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あー、具合が悪い。。


風邪っぴきの身体を労わるには

鰻がいいに決まっている。


ならば、大森の老舗鰻店・野田岩を選ぶのが定石だが、

たまには浮気したくなっちゃうのさ。


新妻にもナイショで、選んだお店が、人気店・はせ川。

浮気がふたつも続いていくと

逆に堂々としちゃうものだよね。


ランチの鰻丼を注文すると、

たった5分ほどでセットが届けられた。

蓋を開けると、

ふんわりと蒲焼の芳ばしいかおり。

お吸い物も、鰹節の風味がふわっと鼻っ面をかすめ

食欲をそそる。


さっきまで、死ぬんじゃないかと思う位

体調が悪く、

はせ川と聞くとお仏壇と連想しちゃうほどだったんだけど

いやいや、はせ川といえば鰻だよ、鰻!


大満足でお会計を。

出入り口のところに目をやると、

池のような水槽に生きている鰻が泳いでいる。


おー、

小生と同じくらいぬるっとしているね。

友情が芽生えそうになっちゃったよ。



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11時30分までに注文すれば

モーニングサービスが受けられる大井町「竜龍」。


11時28分。


あんまりお腹は空いていないんだけど、

サービスと言われちゃうと、ついつい入店しちゃうんだな。


定番の味噌ラーメンに、

今回は半炒飯を付けてみた。

モーニングサービスは、

半熟たまごか白髪ねぎを選べるのだが、

最近苦労しているから、白髪を選んだ。


入口に目をやると

八百屋さんがお野菜を搬入するところだった。


「どーも!」


ああっ!

三つ又交差点の八百屋さんじゃない。

たまに買いに行くから

小生の事を覚えていて、声をかけてきた。


「なにやってんですか!」


見ればわかるでしょ、

ご飯食べにきたんだよ。


「なに食べてんですか!」


あー、めんどくさい。


隣に座ったサラリーマンは、

味噌ラーメンと半ライスを注文していた。

なのに、出てきたのは半炒飯。


サラリーマンは

何のためらいもなく口に運んでいる。

彼にとって、ライスは炒飯なのか。

という事は、炒飯はカレー?

カレーは、メンチカツ??


あー、ややっこしい。


折角サービスで盛って貰った白髪ねぎだが、

歯の隙間に引っかかって厄介である。


サラリーマンの不可解な行動は

心の隙間に引っかかって、これまた厄介である。



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恐る恐る、暖簾をくぐって

ラーメン店・忘八(わんぱ)に突撃。


夏の暑い日に訪れたとき、

上半身裸でご主人が現れた時の

驚きと言ったら表現ができない。


涼しくなった今こそ、再訪のチャンスである。


カウンター手前に陣取ると、

奥の方からご主人がやってきた。


おおっ!!

服、着ているじゃん!!!


当たり前なのに、驚愕している小生。

ニコニコとひとり陽気な小生は、タンタン麺を注文した。


相変わらず、ご主人は

セットメニューのコーヒーをごり押ししてくるけど、

服を着ている彼にオーラは感じない。


「いえ、結構です。」


おおっ!!

NOと言える日本人に初めてなれた自分。


タンタン麺が出てきた。

思いのほか、コクが少ないスープに

強めに炒めた豚肉やもやしが乗っかっている。


千切りにした人参やもやしが

所々、焦がすような独特な技法で炒められ

他店では表現できぬ、香ばしい風味がある。


箸を進めていくと、

麺の後ろのほうから、

真っ黒の焦げの塊が出てきたから

これは勘弁、、と丼から退かそうと思ったら

何てことない、木耳だったよ。


ほっと、一息。


おっと!!

ほっと一息が聞こえてしまったら

「ホット」が出てきちゃうじゃない。

危ない、危ない。


常連らしき男性客と

ご主人が世間話をし出した。


「あそこの定食屋、ラーメンもやり始めたんだって?」

「それやっちゃうと、俺たちが食いっぱくれちゃうんだよな。」


と、赤裸々な告白。


結局、寒くなっても裸になっちゃうって事なのね。




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