アラフォーのレズ疑惑 | 猫と趣味と退屈と。

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アラフォー独身貴族の日常日記。
猫大好きな怠け者。つぶれかけの弊社で悪玉菌上司と格闘中。

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なかなか面白い友だちがいるので書いてみる。


数年前、お互いの東京出張が重なったため、夜まではそれぞれ用事があるものの、せっかくだから翌日は一緒に東京をぶらつくかと言う話になり、新幹線とホテルを一緒に手配した。

新幹線はわたし、ホテルは友人が予約してくれたのだが、いままで何度か彼女と泊まりで出かけたりしているが、新幹線もホテルもわたしが予約を担当していたので、一抹の不安があった。
なぜなら、彼女は少しインターネットに不慣れな感があったからである。
しかし、出来たばかりで割といい感じのビジネスホテルのツインがとれたからと聞いて安心していた。

さて当日、朝の新幹線に乗り、東京についたらまずはすぐにホテルまで荷物を預けにいった。
たしかにホテルは出来たばかりで綺麗だったし、駅からも近く便利であった。荷物を預けたい旨をつげ、チェックインは先に帰った方(わたしか彼女)がするということで、それぞれその場で解散となった。

わたしは所要と飲み会を済ませ、夜の9時過ぎにホテルに到着。
その時点で友人はまだ帰っていなかったため、わたしがチェックインの手続きをすることになったのだが、同じフロントで手続きを行っていた老夫婦の支払い金額とわたしたちの支払い金額が多少違っているのが気になった。わたしたちの方が安かったので、早割りとかそう言うのがあるのかな?と思った程度であったが、フロントの女性の一言に再び不安がよぎった。

「あの・・・女性のお客様・・・おふたりでお泊りですよね?」

それ確認せないかんこと?台帳に書いたし予約もそうなっているはず。わたしは普通にそうですよと答え、部屋の鍵をもらったのだった。

部屋についてみると、わたしの不安はいよいよ的中、ホンモノへと変わった。なんと予約されていた部屋はツインではなくセミダブルだったのである。


おいこら!女ふたりでセミダブルは寝れないことはないけど、フロントのお姉さん確実にレズやと思っとるぞ!!!!


わたしは急いで予約を取ったまだ帰らぬ友人に電話をかけ、事情を説明した。
彼女も驚いていたが、とにかくセミダブルでは眠れぬということで、フロントに電話し、ツインを予約したつもりがダブルだったようなので、もう一部屋なんとかしてもらえないかとお願いしたところ、たまたまシングルに空きがあったため、事なきを得たのである。


ホテルに帰ってきた友人は、それはそれはションボリしており、ごめんね~と言いつつ何を言ったかと言うと、


「この歳(アラフォー)になってレズに間違われるなんて・・・」


いやいやいやいや、フロントのお姉さん、最初はちょっと怪しんだかもしれないけど、ちゃんと手違いって解ってるから!間違われてませんから!!!!
頼むからそんなことでしょんぼりせんでくれ!この部屋入った瞬間のわたしの驚きの方がすごかったわ!と笑ってしまった。


そんなことがあったこともすっかり忘れていた去年の9月。
また同じようなことがあった。

去年の9月、わたしと友人はシルバーウィーク前後を利用してハワイに行こうと計画していた。しかしその頃、ハワイは嵐(ジャニーズ)の10周年コンサートのため航空券が取れないとのことで、急遽行き先を香港に変更した。
ハワイと香港ではまったく違うのだが、まあつまり暇つぶしがしたかったのである。

さてその香港旅行。
日数も2泊3日と短く済むので、ホテルはちょっとランクをあげて行こうということになり、知り合いの旅行会社を通してすべて予約完了。
当日香港の空港につくと、ホテルのひとがベンツでお迎えに来ていた。

なんと言うセレブ感!

それだけで大興奮だったわたしと友人だったが、ホテルについてからさらに驚愕した。
わたしたちのホテルはそのプランの中では上だったが、ただのツインの予定であった。ちなみにホテルはカオルーンシャングリラである。




ところが何が原因かはよくわからないのだが、フロントが言うには今日はホテルが混雑していて飛び込みのお客さんも多いため、事前に予約を頂いているお客様からランクアップしたお部屋にお通ししておりますとのこと。


なんと我々女ふたりはただのツインからスイートルームへランクアップされたのだった!


わたしは素直に喜んだが、そう言えばと東京でのことを思い出した。
スイートルームといえば、ベッドはダブルに決まっている。わたしはおそらくキングサイズかクイーンサイズはあるだろうからセミダブルとはわけが違うので全然平気だと思っていた。
しかしここでも友だちの変なこだわりが登場。

ホテルの方が、日本人はベッドを共有されることを嫌がられる方も多いと聞くので簡易ベッドをお部屋に入れましょうかと気をきかせて言ってきた。
わたしは、「どうせキングサイズだから大丈夫です」と言ったのに、彼女は、


「わたしたちただの友だちなのでベッドは別にしてください!」


と言い切ったのである。
友よ、そんなにレズに間違われるのが嫌なのか・・・そこでもわたしは盛大に笑っていたが、とりあえず彼女が譲らないので簡易ベッドを入れてもらうことにした。

そして通されたお部屋がこちら。








リビングとベッドルームはもちろん別、レストルームですらこの広さである。(トイレはもう一つあるし、キッチンもついていた)
キングサイズ(と思われる)のベッドの横に虚しくおかれた簡易ベッド、いったい誰が使うというのか。

わたしは簡易ベッドいやだからね~と初めから言っていたのだが、もちろん彼女も簡易ベッドなど使うはずはなかった。隣で寝返りをうたれてもまったく気づかないくらい広いベッドだし、スプリングは素晴らしいし、何より枕が快適だった。


友人にレズビアンに対する偏見があるわけではないのであろうが、なぜかそこらへんを非常に気にするところが面白い。年齢的にアラフォー独身だからだろうか。
わたしもアラフォーだがあまりそう言うことを気にしたことがない。

その友人とは、前にもブログに書いたがクリスマスイブにふたりでディナーに出かける予定なのだった。