本日、DOI、先行抽選申し込み開始!/DOIの歴史 | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

今日は、いよいよ12時から「ドリーム・オン・アイス」(以下、DOI)チケットの先行抽選申し込みが開始されますね。

↓で12時から、抽選申し込みができますラブラブ


DOIの会場は第1回の2004年以来ずっと、会場は「新横浜スケートセンター」です。

その理由を、DOIを企画制作をするCIC(株式会社会社シーアイシー)の代表、真鍋喜久夫氏が自社HPのコラムで詳細に語っていらっしゃいます。


CIC代表/真壁喜久夫氏のコラム

「アイスショーと私」から


「Dreams on  Ice」


 ドリームオンアイスは今年10周年を迎えます。(注: 2014年の寄稿です)

本当に皆様の応援のおかげだと感謝しております。

エキシビションは本来、国際競技会などの上位3位くらいまでの優秀選手だけが出場できる特別なお披露目の場です。ショーではなく日本の選手のためにもなる単独エキシビションの開催。そういうことが出来るのか、10年前、スケート連盟に相談しに行ったところ、人前で演技する機会が大会だけしかないので、是非やってほしいとのこと。

当時、2003年のグランプリファイナルで村主章枝選手が優勝、荒川静香選手が3位となりました。NHKで放送してはいましたが、当時のBSなので、どれだけのファンの方がご覧になっていたかはわかりません。ただ、今ほど注目されたスポーツではないせいもあり、報道も少なかったこともことは間違いなく、一般的ではなかったと思います。

スケート連盟からはジュニアの選手も加えてほしいという要望もあり、意義はわかりますが、チケットセールスのことも考えると厳しくもあり、興業として成功させられるか、不安いっぱいで企画をたてました。


・シニア・ジュニアともに日本代表として試合に臨んできたシーズンの締めくくりとして開催する日本代表エキシビションとする。

・スケート連盟のシーズン優秀選手表彰式もある6月に開催する。

・会場は、時期的に通年リンクである新横浜スケートセンターとする。



エキシビションのタイトルですが、私はアイスショーで、「Fantasy on Ice」とタイトルをつけ、登録商標を取得しましたが、もうひとつ温めていたタイトルがありました。それがドリームオンアイスです。世界ジュニア選手権、四大陸選手権、世界選手権の出場、そして表彰台、メダル獲得を目指し、最終的にはオリンピックのメダル獲得という大きな目標に向かって行く。


・夢はそれぞれなので英語表記にはSを付ける。

・皆の目標になるスケーターをゲストとして海外から招待する。


ソルトレークオリンピックの金メダリスト、男子シングルのアレクセイ・ヤグディン、そしてアイスダンスのマリナ・アニシナ&グエンダル・ペーゼラ組。このような骨子で企画が進められていきました。このメンバーを海外から招待することはたいへん経費がかかり、リスクも伴いますが、このエキシビションの意義からすると、必要な決断でした。

その後、四大陸選手権で太田由希奈選手が優勝、世界ジュニア選手権で安藤美姫選手が優勝、世界選手権で荒川静香選手が優勝と、このシーズンの世界の主要大会全てで日本女子選手が優勝するという快挙を成し遂げました。それならばと思い、海外ゲストももう一人、ヨーロッパ選手権優勝のブライアン・ジュベール選手を招待することにしました。

2004年、記念すべき第1回目のドリームオンアイスはオリンピックを目指し、オリンピック金メダリストと世界の国際大会全ての優勝者が揃ったたいへん豪華なエキシビションとなり、興業面でもベストなタイミングでの開催だったと思っています。

主催は企画元である産経新聞社、CIC、そして電通の協力をいただいて、626日と27日に、日本代表エキシビション“Dreams on Ice 2004 Road to TORINO”と題し、開催されました。





以上です。

コラム「アイスショーと私」を拝読すると、
そもそも現在のアイスショーの形があるのは、(スケート連盟などの公的機関の尽力ではなく)真鍋さんのような民間の方々が、その黎明期に奮闘して下さったおかげであることがよく分かります。
心から感謝申し上げます。m(_ _)m

そして、
今現在、「皆の目標となるスケーター」がこの日本から誕生している事!
「五輪連覇の羽生結弦」がいる事!
この多幸感よ‼️照れラブラブラブラブ

真鍋さんも感慨深く感じていらっしゃることと思います。


↑CICは、皆様お馴染みの「ファンタジー・オン・アイス」や「メダリスト・オン・アイス」等も企画制作していて、
そのCICの代表である真鍋さんのコラム「アイスショーと私」は、日本のアイスショーの歴史を語る上で欠かせない証言集となっています。


コラム内の「興行として成功させられるか」というくだりに興味を引かれました。
以前、NHKの番組でアイスリンクを作るプロ集団の特集を観ましたが、通常の会場に国際規格リンクを作るには、なんと200時間もかかるそうです。
ショー開催期間中の維持費も含めれば、それはもう莫大な費用がかかると想像できます。
通年のアイスリンクである「新横浜スケートセンター」は安定的に興行を継続する上で、絶対的な条件であったと推察されます。

それなら設備費が浮く分、チケット代が安くなるかというと、通年リンクは座席数が少なく収容人数が限られることがネックになって、収支のバランスをとれば、やはり、チケット代は変わらない。
なんとも悩ましいことです。

今回は、コロナ禍で更に座席数は半分になります。
今日、その数少ない貴重な座席を巡って、熾烈な戦いの火蓋が切られるわけです。

ともあれ、皆が待ち望んだ「抽選」です。

心置きなく、奮闘いたしましょう。٩(^‿^)۶

私達の戦いぶり見守っていてくださいね





この会場の歴史についても、書いておきますね。

●19901016 「新横浜プリンスホテル スケートセンター」として 開業。

30m×60mの国際規格サイズのリンクです。

1991年から2005年まで、ほぼ3年間隔で全日本フィギュアスケート選手権も開催されました

●2007516日  施設名称を「新横浜スケートセンター」へ変更 

2007年には初の国別対抗戦もこのリンクで開催されました。

●2016813日  5月から行われていた改装を終えリニューアルオープン 


●2017103日  ネーミングライツ契約の締結に伴い、施設名称が KOSÉ新横浜スケートセンター」となる。 


ちなみに、羽生くんは、 2019年3月からKOSÉ(コーセー)「雪肌精」のアンバサダーに起用されています。

DOIも2010年から2015年まで出演していますし、羽生くんにとっても、何かとご縁があるスケートリンクですね。






更に、余談ですが、


今回は感染対策でアリーナ席の列が減ることが予想されます。

座席減はファンにとっては辛いですが、

視点を変えて、出演スケーターの皆さんにとってリンクが狭くなることを避けられる、と考えれば朗報ではないでしょうか。


例えば、2015年、東西ロングサイドのアリーナ席はなんと3列もあったそうです。東西で6列なら、少なくても5mもリンクの横幅が狭くなると予想され、EXプロならまだしも、競技プログラムのお披露目には、いかにも酷な条件であったことでしょう。もし、今年が東西1列だけならば、1.5m減で済みます。


↑2019年アリーナ席は東西ロングサイドは2列、北は3列


実際に、羽生くんも2015年の「SEIMEI」のお披露目では、この狭いリンクに苦戦し、4回転ジャンプを何度もミスしたと聞きました。






最初からアリーナ席を見込んで作る特設リンクと、アリーナ席でサイズが削られる常設リンクでは、同じショーでもリンク事情が全然違います。

今年で言えば、前者は横浜SOI、後者は八戸SOI、そしてこのDOI。

放送で見た限りでは、八戸での羽生くんの「レックレ」のニースライドはかなり詰まっていましたし、3Aにも手こずっていたそうです。

リンクを広く使う選手ほど辛いと思います。


八戸のジャンプ大会で、12歳の島田真央ちゃんが成功して、男子が軒並みミスした時、だらしないなんて思いませんでした。狭いリンクでは男子が4回転をいつもの軌道で飛ぶのは、より難しいと想像できましたから。


今年のDOIでは、少しでも広いリンクで、選手の皆さんには伸び伸びと新プログラムを披露していただきたいですね。


素晴らしいお披露目となりますよう、願っています。




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