『1、2、3、4、5、6、7、8、』と数えないで『1、2、3、4、1、2、3、4、』と数えたのでびっくりした」とのこと。
大したことないじゃん~、4だって8だってアンシェヌマンに影響あるわけじゃあるまいし、どっちだっていいじゃん~、なんて思うのは、あたしが慣れてるから。
勉強中の人にとっては、そんな小さなひとつひとつのことが新鮮で、大切な経験なんだなと思うと、やって良かったと思います。

外人の先生とか「1、2、1、2、1、2、…」ばっかりの人もいるし、そおそお、実習先の一つである府中の先生は数えないよ!!
「プリーエ、ターンジュ、デベロッペ、ピケ、5番~♪」みたいにバレエ用語に節とリズムつけて説明します(文章だと伝わり辛いね、ゴメンネ)。けっこうこのタイプの先生多いんで、こっちにも慣れとかないとね。




さて
今回は
初級クラス、しかも生ピアノでレッスンは初めてという生徒さんのクラスでした
音の取り方が、すごく遅いの、弾いてて判ったかな?
これは生徒さんたちが慣れてないから、もあるし、技量(ゴメンネ)やタイプもあるんだけど

慣れてない人や初心者の伴奏の場合は、見ながら弾いたらだめ。
絶対、遅れるから。
「コレはここで踏んで」
「これはここで呼吸とポードブラ入って」
って、こっちが先取りして音でサゼッションしないと、どんどんどんどーーーん間延びする。


「だって、ダンサーが音取ってくんないんだもん」
ではなく、取れるような音を弾かないといけない。
勿論「弾いていてダンサーが音を取れてないことがわからない」「そもそもどのような音取りが正しいのかピアニスト自身が判らない」は論外。


そうしてみると、例えば初心者や幼児クラスの伴奏は、バレエ判ってないと難しいなってホント思います。



よく、新人ピアニストに、幼児や初心者のクラスから担当させるケースがあるけど、あたし大反対。動ける初級クラスあたりなら、多少ピアノがアレでもレッスンになるので、バレエ経験のないピアニストさんだったらそこから担当してもらって、バレエに慣れてもらうのが一番、って思うけどな。
不慣れ同士で、悲惨な音取りのまま、バレエってこういうものだと思われたら…先生、生徒、ピアニスト、誰にとっても不幸だぞ。



というわけで
話それちゃったけど、この「音取りに慣れてないクラス」で弾くってのも、すごい良い勉強になるので、素晴らしい経験をさせていただきました(ダンサーの方、ゴメンネ~~)。

繰り返しますよーーー

「遅れるダンサーを見ながら合わせて弾いたらダメです。ピアニストの方でテンポや呼吸を先取りしてください」

です!!




画像は関係ないけど「ランタナ」
うちの隣の家のです
かわいくて大好きなんだけど
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ちょっと調べたらこの花「世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている」んだってさ
カワイイ顔してコイツ穏やかじゃないぞーーー