寿福寺 ~ 時こそ今は・・・
鎌倉の扇ガ谷に 寿福寺という寺がある
北条政子の墓で知られ 鎌倉五山の位を占める
駅に近い割には 訪れる観光客も少なく
禅寺らしい 落ち着いた佇まいだ
その境内の 小さな家で
詩人 中原中也(1907-1937) は
晩年 …といっても三十歳であるが
その生涯を終えた
時こそ今は花は香炉に打薫じ、
そこはかとないけはひです。
しほだる花や水の音や、
家路をいそぐ人々や。
いかに泰子、今こそは
しづかに一緒に、をりませう。
遠くの空を、飛ぶ鳥も
いたいけな情け、みちてます。
いかに泰子、いまこそは
暮るる籬や群青の
空もしづかに流るころ。
いかに泰子、今こそは
おまへの髪毛なよぶころ
花は香炉に打薫じ、
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チェンバロ三重奏 ~ ヤマハホール
今宵は 銀座へ
アクア・トリニティ チェンバロ三重奏
チェンバロ バイオリン チェロ
ちょっと変わった組み合せで
チェンバロなんて なかなか生で 聴く機会も無いので
春の夜に バロックの調べを 楽しみに
会場は ヤマハホール
リニューアル後 初めて伺いました
アコースティック楽器用につくられたとのことで
通路などにも ダークめの木材をふんだんに使って
落ち着いた雰囲気でした
開演に先立ち しばし 黙祷
外界を遮る ホールだけに 沈黙も深く
プログラムは バロックにとどまらず
映画音楽や ピアソラもあり 堅苦しくも無く
時空を超えて の副題通り
古楽器での モダンな楽曲の演奏を 楽しみました
でも やっぱり バロックがよかったかも
すっかり リラックスした後は
さらに 時空を超えて
懐かしい 郷土料理の店へ
地鶏の炭火焼 柚子胡椒で いただきました
海蔵寺Ⅱ ~ 夕日のドライブ
昨日に続いて 海蔵寺のお庭を
入り口より 歩いてみる
まずは ユキヤナギに 迎えられて
厳かな 儀式に 臨むように
石段を 上り 門を くぐる
進路を 尋ねる 必要も無く
花に したがうのみ
掃き清められた
と 言いたくなる 土のおもて
次なる出番を待つ 新たなる芽が
ミツマタは やや 盛りを過ぎたか
枯れた 美しさは 苔と石
そして 光と影
石畳を廻り込むと
すべてが そこに 集められるかのように
本堂が
すっくと 立っている
鎌倉は 海と山
天然の守りで 要衝となった
山の気を いただいて
海岸線を 走った
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