中小企業マーケティング戦略のカギ!カスタマージャーニーマップとは | 『売れプロ!』ブログ -「売れる」「稼げる」中小企業診断士に-

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こんにちは!
中小企業診断士の池沢卓浩(いけざわたかひろ)です。

 

中小企業が競争力を維持し、成長を遂げるためには、顧客中心のアプローチが欠かせません。

特に中小企業においては、大手企業を含む厳しい市場競争の中で生き残っていくために、顧客に寄り添ったマーケティング戦略を取ることが求められます。そのためには、顧客の行動やニーズを深く理解し、顧客体験を最適化することが重要です。

そこで今回は、顧客の行動やニーズを理解するためのツール「カスタマージャーニーマップ」についてポイントを解説し、中小企業がマーケティング戦略を構築する際にどのように活用すべきかについて解説してみたいと思います。

 

 

1.カスタマージャーニーマップとは

カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品やサービスとの関わり合いの中で経験する一連の感情を複数のステップに分けて可視化したものです。複数のステップには、例えば、認知→興味→検討→購入→使用→再購入などの段階があります。このマップを作成することで、顧客が商品やサービスに接触するプロセスを理解し、その際に抱く感情や行動を把握することができます。つまり、顧客の視点から見た体験の全体像と、購入に至ったポイントがどこにあるのかを把握することができるツールであると言えます。

 

 

2.カスタマージャーニーマップの利点

カスタマージャーニーマップの利点は多岐にわたりますが、主なものを以下に挙げます。

 

①顧客の行動や感情を理解する
カスタマージャーニーマップを作成することで、顧客が商品やサービスとの関わり合いの中でどのような行動や感情を抱くかを理解することができます。これにより、顧客のニーズや期待に合ったマーケティング戦略を構築する基盤が整います。

 

②顧客体験の改善
カスタマージャーニーマップは、顧客が商品やサービスを利用する過程で直面する課題や障壁を特定するのに役立ちます。そのため、顧客体験を最適化するための改善点を明確にすることができます。これにより、顧客満足度を向上させ、顧客ロイヤリティを高めることが可能です。

 

③マーケティング戦略の最適化
カスタマージャーニーマップを活用することで、マーケティング戦略を効果的に最適化することができます。顧客が商品やサービスに接触するポイントや、その際に行う行動や感情を把握することで、適切なコミュニケーションやプロモーションの展開が可能となります。

 

 

3.カスタマージャーニーマップの作り方

カスタマージャーニーマップを作成するための手順とポイントをご説明します。

 

①情報収集

顧客の行動や感情を理解するために、情報収集を行います。顧客アンケートやインタビュー、ホームページのWeb解析など、さまざまな手法を用いて顧客情報を収集しましょう。特におすすめするのは、ロイヤリティの高い顧客に対してインタビューを行うことです。どのようにしてその商品・サービスを知り、どういったプロセスを経て購入・利用に至り、どういった体験を経てロイヤリティを高めていったのかを把握することは、その後のカスタマージャーニーマップ作成及びマーケティング戦略構築に際して重要な材料となります。

 

②マップの作成

収集したデータをもとに、カスタマージャーニーマップを作成します。顧客が商品やサービスに接触する過程を時系列(例:認知→興味→検討→購入→使用→再購入)で示し、その際に経験する感情や行動を記述します。感情については、ポジティブ感情とネガティブ感情を分けて捉えることをおすすめします。カスタマージャーニーマップを作成することで、顧客がどのプロセスでどんな感情を持ち、どんな行動を起こしたのかを視覚的に分かりやすく表現することができます。

 

③分析と改善

作成したカスタマージャーニーマップを分析し、顧客の課題や障壁を特定します。その後、改善点を明確にし、マーケティング戦略や顧客サービスの改善に取り組みましょう。また、カスタマージャーニーマップは一度作って終わりということはありません。常に顧客情報の収集を行い、定期的にマップの更新と改善を行うことで、顧客体験の最適化を図ることが重要です。

 

 

まとめ

カスタマージャーニーマップは、顧客の行動や感情を理解し、顧客体験を最適化するための貴重なツールです。中小企業が競争力を維持し、持続的に成長していくためには、顧客中心のアプローチを取り入れることが不可欠です。カスタマージャーニーマップの作成に際しては、専門家のサポートを受けることもおすすめします。ぜひ、このカスタマージャーニーマップを活用し、顧客との関係を強化し、持続的な成長を遂げるためマーケティング戦略の構築とビジネスの成功につなげてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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