海蔵寺 ~ 海棠の花
今日は 好天の中 鎌倉の海蔵寺へ
「花のお寺」として つとに名高い
それほど広くも無い境内であるが
花や木の配置が見事
築山や石畳、鐘楼に本堂、背後の山も借景として
高く低く また振り返り見ても これまた見事
これが 移ろいゆく 花木ゆえ
季節 折々に 異なる 美しさを魅せる
自然の 野の花の 美しさを 好みますが
このお寺の 丹精された 花木の 美しさ
繰り返し 足を運びたくなります
それだけに 写真撮影目的の人も多くみかけますが
ただ 余りに 絵になり過ぎてしまい
きっと 素材の力に助けられた 凡庸なる名作が
量産されていることかと
私も その一人ですが・・・
自然の生みだす 色 かたち
なんとも絶妙な バランス
それを とどめて置きたいとする想いは 自然なものであれ
加えるでも 引くでもなく
写し取ることは 写真であれ 文章であれ
いかに 困難で あることか
芸術は自然の模倣 といいますが
自分自身も その構成された 要素であり
謙虚にして 学ぶことが 多々あり
そこには 発見の喜びが ありますね
自然であったり 自分自身であったり
ユキヤナギ、ミツマタ・・・他にも色々と撮りましたが
今日は なんとも 見事な
海棠の花に
敬意を表して・・・オンリーで
お月さま 発見!
インターナショナル・オレンジ
最近 ちょっと 元気が無いんじゃない ?
例の ニューフェイスのせいかな
でもね
東京の輝きの中には いつも いたね
こうして 改めて 間近で見る その姿は
いつも注目を集めては 見られてきたからなのか
意識高く 背筋も伸びて
脚線美も かなりのものだね
僕は 東京タワー派 ですよ
東京タワーは
二色の縞模様
白と塗り分けられた朱の色は
『 インターナショナル・オレンジ 』
と
いう色なんだそうです
航空法で定められた 安全のための 共通の色 しるし
みんなにとどく
ひとつの
色
音
言葉
そんなものは あるのかな
国や人種、宗教、政治、経済、思想・・・
隔てるものは いくらでもあるのにね
ポールが ちょうどいいところを隠しちゃってるけど
私たち原発に
無関心だったことを
反省しました。
そう 書かれているようです
人任せにしない 関心を持つ まずは自分の目で見る
感じて 考えて 表現する
それは 忘れずにいたい と思います
その先 更に どう行動するかも ひとそれぞれ
最近はやりの みすゞ風にいうなら やはり
みんなちがって、みんないい。 のです
さすがに 桜は もう打ち止めかなw
ホタルと流れ星
いつものビールがが品切れで、懐かしい名前を1ケース買った。
これも、ずっと昔から、馴染んできた銘柄だ。
ほんと、ずっと、大昔。
一緒に暮らしていた、女の子から教わった味だ。
・・・・・・
当時、学生と言う肩書きは、旅をするためだけにあった。
長くなれば、ひと月以上、時折、東京に戻っては彼女の部屋で過ごした。
その頃、彼女は道玄坂の店で働いていた。
午前2時を過ぎる頃、店まで迎えに行くのが習慣で、
二人乗りの自転車で、山手通り沿いにあったマンションへと帰る。
悩みはお酒。
コンビニも無く、深夜の自販機は販売中止だった頃。
ビール好きで、量も半端無く、いつも切らしては困っていた。
そんな、ある日
神泉の駅の外れに、彼女が壊れた販売機を見つけてきた。
喜んだ二人は、それからというもの、少し遠回りしては毎日、自転車の前かごを一杯にした。
籠に入りきらない分はすぐに開けて、途中、そう、いまの季節なら、目黒川の桜を眺めながらね。
僕が、販売機にコインを入れ続け、彼女は迷わず押す
黒ラベルのロング缶、それが、彼女のお気に入りのボタン。
彼女の部屋はモノが極端に少なくて、大きなマットレスだけを床に敷き、
その上に寝そべっては、低く暮らしていた。
テーブルも無く、見上げるものはビールを収めた冷蔵庫くらい。
匂いが移るからと、お店のドレスも玄関先に重ねていた。
部屋ではいつも下着姿の彼女、
腰あたりまでの、長い髪を鬱陶しそうに、
タバコをきり無く吸っていた。
ため息のような煙が、
換気のよくない部屋を、ゆったりと低く流れていた。
締め切った窓とカーテン、彼女の小さな腕時計以外、時を刻むものは無く、
朝の訪れも知らず、ただただ、飲み続けた。
ペースが落ちてくると、
「これで、また飲めるから」
と、彼女がグラスに氷を落としてくれる。
言葉は無く、ほとんど沈黙だけを交わして、二人、飲み続けた。
・・・・・・
彼女の部屋で暮らす日々は、変わることのない毎日だった。
彼女はよく泣いていた。
けれど、なにも言わなかった。
僕も、なにも聞かなかった。
どんな将来も見えず、語る言葉も持っていなかった。
・・・・・・
いつも締め切ったままの、彼女の部屋の浴室は、黒く黴が生えていた。
いつか掃除してやるよと言ったけれど。
一人旅とそんな暮らしを交互に重ねて・・・
目黒川の桜を、ふたりで眺めた春は、一度きりだった。











