黄昏を遊ぶ猫

夕方5時を過ぎて 日も傾いて
心地よい風に吹かれに 小さな漁港まで・・・
打ち寄せ 繰り返す 波音
軋む 木造船
旋回する とんびの声
そして
昼の日差しを避けていた猫たちが 足音も立てず
どこからともなく現れます

猫と女性には 愛されやすいタイプの私なので
近寄っても平気です

なんてことを 言ってみたいものですが
それでも 港の猫はたいてい のんびりで気立てがいいので 大丈夫
それに引き替え 人間の女性は・・・

「 にゃんにゃーん 」 なんて声を出して
猫の気を引こうとする おじさんを怪しく思ったのか
小学生の女の子さえも 迂回して通り過ぎて行きました・・・
この猫は 以前のブログにも登場
港では 馴染みの猫を見つけるのも また 楽しみのひとつ

アスファルトの隙間から 多肉のような植物が かわいい花をつけています
こんなものも 普段なら 見落としてしまうのかも知れないけど
休日の港の夕暮れは なにもかもがゆっくりと過ぎてゆくのです
ただひとり 忙しそうなのは
繰り返し ひっきりなしに 軒下の巣へと餌を運ぶ ツバメの親鳥だけです

そろそろ 帰らなければ・・・
夕闇が迫ると 激しいくちづけが 私を待っています
もう 既に 太ももと 首すじのあたりにキスマーク
「 蚊 」 には とっても愛されやすいタイプの私です(笑)
これからの季節 虫よけは欠かせません^^
紅く染まるでもなく 黄金色に輝くでもない
なんとなく マイルドな 今日の夕暮れでした
おだやかな 休日を お過ごしください
「 黄昏を遊ぶ猫 」 東京スカパラダイスオーケストラ feat.中納良恵(EGO-WRAPPIN')
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梅雨の晴れ間に

未だ幕は開かぬ
梅雨空の緞帳の向こうでは
気忙しく 次の舞台が組まれているのだろう
時折のぞく ホリゾントの青は
今しばらくの 1ベルまで
幾たびか 繰り返される 夏空へのテスト
*
そんな 梅雨の晴れ間に
シロツメクサの丘と 頭だけ覗かせたタワーと
ちょっと 奇妙な感じもするけど これも横浜的眺望
傍らの女の子達は 花を摘むでもなく お喋りに夢中で
「 私をみて 」 と 囁いているような 小さな白い花
*
花言葉は知らなくていい
たいてい 胸に響くのは 切ない言葉だから
それでも
やがては
幕が上がり 光を受けて 自らの影も知ることとなるのでしょう
せめて
最初に知るのは
否
最後に知るのは (?)
見つけることは難しくとも
「 幸福 」
で あるとよいのだけれど・・・

いつまでも続くかのようなお喋りも 夕暮れに幕を下ろします
明日の 「 約束 」 だけを残して・・・
*
シロツメクサの花言葉は
「 私をみて(思って) 」
「 幸福 」
「 約束 」
そして
「 復讐 」
です(笑)
「 La La La 」 Naughty Boy Feat Sam Smith
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旅先にて

旅の中こそわたくし 濃厚に時間(とき)の架橋を息づくものを
道浦 母都子
* * *
古い本のあいだから 古い絵葉書が一葉
確かに そこに記された宛名は 自分の名前なのだけれど
昔 住んでいたアパートの住所が 見知らぬ人のように 新鮮に映る・・・

旅先から 絵葉書を送る
湯上りの宿で
移動中の列車の中で
雨で身動きの取れないテントの中で
認めた葉書に 切手を貼って・・・
「 そんなこと、書いたっけ? 」
思いがけない 一行を 忍ばせてしまうのも 旅の空
旅の疲れと興奮と 極上の酒のような淋しさと
旅の中こそわたくし と・・・

旅先から 絵葉書が届く
見知らぬ土地の消印で
折れた角や滲むインクも 旅路の名残りで
一行だけ 記された 文字
余白に溢れて 尽きぬ想いに だんだん小さくなってゆく文字
電話やメールには無い
三日後のよろこび 忘れた頃の懐かしさ
手にする 一枚の 存在感
ひさしぶり
誰かに 絵葉書を書きたくなるような
そんな 旅に出てみたくなりました
「 ビュッフェにて 」 松任谷由実
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