今日は母の誕生日だった。


去年は母の還暦だということで弟と二人でお花を贈った。とっても素敵なお花で私も満足だし

今も、その時のメッセージは母が大事に保管しているのを知っている。


その1年後にこんなことが家族にふりかかるとは全く思わなかったな。


今日は予想以上に仕事が遅くなって病院での時間が短くなった。

いつものようにベッドに座って一緒に並んでテレビを見る。


今日の健康診断の話を熱く語って父も負けじと熱く世の中を語る。


これが父だと思った。


毎日の会話の日課にもなっている、

今日の体重は?

その問にとうとう服を着て69kgになったという。

最近胃もたれでごはんもあまり食べてないと聞くからつらい。やせないでほしい。

病気らしくならないでほしい。


母の兄から電話が入り、病気のことを知られていた。

母が叔母さんに言わないでいいからと言っていたけど何かのついでにいったのか?

まだ詳細は言ってないけど…叔父も病院関係者だしいろいろわかる。

お正月は賑やかになりそうだ。


わたしがいないときに

宝くじを買いなさい、と言っていたらしい。

今年はどうも当たり年だと。

自分の病気を当たりだなんて・・・・変なことを本当に言う人だっ。


でも、真剣な父。


母に1億当たったら9000万をお母さんで1000万を自分だと言ったらしい。

でもそのあと言い直して


3000万をお母さん、3000万を○○ちゃん(←わたしのこと)3000万を○○○(←弟)そして1000万は自分。


と、言ったらしい。


1000万でいいの?と聞いたら

どうせ使い道がないから旅行に行くだけでいい・・・といったらしく母は「わたしもないわよ」と言ったら

父は


「そしたら当たったら子供たちにあげよう」と言ったらしい。


「ほしいものがたくさんあるだろうから買ってほしい」


わたしは母からこの話を聞いて父の子供に対しての想いが伝わって切なくなり涙した。

母は涙が出そうなのを我慢したと言っていた。


そういえば

父が家族と離れ自分の力でここまで家族を守ってきたんだった。

父がひとりで家族の生活を守ってきたんだった。

きっと、お金のことで苦労してほしくないという思いだったんだろうな。

それを思うとまた泣けてくる。


どうにか病気が消えないのだろうか?

消えることはないとしても

現状維持ですごしてくれることはないのか?

今日も考える。



今日は次長に報告。

一応これから仕事よりも家族を優先したいから職場の協力も必要ですし。


打ち合わせの準備をしていたら会議室に入るのが遅れて

ちょうど入ったときにわたしのお話。

タイミングが違ったかな?


まだ1週間経ってないけど

いろいろ考えてみる。でも父の様子からはまったくそんな気配がないから何も思い浮かばず。


今日は点滴の効果を見るための採血。


やっぱり10倍近かった基準より高い結果だから1週間で

基準に戻ることはなくまた明日から点滴の日々。


この点滴はいったい・・・食欲が落ちるのかな?どうなのかな?


わたしは聞いてないけど

先生が病室に来て

今週いっぱい点滴をして年明けから抗がん剤を再開しましょうと言ったらしい。


それでいいのか?家族としてはすぐにでもとにかく抗がん剤を望むのに。

一時でも長くそばにいてほしいのにさっ。


また時間を作ってもらって話を聞こう。母にはわたしが便りだろうから。

弟が近くにいたら弟にも頼むけど・・・


今日は携帯に


「てんぷら」が食べたいと言ってます、と母よりメッセージ。


了解!で、てんぷらってどうやって?って返事してみたけど。


てんぷらってあの白い衣のてんぷらじゃなくて

かまぼこやさんにあるようなてんぷらだった・・・。


あぁぁ、そういえばそれもてんぷらっていうね。

もう混乱中。


お店に行った時にはもう品切れだったので他の商品でお買い上げして

病院へ行ったけど

やっぱりいつも買いすぎる・・・


今日は昨日父からならった

給湯器の使い方を守って魔法瓶に熱湯を入れて部屋に持ってきてあげ

ラーメンを作ってあげた。


食べたかったらしい。


病院の食事は今日も食べてなかった。ひと口だけごはん食べたかな?


おじさんが入院しているときにあまりの食事に憤慨して

栄養士さんを呼びつけて米の炊き方から文句をいったらしい。。。


それを昨日叔母から聞いて

みんなで大笑いしたっけな?

あぁ、どうしてうちの家族や親せきは男性が病気するんだろう。


おじいちゃんもおじちゃんも・・・そして父まで。



今日は叔母さんがお見舞いに来てくれた。

親戚の中でも父の病状について知っているのは父のお母さん(祖母)と父の弟だけ。

でも余命について知っているのは

母とわたし、そして父のすぐ下の弟だけ。他はまだ知らない。


肺を取っている叔父もお見舞いに行きたかったらしいが

叔母のどっちが患者かわからないじゃない、って一言で自粛したらしい。それを聞いて思わず納得。

酸素ボンベを持ち歩いている叔父。

そういう姿を見ると月日が流れていることを実感。


叔母は1か月ほど前に仕事場で親指を切断。


どうしてこう今年は不幸がやってくるのか?久しぶりに会う叔母は前向きだったから安心した。


母の姉である叔母はわたしにとっては大切な人。

90歳を過ぎる祖母にも「面倒を見てほしい」とお願いされているし、お願いされなくてももちろん大切にしたいと思う。


今日はお昼御飯に間に合うようにお見舞いに行ったから

昨日の豚汁の残りとステーキ肉を焼いてきてあげた。


準備して1時間以内に食べてもらうことができたので

温かい状態だったようでうれしかったんだけど

無理をさせてしまったのか?

それともほとんど動いてないからお腹がすかないのか?

夕食はほぼ食べなかった。

そういう姿を見るとつらい。

もともとよく食べるのに、今日は食べてないし。


16時からの点滴を始める前に

モナカアイスをパクリ。

アイスが好きな父。食べてくれるのはうれしいです。

家にはたくさんの白クマ君が待っているからね!


無事本日の点滴も終了で

いよいよ明日2回の点滴を残すのみ。どうやら点滴と相性が悪く痛むらしい・・・

看護師さんもいやだろうね。

父も嫌がってますけど。


明日の採血の結果で今後の点滴がどうなるかが決まるらしい。

どうか、次のステップへ・・・。


新聞を読んでいたら免疫療法という治療方法が載っていた。


先週の先生の説明でも出てきた、この治療。


詳しくネットで調べてみたけど

一度相談したいと思う。


父には合わない治療かもしれない。


母は1年が2年、2年が3年って少しだけでも長く生きてくれたらいいよね?と

言っていた。


うん、もちろん。


もうしばらく父が生きてきてよかった、と思えるような日々を過ごさせてあげたい。


さっき珍しく父から電話が入った。21時40分過ぎ。


なんだろう?と思ったら

ちょっとした用件に

弟のパスポートを気にしているようだった。

家族で旅行。海外に行こうと思っているのかな?

わたしはどこでもいいんだけど・・・家族が一緒ならばね。


明日の採血結果が

どうか、次のステップに進めるものでありますように。