寒い一日、あたたかい気持ち

正午を回って 降り出した雨は
すべてを濡らし 熱を奪って
とても 寒い 一日となりました
さて
またまた 今回も 恐縮ながら ネコ話で^^
・・・・・・
冷たい雨の降る中
妄想劇場(→過去記事)の 出演キャスト達が 住んでいる浜へ
ちょっと 立ち寄ってみました

これは 晴れた日の写真なのですが
この場所は 背後に山が迫り
通り抜ける道も無い 小さな入り江
浜に降りる 細い道も 普段は 釣り人が利用するくらい
前回 ネコを見掛けた辺りへ 歩いてゆくと
木の蔭で 雨を避ける ネコの姿が
近寄ると お腹を空かせていたのでしょう
雨の中を 駆け寄ってきました
生憎 あげられる物は 何も無かったので
それを悟ると
ネコたちは 少しこちらを 気に掛けながらも
雨を避けられる場所へと 戻ってゆきました
近くではあっても 漁港のネコとは また違った暮らしぶり
魚でも打ち上げられてないかと 少し探してもみたのですが
私も すっかり冷えてしまい
申し訳無いような気がしながらも がんばれよーと 願いつつ
車へと 戻りました
・・・・・・
妄想劇の 舞台裏を明かすようで
この続きを書くのは どうかと思ったのですが・・・
車内で 少し あたたまっていると
ややぎこちない運転で 一台の車が 隣に停車しました
明らかに 何か目的を持った 手際の良さで
合羽を着て ゴム長を履いて
なにやら 準備を始めました
最初は 釣り人と思っていたのですが
トランクから マグロの缶詰らしきものが・・・
「ひょっとして」 と思い お話を伺うと
その通り! ネコに餌を持ってきたとのこと
しかも この浜に通って 28年!
ネコの兄妹や 親ネコの話など 伺うことができました
妄想劇で設定した 親子関係などは けっこう当たってました(笑)

こうした 動物と人間との関わり方は 何かと問題になったりもしますね
特に 街中では 集まり過ぎることで 美観であるとか 衛生面であるとか
そもそもの 餌付けの是非はあるにせよ 昔から人の暮らしの傍にいたネコでもあり
一概に言えない 難しさがありますね
また 事が 大きな問題となってしまうのは
人間自身も 過密
集まり過ぎているのも 一因かと思います
過剰さは ストレスを生み やさしさを損ないますね
いずれにせよ この冷たい雨の中 私の気持ちは 救われた気がしました
ネコの世界も 伝染病が多く 野良猫の寿命は とても短い
ヒトも 動物も 安心して暮らせる世の中に なって欲しいもの
今日は 完全ノンフィクション ドキュメンタリーで お送りしました(笑)

岩の庇で 雨宿りする ターニャ・・・みんな工夫してます

玉三郎・・・お尻が少し濡れてます(笑)
「 マカロニ ~かしゆかバージョン 」 Perfume
※ キミの温度はどれくらい 手をつないで歩くの・・・
ミウラオロシハマネコ

ここは 神奈川県 三浦海岸
三ヶ月前は 眼にも眩しい 水着姿が
色とりどりに 波と戯れた 砂浜も
いまや
特産 三浦大根が 潮風に吹かれ
同じ 場所とは 思えない程の 変わりようです(笑)
さて
今回は そんな 三浦半島の 一部に生息する
とても 珍しい 生き物を ご紹介します

ネコ科 ミウラオロシハマネコ属
ミウラオロシハマネコ
体型は中型で 被毛は短毛が多い
気性は 極めて穏やか 人にも慣れ易い
その為 沿岸部の 漁業施設 港湾 防波堤等
人間の生活圏内を そのテリトリーとしている
容姿・体型は 他の日本猫と類似する点が 多いが
習性・能力は 大きく 異なっている
幼猫の時期は 三浦大根の 葉のみを 食し
体毛も 大根のように 白一色である
成長に従い 黒 茶 灰 等の 発色が見られる
一歳を 過ぎると より臨海部での行動が 顕著となり
漁師や釣り人の 残した 魚類等を 主に食すようになる
この頃から 潮の干満 潮目の変化を 感知する能力が芽生える
なお 一般の家庭での 飼育も可能であるが
餌の 嗜好性が 極めて強い種であることから 注意を要する
固形乾燥飼料 いわゆる カリカリ等は 好まない
ただし ダイコンのすりおろしを 混ぜるとよいとの 報告もある

また この猫種の 極めてユニークな 資質として 特筆すべきは
成猫になった ミウラオロシハマネコの雌は
釣り人の 技量の優劣を 見抜く力があると 言う点であろう
三浦地域の 釣り場では
釣り師の後ろで 品定めする ネコの姿
多数のネコが 一人の釣り師に 群がる姿も 珍しく無い
逆に 一匹も ネコの寄り付かない人が 魚を釣り上げた ためしは無いようだ
そして
さらに成熟した ミウラオロシハマネコになると
ヘボ釣り師ばかりで おこぼれに預かれ無いような日でも
潮回りの悪い日 悪天日であってさえも
空腹であることなど 微塵も感じさせずに・・・
ただ・・・

ジッと 眼を閉じて
揺らぐことの無い
透徹した
諦念を得たかのような
柔らかな 面持ちで
ひと声
「 にゃ~ん 」 と
福音を 捧げるのだそうな
その姿に
一日を 釣果無く終えた ボーズの釣り師も
深く 首を垂れ
涙 するそうな
