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あけましておめでとうございます、売れプロ9期生のFです。
仕事との関係でイニシャルのみで失礼します。
夕暮れ時、水平線に沈む夕日が昼間よりも大きく見えるという体験は皆さんも経験されたことがあるかと思います。
水平線近くの太陽や月が大きく見えて、昼間の真上にある太陽や月が小さく見えるという現象は目の錯覚の一つだと考えられています。
もちろん、昼間の太陽も夕日も大きさは同じです。網膜に写る像の大きさが同じでも、対象までの距離感や周囲の物質との関係性も計算されて、実際に知覚される「大きさ」が調整されるためにこのような錯覚が生まれるそうです。
フィック錯視(同じ長さの縦線と横線がくっついていて、縦線が長く見える錯視です)など、錯視の例は様々ありますが、物理的な事実と私たちの感じ方はしばしば一致しません。
私たちが何かを知覚するとき、感覚器官からの情報に加えて、私たちの記憶・経験なども含めた様々な情報を脳で統合した上で一つの知覚情報として処理される、ということが知覚心理学という分野で徐々に解き明かされています。
一つの物事に際しても、見え方や聞こえ方すら1人1人違っているのですから、物事に対する考え方、向き合い方なども千差万別でしょう。企業診断時のヒアリングや普段の会話でも相手の意見をよく聞いて、心の機微まで気づけるような人間を目指したいですね。