こんにちは。
フィットネス指導歴45年。
66歳の現役インストラクター。
コロナ自粛で4ヶ月で7キロダイエットに成功した経験を伝えて
ヨガと呼吸で、カラダと心を整える専門家 ながやまのりこです。
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46歳になった11月に
「1歳になる男の子を預かってみませんか?」という夢にまで見た電話が地元の児童相談所からかかってきました。
「やっと来た!母親になれるかもしれない」
二つ返事で
「はい。お話聞かせてください!」
6年待った・・・いや結婚当初から数えると24年目に来た、人生で一番うれしい電話でした。
ここで里親信条という基本理念を掲げてみます。
- 基本理念)
- 私たち里親は、保護者による養育が困難な子どもを家庭に迎え入れ、子どもに寄り添った養育を行います。
- (子どもの権利擁護)
- 私たち里親は、子どもの権利を擁護し、最善の利益に配慮した養育に努めます。
- (社会的養護)
- 私たち里親は、社会的養護の役割を担うものとして、地域社会とのつながりを大切にして、養育を行います。
- (子どもの発達保障)
- 私たち里親は、子どもの健やかな成長のため、家庭養護の良さを活かし、子ども一人ひとりにあった養育にあたります。
- (里親としての資質・専門性の向上)
- 私たち里親は、自らの家庭をととのえ、子どもの養育に必要な知識と技術の向上に努めます。
平成26年3月改定
あらためて見てみると、
ただ自分の子どもが欲しいから。という自分本位な考えではなく、
あくまでも
法律に基づいた社会的養護の制度なんですね。
里親とは、
「保護者のいない児童や保護者に監護させることが不適当であると認められる児童(=要保護児童)の養育を希望する者であって、都道府県知事が適当と認める者」。
事情があって親元で暮らすことができないこどもを、一時的あるいは継続的に自身の家庭に預かり養育することを里親制度といいます。
県知事に認めてもらう手続きも必要です。
夫婦そろっての児童相談所での面接や、収入確認。家庭の状況確認など。
すなわち、この夫婦(あるいは家庭)に委託しても大丈夫。という国のお墨付きが必要なんです。
そんな話を聞くと
わたしでも里親になれるのかな?
と不安な方もいますよね。
でも25歳以上であれば、未婚の男性、女性、共働き夫婦であっても里親になることができます。
ただ同居家族がいるなど、協力してくれる人がいることが必要です。
「えぇ~。何だかめんどくさそう。」
と思った方もいるでしょうね。
でもそんなことより、子どもを育てたい。という強い気持ちと好奇心がまさっているかどうかですね。
だって、
大多数のお母さんは、十月十日おなかで大事に育てて、体型をくずし、
なおかつ、想像も出来ないほどの出産の痛みを経験するんだから。
それに比べたら、
少しの痛みもなく。子どもをこの手に抱くことが出来るんだから・・・。
うれしい電話を夫に報告。
早速指定された日に、委託される子供についての説明を受けに行きました。
子どもの事情は個人情報があるため、詳細については割愛しますが、
とにかく産みのお母さん(家庭)の事情で、育てられなくなった子どもでした。
育てたいのに育てられない。
「そんな苦しみを抱えるお母さんがほんとにいたんだ」
今の時代、いや当時でも育てられない子どもを手にかけたり、
放置したりする親がいる中、潔く「育てられる人に育ててもらいたい」と
かわいい子供を児童相談所にゆだねる決意をしたお母さんの心情を思うと今でも涙が出てきます。
それと同時にそのすごい覚悟と決断に尊敬の念があふれてきます。
里親登録したときは
「女の子がいいな」
「なるべく小さい子がいいな」
なんて、自分本位なことばかりだった。
でも、
この時に
「どんな子でも、このお母さんの為にも私がしっかり私が育てる」
そう決意した一瞬でした。
詳しい事情を一通り聴いた私に担当職員さんは
「いかがです?会ってみますか?」
「はい。もちろんです。」
拒否する理由がありません。一刻も早く運命の子どもの顔が見たい。
喜びというより、強い覚悟の気持ちで帰路についた私でした。
次に続く。
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わたしのヨガやダイエット
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