札幌大学アイヌ文化教育研究センター 2023年度シンポジウムを行いました!
皆様イランカラプテ!
2年生のカララックル(木村 悠人)です。
今回は10月28日(土)に行われた「札幌大学アイヌ文化教育研究センター 2023年度シンポジウム」についてのお話をさせていただきます。
今年度のシンポジウムは最初に学生による伝統舞踊の発表を行い、
その後、「伝統文化とテクノロジー」をテーマに一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科学教授である檜山敦先生をゲストにお招きし、基調講演を行っていただきました。
舞踊発表では私は会員総会に引き続きエムシリムセを踊らせていただきました。
2年生になってからプレアホールという広い空間でエムシリムセを来場者へ向けて披露するのは今回が初めてで不安でしたが、本番ではより一層身が入り踊りきることができました。
私自身、今回の舞踊発表で貴重な経験を積むことができたと思っています。
舞踊発表後に行われた檜山先生の基調講演では「プロのスポーツ選手や人間国宝の方の動作をステレオカメラ、バイノーラルマイク、テレメータで記録し、それを初心者の方にHMD、ヘッドホン、振動モーターを用いて同じ動きや環境を再現する」といったお話を聞きました。
基調講演後、来場者と学生を交えたワークショップが行われました。
講演でお聞きした内容を踏まえて、檜山先生が研究されている技術をアイヌ文化においてどのような形で活用できるかについてグループごとに話し合い、沢山の意見が出ました。
出た意見の中には「舞踊や歌が上手な学生が新入生にその内容を教える時に、その技術を用いて教える」や、
「木彫りをする時、手先の細かい動きを覚えるために使いたい」といった意見がありました。
普段ウレシパクラブの活動を応援してくださっている方々と意見交換をするという交流の場はとても新鮮だったため、
今回のシンポジウムでこのような時間が設けられたことにとても感謝しています。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました!
ーーーーーーーーーー
【お知らせ】
12月3日(日)に、第14回ウレシパ・フェスタを行います!
※オンライン配信は行わず、対面開催のみとなります。
また、小菅正夫氏のご講演では撮影、録画、録音を行うことはできません。
ご理解のほどお願いいたします。
日時:2023年12月3日(日)
12:30~17:00
場所:札幌大学プレアホール(SUcole1階)
※申込不要・入場無料
今回のフェスタではゲストとして小菅正夫氏(旭山動物園元園長、札幌市環境局参与(円山動物園担当)、北海道大学客員教授)をお招きし、「動物と生きる」というテーマで講演していただきます。
そのあと、ウレシパ学生を交えてパネルトークを行う予定です。
そのほか、学生による伝統舞踊披露や、日々の学習会での成果を発表する展示等を行います。
昨年度まで新型コロナウイルス感染症の影響で行っていなかった懇親会も実施いたします。
詳細についてはチラシをご覧ください。
学生一同、フェスタに向けて懸命に準備に取り組んでいます。
皆さまのご来場をお待ちしております!
それでは、スイ ウヌカラアン ロー!
第14回ウレシパ・フェスタ開催のお知らせ
皆さま、イランカラプテ!
今回はフェスタ開催のお知らせです。
12月3日(日)に、第14回ウレシパ・フェスタを行います!
(今年度は12月の開催となります。)
日時:2023年12月3日(日)
12:30~17:00
場所:札幌大学プレアホール(SUcole1階)
※申込不要・入場無料
今回のフェスタではゲストとして小菅正夫氏(旭山動物園元園長、札幌市環境局参与(円山動物園担当)、北海道大学客員教授)をお招きし、「動物と生きる」というテーマで講演していただきます。
そのあと、ウレシパ学生を交えてパネルトークを行う予定です。
そのほか、学生による伝統舞踊披露や、日々の学習会での成果を発表する展示等を行います。
展示をご覧いただく時間には学生が常駐しておりますので、ご来場された皆さまとの交流の場にもなればと思っております。
昨年度まで新型コロナウイルス感染症の影響で行っていなかった懇親会も実施いたします。
詳細についてはチラシをご覧ください。
実施状況等についてはHP、各SNSで随時お知らせいたします。
ご確認いただけますと幸いです。
⇒https://lit.link/urespaclub(SNS等のリンク一覧)
みなさまのご来場をお待ちしております!
スイ ウヌカラアン ロー!
「知里幸恵フォーラム‘23 in登別」に参加させていただきました!
皆様イランカラプテ〜
3年生のトゥヤポポ(岸愛香)です。
今回は9月17日(日)に登別市で行われた、「知里幸恵生誕120年 知里幸恵フォーラム‘23 in登別」のお話をいたします。
フォーラムは本田先生の講演、中川裕先生の講演、スズサップノ良子さんのユカラ、千歳アイヌ文化伝承の舞踊、シンポジウムの内容で行われました。
中川先生の講義ではアイヌ神謡集を深く理解できる内容となっていて、今まで見逃していた部分から新たな理解を再発見できました。
とても面白い内容だったので、私のヌヤン(聞いてくださいの意味、ウレシパクラブのレポーター発表)でもお話ししました。
スズサップノ良子さんをはじめ千歳の保存会の方々にはフォーラム前にあった本田ゼミ合同合宿で千歳の歌と踊りを教えていただきました。
フォーラムでは教わった踊りや歌が出てきて復習することもできました。
最後の踊りは参加型で、私も入って踊りました。
全員が楽しそうに踊っていて、ウレシパクラブで踊る時も楽しみながらやる心が大事だと気付かされました。
午後から私は今までにないほど緊張していて、お弁当も喉を通らないほどでした。
というのも、フォーラムを見にいったのではなく、シンポジウムで壇上に上がる側でした。
シンポジウムは本田先生、中川裕先生、北原モコットゥナシ先生、木原仁美さん、結城泰くん、私の6人で行いました。
私はこのように壇上に上がって何か自分の意見を話すこと自体が初めてで、しかも名だたる先生たちと一緒に何を話そうかぐるぐると考えていました。
トークテーマは「『アイヌ神謡集』これからの100年」で、100年を目指して何ができるかを考えていきました。
私は、人が1人で100年続くものはないと思っています。
たくさんの人の心を動かし、100年後に続けているアイヌ神謡集はきっとこれからの100年もたくさんの人と一緒にいることで、続いていくのではないか、またそのために私たち若者にできることをやっていきたい、とそんなようなことをお話ししました。
今回のフォーラムは私にとって、大学生のうちに経験することができたことがとても貴重で、さまざまな話を聞くことで成長することができました。
フォーラムにご来場くださった皆様、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
ーーーーーーーーーー
【お知らせ】
12月3日(日)に、第14回ウレシパ・フェスタを行います!
(今年度は12月の開催となります。)
日時:2023年12月3日(日)
12:30~17:00
場所:札幌大学プレアホール(SUcole1階)
※申込不要・入場無料
今回のフェスタではゲストとして小菅正夫氏(旭山動物園元園長、札幌市環境局参与(円山動物園担当)、北海道大学客員教授)をお招きし、「動物と生きる」というテーマで講演していただきます。そのあと、ウレシパ学生を交えてパネルトークを行う予定です。
そのほか、学生による伝統舞踊披露や、日々の学習会での成果を発表する展示等を行います。
昨年度まで新型コロナウイルス感染症の影響で行っていなかった懇親会も実施いたします。
詳細についてはチラシをご覧ください。
みなさまのご来場をお待ちしております!
スイ ウヌカラアン ロー!