いつもブログを読んでくださっている方にしてみれば、
「日本語でもなく、Nykでもなく、政治ネタ?どうしちゃったの?」かもしれませんが。
たまには、まじめに。シンプルに。
朝刊で知った、オバマ氏広島訪問。
世論では「謝罪」があるのか/ないのかに注目がいっているようですが。
私は、ただただ、ひたすらに、
広島に来て頂けるのが嬉しい。
安倍首相が言うように、
世界で「唯一の戦争被爆国の首相」と、
「唯一核兵器を使用した国の指導者」が
広島で、ようやく会える。
例えば、震災が起きたとき、居ても立っても居られなくなる。
凄惨な事件をニュースで聞けば、胸が潰れる。
それと同じ。
戦争で犠牲になった方々を思うとき
手を合わせたい、頭を垂れたい、と思うのが
本来、人間が持っている、素朴な感情なのだと思う。
子供たちがまだ小さかった時、家族旅行で
広島の平和記念資料館
沖縄の平和祈念資料館
サイパンのバンザイクリフ に、足を運びました。
そこにいくのが目的だったわけじゃない。
沖縄やサイパンは「気分は、思いっきりのんびり・ゆったりリゾート♡」の旅です。
ただ、私も夫も
「せっかくここまで来たのだから、(上記の場所にも)行かなくちゃ」という共通の思いは、あったように思う。
当時、娘たちは、まだ幼稚園の年長から、小3、4くらいだったはず。
私も大した知識もなく
「昔、ここで戦争(原爆)があって、たくさんの人が亡くなったんだよ」としか言わなかったと思う。
2人はキリッと真剣な顔で、驚くほどの集中力で、ひとつひとつの展示を丁寧に見て回っていましたね。
そして、バンザイクリフ。
「うわぁ~、綺麗!」と思わず叫びたくなるような紺碧の海。絶景!
この海底に、惨すぎる戦争の歴史が横たわっているなんて、ね。
神さま、これだけ戦争を繰り返す、私達人間って、いったい何者なんでしょうね。
それでも、祈りを捧げる人が、ひとり、また一人と増えて、いつか全員になったなら。
世界から戦争はなくなる、と信じたい。
家族で祈りを捧げた後、ふと後ろを振り向くと、
さっきまで運転席にいたはずの、
現地のタクシードライバーが車から降りていて、
私達家族四人を、ただじっと見つめていた。
彼はあのとき、いったい何を思っていたのだろう。