選手名入り公認タオル?Σ(-᷅_-᷄๑) | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

今日も日本スケート連盟の新エンブレム発表関連の話題です。

こうして並んでみると尚更際立つのですが、羽生くんは、とても26歳のベテラン選手には見えませんね。爆笑口をハムっと閉じている様子が可愛らし過ぎでしょう。



フィギュアスケートのエンブレムは↓
まるで「天と地と」カラーだと評判になっているそうですね照れ

因みに、スケ連のHPがリニューアルされ、↓へ飛ぶと、いきなり「レミエン様」のお出迎えがあります恋の矢 


さて、ここからちょっと苦言を呈します。
苦手な方は、どうぞ、ここで回れ右をお願いします。m(_ _)m








スポーツ用品メーカーのミズノさんが、今回の新エンブレム発表を受けて、スケート連盟応援アイテムとして、Tシャツやタオル等の販売を開始しました。
9/1から予約開始済みです。

私としては、その中に、とても気になるアイテムがあります。
↓のタオル(受注生産品)です。


価格: 2,530円(本体価格2,300円)

フィギュアスケート選手のお名前入りスポーツタオル。フィギュアスケートの応援にも使ってもらいたいスポーツタオルです。


選手名

羽生結弦/宇野昌磨/鍵山優真/紀平梨花/坂本花織/宮原知子/三浦璃来・木原龍一/小松原美里・小松原尊


【ご注文受付期間】
9
1日(水)~98日(水)2359
【お届け】商品は、11月下旬より順次発送になります

↑は受注生産品ですが、数量限定の予約商品のタオルもあります。↓(同じサイズ)

価格:1,650円(本体価格1,500円)




私の感想から申し上げますと、

非常に違和感を抱きました。


新エンブレムをクローズアップしたプレーンな絵柄のタオルがあるのに、何故、わざわざ特定選手達の名前を入れた商品を作成する必要があるのか、理解に苦しみます。


これは、推しの名前があるか否かの問題ではありません。

競争の公平性を考えたとき、公式スポンサーが有力選手を特定するようなこの行為は、物議を醸すのではないかという危惧です。


↓今回の発売にあたっての、ミズノさんのお勧め文です

 「ミズノが日本スケート連盟のオフィシャルサプライヤーになったのは1983年のことでした。それから39年の長い年月、スケートファミリーの一員として、選手をはじめスケートを愛する皆さまと歩みを共にしてきました。

この度、日本スケート連盟の新しいエンブレムが発表されたことを記念し、私たちミズノもスケートを愛する皆さまと一緒に応援していきたい、その想いを込めて応援アイテムを企画いたしました。


本企画の売上の一部は、選手強化活動などに還元させていただきます。

さあ、もうすぐ始まるスケートシーズン、心をひとつに一緒に応援していきましょう」




オフィシャルサプライヤー(official supplier


「スポーツの大会や文化イベントの開催に際し、組織委員会・選手団などへ物品(薬品や飲料水・計測器など)を有償無償で提供し、その見返りとして公式エンブレム・マスコットなどの使用許可を得た企業・団体。」


タオルに採用された選手名を見る限り、ほぼ全員2020年の全日本フィギュア選手権の上位入賞者です。男女シングルは1〜3位。アイスダンスは1位だけ。訂正します。2020全日本のペアは開催されませんでした。唯一、有力な三浦・木原ペアは、帰国せずにカナダで練習を続け、3月の世界フィギュアで見事10位を獲得したのでした。


でも、それだけではなくて、

オリンピックの枠数ともぴったり合います。

男女シングル各3枠。ペア・アイスダンス各1枠。

毎年恒例の記念品だというならまだしも、今の時期、いきなりこのような商品を初出させるとは、

あまりに、はまり過ぎでしょう⁉︎

このオリンピックシーズンに、まるで「もう選出選手は決まっていますよ」と言わんばかりの選手名列挙の「応援タオル」を企画し販売するのは、公式のオフィシャルサプライヤー様として正しい行為なのでしょうか? 


もちろん、名前が載った選手達を責める気持ちなど微塵もありません。
すでに予約購入なさった方にどうこう申し上げるつもりも、全く無いことをご理解下さいm(_ _)m

でも、こちらも見て下さい↓

スピードスケートのバージョンも同時発売されましたが、こちらは総勢24人の名前が載っています。フィギュアスケートがたった8人(組)である理由が、少なくとも印刷スペースの不足ではないことは明白です。
スケーターをリスペクトするというなら、フィギュアスケートだって、これぐらいすべきです。スピスケ部門に比べてフィギュア部門の強化指定数は少なく、現在、シニアは22人(組)ほどです。
企画コンセプト通りの「応援タオル」を作るというなら、シニアの強化選手全員の名前を載せるべきではありませんか。

全スケーターにとって、オリンピックは憧れであり、選手達はその出場を夢みて日々の練習に励んでいるのです。

今回企画した方は、このタオルに名前が載らなかったフィギュアスケーター達の気持ちを考慮しなかったのでしょうか?

今年こそは飛躍して、五輪の枠を掴もうと精進するシニアの選手達。特にその当落線上で奮闘している選手達にとって、このタオルは、あたかも彼らを選別し、その出端をくじくようなアイテムです。


彼らの目に触れる場所でこのタオルを振ることは、私にはできません。

以上の理由から、とてもメーカー様が言うように「心をひとつに」できる応援アイテムとは思えないのです。


もちろん、考え過ぎだというご意見もあるでしょう。

でも、嫌なら買わなければ良いというものではなく、そのような物議を醸しかねないアイテムが公式のサプライヤー企業から発売されること、そのものが問題だと強く感じるのです。
また、その販売許可を出したスケート連盟にも、不信感を抱かずにはいられません。

料金を見てみましょう。本体価格は、名前入り2,300円、名前無し1,500円。
画像や説明書きを見る限り、同じサイズ、同じ品質のタオルと思われます。でも選手の名前が入っただけで価格は1.5倍です。
これは、選手達の名前の使用料が価格に上乗せされているということ。そして、その使用料はスケート連盟に支払われる仕組みであろうことは、想像に難くないのです。
(一応、「売上の一部は、選手強化活動などに還元させていただきます」との一文はありますが)

更に言うなら、メーカーもスケ連も、販売数UPのために「羽生結弦」のネームバリューを利用していると考えるのは、うがち過ぎでしょうか?

実際に、「羽生結弦」の名前効果は絶大です。
羽生くんの特集が掲載された雑誌は異例の重版出来を達成し、羽生くんの写真集が出れば軒並みベストセラーを記録し、羽生くんのクリアファイル付き寝具は飛ぶ様に売れる時代です。万単位の化粧品、10万単位の高級腕時計ですら同様です。
マーケティングの観点から言えば、「羽生結弦」の名前を入れたグッズをどうにかして扱いたいと考える企業が沢山いることは、ごく当たり前の現象です。
心情は理解出来ますが、実際にやるとなったら別問題です。
羽生くんはスポンサーやサポート企業をきちんと見極め、厳選なさる方だからです。

以上のことから、
今回のタオルは、少なくとも私には容認しがたものでした。Σ(-᷅_-᷄๑)


本来、輝かしくあるべきのオリンピックシーズン当初からこのような事由が発生したこと、とても残念に感じ、ここに記す次第です。m(_ _)m

メーカー側にも、あちらの公式サイトを通じてお伺いの文章を送信致しました。
返信が来たら、こちらでもお知らせしようと考えています。




その後、3日15時現在、メールでのお返事はいただけていませんので、直接Twitterの返信コメントでお願いしています。





強化選手の話題で追加です。
吉報です。

9月1日付けで、山本草太くん(男子シングル)が強化選手BからAに、三浦璃来・木原龍一組(ペア)が強化選手Aから特別強化選手に認定されました。おめでとうございます🎉




ちなみに、4月の発表では↓でした。

特別強化選手になるための条件


・昨年度の全日本選手権で3位以内の選手
・今年のシニアGPシリーズに2戦派遣される選手
・上記の選手と同等のシーズンベストを持つ選手

 

余談ですが、

それならば、アイスダンス全日本3連覇中の小松原夫妻組も特別強化選手に認定されて当然な気がしますが、国際大会での実績(世選19位)がまだ足りないということなのでしょうか。

そんなケチケチしたことを言わずにどんどん広く強化費という援助を与えて、カテゴリー全体のレベルアップを計った方が競技の裾野が広がるから断然良いのにと、私なら思ってしまいます。


スケ連は、フィギュア部門に関しては、選手が自力で頭角を表してくるのをただ待つばかり。いわゆる"金の卵"を待つだけの他力本願で、連盟自ら育成しようという姿勢が希薄に感じられます。

スピードスケートのように、ジュニアカテゴリーからどんどん選手を選抜して強化費を与え、育成すればよいのに。

フィギュアの場合、衣装代やスケート靴代、練習リンクの使用料、コーチ代etc.…出費が高額すぎることから、競技会で勝てるようになる前に経済的に行き詰まってしまい辞めざるを得なくなるケースは決して少なくないと思うのです。

強化費の支給は、特別強化選手で毎月20万円、強化選手で毎月10万円と聞いています。

出費に対して決して多いとは言えませんが、スポンサーが得られない若い選手にしてみれば、家計レベルで考えれば、とても有難い支給のはずです。連盟がそれらの金額さえ出し惜しみして、何人もの将来有望な選手を掬い上げ損ねているとしたら、それこそ未来のフィギュアスケート界の大きな損失となります。そのことに、一体いつになったら気づいてくださるのかと、部外者ながらやきもきしてしまいます。


役員や理事の皆さんは、テレビに出て、マラソンしたり、トークしたり、タレント活動している場合じゃないと思います。


ここまで長々と、お付き合いくださり、ありがとうございました。m(_ _)m


今日の横浜は雨。物思いが過ぎたようです。



今日も羽生くんが怪我なく健康でありますように!
4Aと仲良くなれますよう、心から祈っています。





画像やTwitterは感謝してお借りしました。



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