実習報告です | ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎のブログ~バレエピアニストの日々~

ウサギ舎です。バレエピアニストなんて仕事してます。作曲家です。たまに舞台で踊ってます。ウサギ舎バレエ伴奏ピアノ研究所主宰。まあ、見てやってくんなまし。 

そんなわけでスタート直後より好評であります、実習クラス。

先週はまさしくはじめてのスタジオ、はじめての先生でYさんがバー全部を担当しました。

終わってからの先生のYさん評は
「良かったですよ、私好きです~~」とのこと。

誉められてよかったねーーー
めでたし!!



でわ
あたしからのダメ出し。


早くなっちゃうのは経験不足だよね。
あたしもすっごく覚えがあります。
早さを押さえるコツはね
「最初っからこのテンポなんだ」って思い込む事。
それから、「だんだんテンポを下げる」のではなく「ここだ」って確信もって、ガガって下げること。
ちょっと経験いるよね。


アダージョ、シンプルなものほど聴かれてます。
美しい音で弾いてください。いつ何時でもピアニストで居続けてくださいね。
ダンサーや教師の助けになる音をだすのがあたしたちの仕事。
そのへんの中学生と同じような音出してたら、助けどころか「害悪」ですからね。
もしシンプルな音で勝負するのが怖かったら、音数増やしてもいいから、その場で説得力充分のアレンジができないといけないよ。


さて。
最後に先生がYさんに向かって云った事。
「Yさんは良かったけど、やっぱり野村先生とは違う」
(あ、あたしも後半弾いたの。ダイレクトに比べられる感じになっちゃってごめんね)

↑これ、Yさん、すごく口惜しかったと思う。
じゃあ、あたしと何がそんなに違うのかな?


単純にキャリアの差と云ってしまえばそれまでなんだけど
まずあたしは
「一生懸命弾いてない」
ことかな。
自分の演奏に一生懸命になる時点で、違うからねー(ダンサーや振りに注意行ってないでしょ・笑)


だいたい「弾くの2割。見る、聞く、感じる、観察する、分析する、工夫するが8割」です。
全然一生懸命弾いてないです。
で、そのほうが我々もラクです。


あと「大きな音は出さない」
これもあるねーー。
説得力イコール大音量じゃないですからねーーー
むしろ小さな音をいっぱい使って、一瞬の大きな音との「めりはり」出した方が印象強いんだよ。


いずれにせよ、実習をどんどん繰り返して積み重ねていきましょう。

そおそお、実習の楽しさは「みんなで行ってわいわい弾く」かなあ。
なかなかバレエピアニスト同士や勉強してる人同士って、交流ないもんねえ。


次回実習、11日(日)と15日(木)です。
幸いなことに実習先の先生、受講生ともにメチャクチャあたしたちに対して親切で…
有り難すぎてナミダ出てきます。
この機会、生かさないとね!!

また報告しますねーーー。