先生は今年が最後だと言ったお正月。


父は普通に家にいる。去年と何も変わらなく思える。


ただ

歩かなかったということで足が弱っているのと

体調が思うように良くないみたいで

車の移動がきついようだ。


大みそかは一緒にお買いもの。


1日は家にいて東京からきた父の弟をお迎えした。

2日は家にいてお休み。


今日は鳥栖まで行った。

どこに行こう?と父が昼ごろいいだして

その時間まで寝ていた弟に声をかけると


行かない


って答えたのに数分後には行こうかな?と。

母が弟に声をかけた結果だったみたいだけど

家族4人でどこかに行くのは珍しかったなぁ。


渋滞で予想より2時間近く到着が遅れたが父は文句も言わず

あちこちを歩いて店をのぞいていた。

結局気に入るものがなかったようで何も買わず・・・


買いものが好きな父が最近何も買わないのもさびしい。


とにかく今日は父がたくさん外を歩いたってことがうれしい。

そして父がひとりふらりと歩くと

弟がそっと近くまで行くようになった。

父のそばにいて・・・話すわけではなく

ガードしているような弟の姿に今日も頼もしく感じた。


わたしのお休みも明日まで。

父のお正月休暇も明日まで。月曜日になればまた病院だ。


前日自信をなくした父だったが

45日間もあるいてないから筋力が落ちているということで

散歩に連れ出した。


前に伊勢海老の刺身を食べたことがないと言っていた弟のために

伊勢海老を買いに行く。

父は弟が大好きだ。

すぐに怒ったり説教をするけど結局は気になって仕方ないんだよね。


結局買うのではなく

食べに行った方がいいということで

お店の人に紹介してもらったお店に行くことに。

一応視察を兼ねて昼食。


とても納得できるメニューと料理。

わたしは

天ぷら定食

父は牡蠣ぞうすい


食べれないのが悔しいと。


料理を待つ間、笑い話をして過ごす。

楽しいなぁ。


うとうとして寝ていたら

テレビのリモコンをすごい勢いで取られた、とか

家の階段を一生懸命に手すりにつかまりながら上り下りして足腰を鍛えていたら

母が芝居をして…と言ったと。


年をとったら母に虐待を受けるだろう、見えるよ、見えるという父の言葉に

切なくなった。


大丈夫、大丈夫だよね。

きっとまだまだ父は家族と一緒に笑い話をしてくれるだろうね。


今日の夕食は

もつなべ。

食欲がないというけれど

少しだけ食べてくれた。


でもやっぱり味覚がおかしいらしい。

いつもの父に戻ってほしい。


そうだ!今日は父の友達が会いに来てくれた。

毎週1回必ずお見舞いに来てくれる友達と

時々だけど来てくれる友達ふたり。


ありがたい。


父も早く体調を治して

一緒にお酒を飲みに行きたいと。

そう、そう、治るんだよ。



金曜日父が家に戻ってきた。

弟も家に戻ってきた。

やっと家族全員がそろった。いつもは家族がそろうことに珍しくも感動もないんだけど今回は

ずっと待っていたからとてもうれしい。


父は退院したら車で帰ると行っていたけど

上司にお願いしていったん車で家まで帰ることにした。父に運転は任せられない…。


6階の病棟に入院していた時は

よく散歩をしていたけど7階に移動した今は感染を防ぐために売店に行くことも止められているから

足の筋力が落ちたようで

ちょっと歩くだけでもきつそうだ。


金曜日の夜

弟がなかなか帰ってこないで父は寝ないで我慢して起きていた。

でも結局はまだ帰ってこないと知って先に寝たものの明け方になって起きてきて

弟のことを聞いてきた。わたしまだ起きていたし。


帰ってきた弟に

父の状態を聞かれ母にそういうように教えられたように「相当悪い」と伝えると

「ぶっちゃけいつまでとか言われている?」と言われた。


弟に正直に話をすると今にも病院の先生に対して殴りに行くかのような感情になって

怒りだした。

やっぱり弟は父のことを好きなんだと実感。


朝、福岡に行きたいという父のため

天神とコストコどっちに行く?と聞くと両方と答えた。だから父が疲れるだろうと思ったけど

行くことにした。

弟は帰りが遅かったから明日なら行くといったけどその日に行くことにした。


負担がないように高速で

途中のSAで朝食を食べてなかったからホットドッグを食べていると父が

饅頭を買ってきて一緒に食べようと3人で食べたんだけど…

車の中で体調が悪くなったようだった。

消化ができてないようだ。

胃もたれがするようだ。これは抗生物質の点滴の副作用なのか?薬の副作用なのか?

いずれにしてもきつそうに見えてきた。


駐車場に車を止めて

父がほしがっていた靴売り場を見るが

気に入るものがなく別のデパートに行こうとしたら

もう帰ろうと言い出した。


相当歩くのがきつそうだ。

申し訳なさそうに言うけど仕方ないとわたしたち親子。


助手席に父を乗せてシートを倒して

家に帰る。

途中、もう治らないかもしれない。とつぶやく父に

歩けないくらいで・・・と笑って答えるわたし。

辛かった言葉だったな。