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こんにちは。
売れプロ11期の山城毅です。今回はBCPについて書かせていただきます。
BCPは「Business Continuity Plan=事業継続計画」の略語です。
企業が自然災害等の緊急事態に遭遇した場合、損害を最小限にとどめ、事業の継続や早期復旧を図る必要があります。それを可能とするための方法や手順等を予め取り決めた計画がBCPです。
緊急事態は突然発生します。有効な手を打てなければ、場合によっては廃業に追い込まれるおそれもあります。しかし、起きる可能性の非常に低い事態に備えることは容易ではありません。有事が発生しなければ結果的に無駄な対応となってしまいます。
帝国データバンクが2022年に実施した調査結果によると、BCPを策定している企業は17.7%(大手企業33.7%、中小企業14.7%)と低い水準にとどまっています。
最近、中小規模の製造業者様のBCP策定を支援する機会がありました。
企業様の目的は、国から「事業継続力強化計画」の認定を受けて、低利融資などの金融支援や、補助金の加点などのメリットを享受することでした。
自社の事業拠点ではどんな災害の可能性が高いか、それは自社事業にどんな影響を与えるか、それが発生した時にどう対応すべきか、そのためにどんな備えが必要か等について、丁寧に議論を進めていきました。
その結果、実用的なBCPを策定することができ、国の認定を無事取得できました。
認定の取得以外にもメリットがありました。検討の過程で経営者の方には様々な気付きがあったようです。
BCPを考えることは、企業の様々な要素について考えることにつながります。
BCPと関連して、自社の存在価値・体制・顧客との関係など様々な議論を重ねるうちに、経営者の方の積極性が高まり、検討が深くなっていったのが印象的でした。
経営者の方からは、完成したBCPの出来栄えだけでなく、策定プロセスについても高く評価していただきました。
コンサルタントとしてもメリットがありました。
BCPの議論を通じて、これまでの経緯、企業を継続していく意味、経営者の想い、顧客・従業員・取引先についての考え方など、実に様々な話をすることができ、非常に有意義な場になりました。
BCPをしっかりと検討することは、経営者の方、それを支援するコンサルタントの双方にメリットがあると思います。未策定であれば、一度ご検討されてはいかがでしょうか。
今回が売れプロ11期ブログの最終回です。
私は売れプロで、非常に多くのものを得ることができました。
並外れた実績を上げておられる青木先生より、プロとして仕事をしていくための覚悟や心構え、売れるための超絶的なノウハウを直接教えていただきました。
また、38名の意識の高いメンバーと切磋琢磨することはとても刺激的で、モチベーションを高く保ち続けることができました。
お陰様で、今後のコンサル人生の礎を築くことができたと思っています。
このような機会をいただいた青木先生、事務局の先生方、売れプロ11期のメンバーに心から感謝いたします。ありがとうございました。
診断士資格を取ったものの、どう活動すべきか迷っている方、思い描いていた活躍ができていない方、ぜひ売れプロの門を叩いてみてください。あなたのコンサル人生を一変させる契機にできると思います。
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