ごみ拾い用トングの新調と、とても嬉しかった話 | うっぴのブログ

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自然を求めて多摩へお引越し。
これと決めずに日々のことを書いています。

ごみ拾い散歩、続けています。
短いのも入れれば、週6はやっています。

とっても気に入っていた百均のトングが、3本目も予想通り壊れてしまったので、潮時だなと、新たなトングを買いました。

左から、
・60センチのこみばさみ(古参、百均)
・アイストング(新品、327円税込)
・30センチ炭バサミ(新品、140円税込み)
・25センチBBQトング(4代目、百均)

一番右のBBQトングがお気に入りだったもの。ストッパーあり、持ちてあり、先もギザギザで掴みやすく、長さもかばんに入れるのにちょうどいい。この機能で百均とは、ダイソーすごいぞ。

ただ、バネの仕組みが、トングの内側に5センチくらいのUの字プレートを貼り付けるもので、そのプレートが、1ヶ月もすると剥がれ落ちてしまう。剥がれてしまうと、トングはもう自力では開かない。ゴムがゆるゆるで口を閉じたカスタネット状態。
2本目をダメにした時、これは使い方の問題ではなく、機能上必ず壊れるのだと確信しました。予備で買ってあった3本目も壊れ、4本目を使いながら早く違うものを買わねばと探してました。

条件は部品がなく、継ぎ目もなく、同じサイズ感のもの。

そこで本日、ホームセンターで買ってきたのが真ん中2つ。

炭バサミは幅と厚みがあって、大変丈夫そう。先もギザギザしてて、140円とはかなり安い。30センチなのでカバンにも入ります。

もう一つ、買う予定ではなかったアイストング。こちらは小さいので、準備や余裕(カバンにも心にも)がなくても、ささっと持っていけるものとして購入しましま。

以前、お気に入りトングに出会う前に、もっと小さいアイストングを百均で買ったのですが、それは貧弱すぎて、すぐに反ってしまい、タバコを掴むのにも掴む前に指で少し広げる補助が必要となってしまいました。なので、今回は、厚さとバネ力があるものにしました。なんてったって百均の3倍価格。

これで安心して歩けます。

普段のごみ拾いは30センチ程のトングで十分ですが(たまに届かず肩まで植木に突っ込むこともありますが)、今日はあそこの手強い植木の中をやっつけよう、と気合が入って時間があるときは、60センチのトングを持ち出します。普段諦めていたものが取れるので便利です。ですが、大きい分、持ち運びが大変なのと、持ったままお店りづらい、といった制約があるので、機会を選びます。

大中小。これで役者は揃ったでしょうか。明日から使い心地を試してみます。


(彼岸花がいたるところに咲いています)


先日嬉しいことがありましました。
ごみ拾いをしている私を見て、声をかけてきた女性。ここ(川沿い緑道)のゴミが気になってたんです、拾おうかなと考えたことはあるんですが…とのこと。そこで私は、私も最近始めたこと、拾ったゴミをどのようにしているのか(袋事情)、このサイズのトングならカバンに入れて持ち運べますよ、など話をしました。彼女は通勤途中だったので、名残惜しそうに足早に去っていきましました。

それから3週間後。前回お会いした時とは川を挟んだ反対側の緑道でしゃがみこみ、植木の中を覗いていると、前回もやられていた方ですか…?と後ろから声をかけてきた女性。顔は覚えていませんでしたし、女性に話しかけられたことは何度かあるので、すぐにはピンと来ませんでしたが、その女性がおもむろにかばんの中からトングと袋を取り出したので、あぁ…!あの時の!とわかりました。

彼女は前回私と会話したあと、早速トングと袋を購入し、ごみ拾いを始めたそうです。その話を興奮気味に話してきました。彼女は仕事で週に何回かここを通るのだそうですが、今回は前回とは川を挟んだ反対側だし、私もこのエリアは週に一度やるかやらないかのホーム外だし、時間も気まぐれなので、3週間経ってまた会えたことにとても感動しました。そして彼女がずっと気になっていたというごみ拾いを、私が後押しとなって始められたことに、とても嬉しくなりました。

もちろん、彼女が私の姿を見ていなくても、遅かれ早かれ、自分で勇気を出して始めていたかもしれません。でもその一歩が早まったのは確かだと思いたいです。

彼女が初めてごみを拾ったときの話を、時間も気にせず、興奮気味にしてくれたことがとても嬉しかった。

私にとってごみ拾いは、ウォーキングのついで。初めのうちは、やはり、人が見て「くれている」かどうかを少し意識していましたが、今は全く気にしなくなりました。ゴミは勝手に消えるので気にしないでくださいね…という気持ちです。

だけど、もし、いけないと思いながらちょっとくらい…という気持ちで捨てている人が私の姿を見て、あぁ、やっぱり捨てちゃだめだ、持ち帰ろう、と思ってくれたらいいな、とは思っています。

そして、ゴミを拾ってみたいけどどうしていいかわからない、一歩を踏み出せないという人の後押し、きっかけになれば、それも嬉しいなと思っています。

朝、通勤、通学で通る道が、ゴミで溢れている。ゴミが視界に入り、あ、ゴミが落ちているな、と思う。こんだけ捨てられているなら、ここはそういう場所なんだな、自分もこれくらいいいか、と捨てる。

そこがいつからかきれいになって、なんだか前より気持ちがいい。あ、ゴミがないからか、そうだよな、ゴミをここに捨てるのはおかしいよな、と思った人があそこを通る人の中に1人でもいれば、いいじゃん、それってすごいことじゃん、と思います。


(この季節、多摩にはホクホクしてそうなきれいなどんぐりがいっぱい落ちています。踏むと足つぼマッサージになります。)