一疋の青猫 -54ページ目

白い余白に・・・


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広すぎる余白は


長すぎる夏の余韻


白い雲に


「 暑中お見舞い 」





今更ながら 書き込めば


まだ


間に合いそうで



*



「 あの 小さなヨットは オプティミスト級だね 」


風まかせの 「 楽天家 」


そんな旅もいいかも知れない


それを望んでいたのでは無かった?


何もかも揃って便利になった


けれど


大きくなり過ぎた図体は


僅かばかりの風は捉えられず


身動きもできない





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結んで 解いて


結び目のカタチが それぞれ違うのは


それぞれの 理由があるからだろう


それには それに


最も適した結び方があって


必要と 経験と 発見を 重ねて


時間に磨かれながら


きっと そのカタチが 生まれたんだろう


それが 洗練されるということで


摩滅も風化することもなく 伝え残されてきたものを


知恵と呼ぶのかも知れない


そんなものの中から


自分に見合うものを


必要なものを


この手で


身に付けてゆくことを


豊かさと言うのかも知れませんね







「 Toropic of Capricorn 」   松任谷由実





名残りのシルエット


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端正なる格子の縦横に


絡まるような弦の影


南西角部屋の畳敷は


汗ばむ夏の開かずの間


なれど


揺れる葉影に


ふと


涼風が舞い込んだような


夏の幻影





羅(うすもの)を 裁つや乱るる 窓の黍(きび)

杉田 久女





まだまだ


残暑厳しき折


弦の影は


日傘に紗の着物で


涼しげに着こなした立ち姿のようで


光の加減に


揺れる面差し


*


背中を一筋 つたうリアルと


しばし


眺める夢幻


*


忙中閑 あり


暑中涼 あり




・・・





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「 The Aftermath of Love 」   Soulstance




reflection


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置き去りにした風景が



ミラー越しに流れる



*



今頃になって



目覚めた茜の空が



波打ち際の記憶と共に



背後から包み込む










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もし



あの頃なら



きっと



ふたりなら



・・・



あの



砂浜へと続く細い道を



遡れたのかも知れないね









「 夏のクラクション 」  稲垣潤一

※ 海沿いのカーブを 君の白いクーペ 曲れば夏も終る・・・