「王者たる生き様を見せた羽生結弦」Wedgeの記事から | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

今日は、WEBマガジン「WEDGE Infinity」に発表された記事を紹介させて頂きます。


なお、「WEDGE Infinity」はビジネスマン対象の総合情報誌『Wedge』(ウェッジ)のweb媒体です。





不運に見舞われるも、

高い壁に挑む

 あらためて羽生結弦の素晴らしさに魅了された人は多かったのではないか。

 20日に閉幕した北京冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルは4位。3連覇の期待がかかった中、人類初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ=4A)に果敢に挑戦し、国際スケート連盟(ISU)からジャンプの種類として世界で初めて認定されたものの、転倒して成功には至らず3連覇を逃した。


 ショートプログラム(SP)の演技の際にはあろうことかリンク上の穴にハマってしまい、4回転サルコーが1回転となる不運に見舞われ、8位と大きく出遅れた。ここで並の選手ならばフリーでは無難な演技でまとめようと考えそうなものだが、羽生はあえて自身のロマンを追い求めて4Aの壁にチャレンジした。フリーの前日に右足首を捻挫するアクシデントに見舞われながらも、激痛を押して難易度の高い演技に挑んだ。


 確かに五輪3連覇は叶わなかった。しかし、五輪の檜舞台において十分な「功績」を残したことは疑いの余地などない。SPで予想だにしない「氷の魔物」に阻まれてしまったことで1位から18点もの差をつけられても「氷に嫌われちゃったのかな」と苦笑いを浮かべ、平常心を保った。


(中略:実際に失敗した🇷🇺選手の取り乱した様子の例示部分)


 一方で羽生はSPの舞台でさいなまれた不運も受け入れただけでなく、さらには前日練習で患った右足首捻挫のハンディをも乗り越え、終始冷静さを貫きフリーの演技で4Aの壁に立ち向かった。

たとえ成功しなくても、それは大きな問題ではない。厳しい境遇に陥った中でも失敗を恐れず、凛とした姿を保ち続けて限界を打ち破ろうとしたことが世界から賛辞を贈られているのである。

北京五輪で金メダルに輝くことはできなかったが、羽生はやはり「王者」「スーパースター」の称号にふさわしい偉大な選手であると実感させられた。


会見での〝告白〟の

意味するところは


 これだけ注目を浴びると、どうしても粗を探そうとする動きが現れてくるのもスーパースターの宿命だ。


 

プンプン仰る通り!何故か日本人は賞賛されている人物に対して下げようとする動きが生まれます。根底にあるのは「気に入らない」という羨望と妬み、更には「世間と反対の意見を言える俺って、カッコいい」という浅はかな発想から派生する場合がほとんどです。ムキー
世界では、率直に惜しみなく羽生結弦を讃えているというのに、日本村では姑息な気配が暗躍している…恥ずべきことです。




 フィギュアスケート男子シングルを4位で終え、今月14日に記者会見を行うと一部から「大会期間中にもかかわらず金メダルを獲っていない選手がなぜ個別会見を行うのか」などと批判の声も沸き起こった。しかしながら実は一夜明け、取材を依頼したのは日本のマスコミ各社だけでなく、世界各国の主要メディアからも羽生への取材申請が殺到した背景があり、それに対応する意味で代表選手を管轄する日本オリンピック委員会(JOC)側が急遽セッティングしたというのが、この個別会見実施の流れである。


 メディア側の要望に対して早急に応じた羽生の「実直」な姿勢にはむしろ拍手が送られて然るべきであり、どちらかといえば批判は的外れであろう。


 


プンプン新田さん、はっきり言って下さってありがとうございます。🙏マスコミの中にも注目を集めようと殊更に批判記事を発信する媒体がありますが、自分達から会見を熱望しておきながら批判する、これこそマッチポンプだと糾弾されるべきです。




この広い会見場に集まった約200社もの報道陣。如何に羽生結弦の会見が求められていたのか一目瞭然でしょうに。

ちなみに、男子メダリスト達の記者会見の様子↓


 この会見では前記した通り、フリーの前日練習で右足首を捻挫し、当日朝の公式練習では余りの激痛で出場を悩んだものの、痛み止めの注射を打って強行出場を決めたことを明かした。「今回、これを言うことが正しいか分からないですし、言い訳くさくなって、色々言われるのもやだなって。平昌の時もそうですけど、何か言ったら嫌われるというか。怖い気持ちもあるんですけど、事実なんで」と自ら切り出した後「思ったよりひどくて、普通の試合なら完全に棄権してた。今も安静にしてないといけない」などと口にした。


 言わないほうが、良かった――。世の中の論調を見る限り、今でも多くの人がそのように思っているようだ。それでも羽生は批判や異論と向き合う覚悟を固めて「事実なんで」と言い切り、実は〝重症〟の怪我を抱え込んで大一番に臨んだことを明かした。今までの羽生が作り上げてきたイメージとはかけ離れているかのような言動に違和感を覚えている人が多いのかもしれないが、もともと「実直」な彼だからこそ包み隠さずストレートに悔しい胸の内をさらけ出したのであろう。


 多くの人たちは国民栄誉賞も受賞した羽生結弦に完璧な人間であることを求めている。「実直」な羽生は、ずっとその期待に応え続けてきた。


 とはいえ、彼も1人の人間だ。心底悔しくて、真実を言わずにいられなくなる時だってある。そう考えれば、あの会見は羽生が素の自分と本心をむき出しにしたところを「実直」に垣間見せた貴重な場面だったと解釈している。


 常人では計り知れない重圧と戦い続け、その総決算として北京五輪で4Aの壁に立ち向かったものの、SPでの着氷アクシデントやフリー前日にまさかの負傷を抱え込む羽目になってしまったのだから全演技終了後に舞台裏の真相を明かすことぐらい、せめて許してあげてもいいのではないだろうか。それだけ、羽生が素の自分を出さなければならないほど実際のところ本音としては悔しかったのではないだろうか。そういう気がしてならない。


おねがい新田さん、「人間:羽生結弦」に寄り添って下さって、ありがとうございます。

そうですよ(事実)「痛い」とか(本心は)「悔しい」とか言うのを許せない社会は、実は恐ろしいものなのだと気づくべきなのです。

ある芸人が、「言わなければ良かった」とテレビで発言し、一部のマスコミがそれに乗っかる形で拡散しました。ムキー

「沈黙が美徳」だなんて、そんなの不当です。現代のいじめの構図と全く同じじゃないですか。

羽生くんは何年もの間、皆が望む「羽生結弦」であろうと努めてきました。不当な下げジャッジングを受け続けながら、ずっと黙して耐えてきたのです。五輪の大勝負を終えて、ほんの一部の心情を吐露したとしても、責められる筋合いはありません!プンプン




テレビでも、演技直後のグリーンルームで右足首を氷で冷やす様子が映し出されていました。それほどの怪我なのです汗


揺れ動く思いを

どう整理していくのか

 北京五輪最終日の20日。エキシビションで松任谷由実の名曲「春よ、来い」をピアニストの清塚信也が演奏したメロディーに合わせて北京のラストリンクを舞った。スタンドに集まった中国の観客は悲鳴や大歓声を上げ、異例とも言える「ありがとう!」の日本語メッセージも向けられた。


 北京最後の舞を終えた羽生は「ショート、フリーともに全力を出し切った。4回転半を含めてやり切りました」と述べ、3月の世界選手権出場については右足首捻挫の状態が思わしくないことから「どこまで戻るのか分からないですけど、自分の中でもけじめがついていないところもあるので総合的に判断して決めたい」と語るにとどめ慎重な姿勢を見せた。


 現役続行に関して質問が及ぶと「フィールドは問わないって自分の中では思っています。それがアイスショーなのか、競技なのか、それが報われるのか、報われないのか、僕にはちょっと分からない」とも語っていた。


 北京五輪では「やり切った」と完全燃焼を強調したが、その半面で右足首捻挫を患ったことで自分の中でけじめがついてないところもある」と対照的な気持ちも吐露している。果たして揺れ動く心境をどう整理していくのか。いずれにせよ、どのような選択をチョイスするにしても世界のファンは受け入れてくれるはずだろう。



 

おねがいもちろんです。ファンの望みは、競技であれアイスショーであれ、羽生くんが心底幸せを感じられる場所で、羽生くんの大好きなスケートを続けてくれる事です。羽生くんが滑りを披露してくれる場所ならば、どこへなりと観に行く覚悟もあります。全ては、羽生くんの御心のままに。



 世のビジネスパーソンも羽生結弦の北京での舞に心を打たれ〝何か〟を感じ取った人はきっと多かったはずだ。栄光の舞台裏で葛藤しながらも歩を止めることなく、今後も伝説を築き上げていく27歳のスーパースターの生き様にぜひ注目してほしい。

(敬称略)(スポーツライター新田日明)




ここまで読んで下さった皆様、長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。🙏

以上で、引用は終了です。

スポーツライター新田日明さんによる記事の本文です↓



「事実」に基づき、「真実」とは何かを真摯に追求してくださった、素晴らしい記事だと感銘を受けました。

「アスリート・羽生結弦」と「人間・羽生結弦」、どちらの心情も汲み取ろうとしてくださった事、本当に感謝しかないです。


また、元々この記事はビジネスパーソン向けですから、「不当な評価」と「正統な評価」とは何かを学び、危機管理能力の向上に役立てる事ができる素晴らしい実例および教材となっているとも思います。


今日は右、明日は左と日和見主義に奔走するメディアも存在する中で、新田さんのように、真正面から向き合ってくださる論者は、本当に得難い存在です。心から御礼申し上げます🙇‍♀️


同じくスポーツライター臼北信行さんの記事もご紹介させて頂きます↓

「国民の期待を背負って奮闘したアスリートをなぜ素直に称賛できないのか」と苦言を呈し、諌めてくださっています。🙏



そして、

北京五輪における「羽生結弦の真価」を分かっているからこそ、『Number』も「北京五輪熱戦譜」の総括号の表紙に羽生くんを採用なさったのですね。今こそ、よく分かりました。🙇‍♀️









今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ


羽生くんの怪我が早く良くなりますように!

羽生くんが笑ってくださっていますように!

羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏



画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。


ポチして頂けますと有り難いです



北京五輪後に発刊される出版物の表紙が、悉く「羽生結弦」であることが、如何に彼が偉大な足跡を五輪で残したかの査証になるではありませんか!ウインク