天秤座の木星が順行:バランスの取り直し | 星からのメッセージ Urha with Star

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ウルファから愛を込めて…☆・*

今年立春開けから逆行していた木星が、9日満月のすぐ後から一旦動きを止めて(留は見た目が動かない時間があります)6/10から順行。

 

木星は幸運の星として知られ、ジュピターの名を冠し、社会の発展繁栄を司る惑星です。満月の夜にじっと留まり、今までの出来事を味わいながら、変わり始めた世界とのバランスが取れるようメッセージを送ってくれていたようです。

created by NASA

 

昨年9月9日から天秤座を運行する木星は、自分と他人や社会を天秤にかけ、どちらにとっても良いバランスを見つけ出すために、土星と連絡?を取り合いながら働いています。

 

逆行を始めたのは今年2月5日。サビアンでは「蝶の左側にある3番目の羽」。内なる魂の声を聞き、自分の意思で外界の中を自由に飛び交うための羽が生えようとしていたところ。

 

木星が応援して発展や繁栄に導いても、自分の魂の声に耳を傾け、自然の法則に沿った意思を持たぬまま、羽だけが生えても上手に舞い飛ぶのは難しからでしょうか。本来の自分をもう一度見直して、バランス感覚を整え直すための逆行でした。

 

 

4月8日には衝(180°)。サビアンでは「隠れている泥棒集団」が牡羊座に滞在する太陽「魔法の絨毯」と地球を挟んで向かい合います。隠してあるものが陽に照らされて露わになってしまうような。逆に隠しておきたいことが増えてしまうような(^O^;)

 

政治や社会情勢、スキャンダルなどを見返して見ても、隠しておきたいことやそっとしておきたいことが、良くも悪くも大きく取り上げられていたりします。個々人の出来事の中にも、世の中で自分がより良く暮らして行けるようになるために、必要なことや不要なことが現れやすくなっていたようです。

このころは、土星も逆行を開始し、社会の秩序と繁栄のバランスを調整し、整え直す作用が、見直しを促し始めた時でもあります。風に乗って煽られがちな火星が情報をかき集めていましたから、「自由に飛び舞われる真の幸福」につながるものごとは、発展の糸口を垣間見せていたことでしょう。

 

 

ゼウスにまつわる神話でもわかるように、木星は雷を落としてみたり美人をさらって自分のものにしてしまったり、力のあるものならではの、「ま、いいんじゃない〜」的なゆるさや曖昧さ、けっこうおおげさな方法を用いて広げてくれたりもします。大ごとに発展しすぎて困ったり、なんてこともありえるのです。

 

気学で「太歳」と呼ばれる吉方位も木星が坐する方位を示しています。使い方や解釈を誤りとんでもないものが広がっていたり、侮りや傲りがあればうまく生かせなかったりもします。

間違いなく言えることは、幸運へとつながるように広がりを与え、発展させてくれることだけで、何が広がって行くかは本人次第ということでしょう。

 

幸運の星木星は、その人がより良い方向へと進めるように天の法則に則り、思ってもみないものごとを広げてくれたりもするのです。

 

 

 

話しがそれましたが、6月10日の留から順行へ向かうサビアンは「正午の昼寝」。

満月の夜木星は太陽と約120°のトラインで、これからの目的に向かう意思に可能性を与えてくれました。無理をしないで仮眠をとると物事の効率が上がります。自分にふさわしい居心地の良い場所はどこなのかを探せるように。勘違いしていたり、惑わされていたものから解放され、気持ちを整えていけるようにと休息を与えてくれたのでしょう。

 

木陰のカフェテラスで、通り行く人達をゆっくりと眺めながら、ビジョンを再構築する感じが似合います。ここ数日は、順行になったからと慌てないで、今までを振り返り、今後に活かせるように一息入れて、次の蟹座の新月までに整理してみるのも良さそうです。

 

次の木星のキーポイントは、逆行を始めた位置に戻る9月7日頃でしょうか。天秤座的な発展性が整い、10月10日には蠍座へ移り新しいテーマで動き始めます。年に一度の太陽との合(0°)は10月27日。

秋には木星の働きが変わり、世の中にも変化が出て来そうですね。

 

逆行中の土星についてはこちらを↓

http://ameblo.jp/urha-alimama/entry-12264228963.html

 

 

木星/国立天文台 天文情報センター

 

 

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