体感!!呼吸の作り方 | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

今日のウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所のレッスンより。


レッスンの前後したAとKで偶然に成立しちゃった合同レッスンでしたが、内容濃かったんじゃないんでしょうか!

合同ではね
受講生どうしがお互いに「アンシェヌマンを出し合う」ってのやるんです。


A、自分が「順番を出す」ということで、自分の出した振りが「踊れなくはない伴奏」から「これぞフォンデュ!これ以外にない!」にどうやって変貌して行くか、体感できたかと思います。
Kの弾いたものは、たしかに長さ、数、拍子は合っていて「出来なくない」伴奏でしたが
その後アーティキュレーション(呼吸)を原曲から全く変えてしまうことによって、「無理矢理編曲した」から「まるでこの振りのために作られた」曲に変わって行きましたね

「♪そ~どれ、み~れど、れ~ら~ど~♪」
ではなく
「♪そ~、どれみ~、れどれ~、ら~ど~♪」
だよ!!

原曲の、とか音のクレッシェンドポイントではなく、振りのクレッシェンドポイントに向けて呼吸やアクセントをつくる。
Aが個人レッスンでやった早いロンデジャンブやジュッテロンド、グランロンドのリットの作り方なんかと全く同じ。
それを「その場で作る」ことがバレエ伴奏の醍醐味だったりするので、
今日解ったことを次にどう生かしてくれるか楽しみです。




K、針のムシロ(笑)お疲れさま。
他人から順番だされるって、緊張感もあるしいい勉強でしょ??
その場でのベストを尽くすことや、テヌートやアクセントを工夫すること、ちょっとずつだけど出来て来てます。回数重ねましょう。それも人前でね(笑)

今日忘れないで欲しいこと。
ふにゃ~とした半端な音では終われないということ。
あたしとAが、振りが終わっても終われずにいつまでもルルヴェで立ってなくちゃなんなかったことを忘れないで欲しい。
ちゃんと自分の責任、呼吸ではっきりと「終わる」音を作る。
よろしくね。



過去、3時間ぶっつづけでレッスン受けた「剛の者」もいましたが
きょうのAは内容的にそれに匹敵したんじゃないでしょうか。お疲れさん。
でも
合同部分は3人で笑いの絶えない楽しいレッスンだったと思います

またやりましょう!





8月開催
「バレエピアニストのためのワークショップ」
興味ある人、のぞいてみて!!
この記事の「アクセント」「クレッシェンドポイント」「呼吸」のヒミツが知りたい人も是非。