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おはようございます。売れプロ12期生の佐藤久美子です。早いもので、2024年も1/3が過ぎ、明日から新年度ですね。
2024年の抱負や目標などをたてられた方も多かったと思います。アメリカのテキサス州の調べでは、41％の人が新年の抱負をたてたが、その決意を維持できたのは9％とのことでした。また、アメリカのフォーブス・ヘルスの調査では、1年を超えて決意を維持できたのは6％との結果だそうです。とすると、新年の目標を達成、もしくは新年の決意を維持できるのは約1割前後ということになるのではなりますね。
実は挫折してしまった、思っていた通りに進んでいない・・という方！
今日は、私が中小企業診断士の勉強中使っていた「WOOPの法則」をご紹介します。
「WOOPの法則」
「WOOPの法則」とは心理学者であるガビー・オーティンガー（Gabriele Oettingen）によって考案されました。彼女は、ニューヨーク大学の教授であり、モチベーション、目標設定、自己調整などの研究を行っています。WOOPの法則は、彼女がこれらの分野での研究成果を基にして提案した行動変容の手法の一つです。
WOOPは、Wish（願望）、Outcome（結果）、Obstacle（障害）、Plan（計画）の頭文字をとったもので、目標を明確に設定し、それを達成するための具体的な行動計画を立てることで、目標達成へのモチベーションや効果的な行動を促進することができます。
具体的な使い方は以下の手順に基づいています。
① Wish（願望）の設定
まずは、自分が達成したい願望や目標を明確に定めます。この目標は、具体的で実現可能なものであることが重要です。
例えば、「健康的な体重になる」「新しい仕事を見つける」「新しいスキルを習得する」などの具体的な願望を考えます。
② 結果（Outcome）のイメージ化
次に、その願望が達成されたときに得られる具体的な結果や利益をイメージします。達成したときのイメージを具体的に描き、その結果を感じることができるようにします。
例えば、健康的な体重になったときのイメージ、新しい仕事での満足感、新しいスキルを活かした楽しみをイメージします。
③障害（Obstacle）の認識
次に、目標達成に際して起こりうる障害や困難な点を認識します。自分自身が遭遇するかもしれない障害や誘惑、また外部からの障害などを考えます。
例えば、運動するときのサボりたい気持ちや食事制限の困難、新しい仕事を探すときの応募書類の作成、勉強中にスマホをしてしまう、などでしょうか。
④計画（Plan）の立案
最後に、障害や困難を克服するための具体的な行動計画を立てます。障害が出てきたときに、どのように対処するのか、具体的な行動ステップや対処策を策定し、それを実行するための戦略を立てます。
例えば、運動を続けるためにトレーニング仲間を作る、食事制限を実践するためにアプリで食事の記録を作成する、などです。
ここでは、"If-Then" プランニングというのを合わせて使っていました。「もし〜なら、それなら〜する」という形式で、特定の状況に対する具体的な行動を定める方法です。
・if 朝起きたら then 体操を5分間する
・if 前日が飲み会だったら then 野菜中心の軽めの食事にする
・if 勉強する前に then スマホは別の部屋で充電する
といった感じになります。
いかがでしたか？
明日からの新年度。決意も新たに、目標だけでなく具体的な計画を立てて、その達成に向けてスタートダッシュしましょう！！
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