商品価値と経験価値。 | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

毎週毎月、建て直し案件が多く、

様々な業種業態で改善案件と向き合っていますが、



そうした案件のセッションで、

看板商品(メニュー)の「価値」は何か?

について、必ず尋ねています。



この「価値」(正確には顧客価値)には二種類有って。



一つは、商品価値。

そしてもう一つは経験価値。



商品価値とは、

商品の美味しさ、品質、ボリューム、値ごろ感、見た目など、

商品そのものの持つ価値。


美味しいことは、当然、商品価値です。



経験価値とは、その商品を購入することによって、また購入したことによって体験できる(感じられる)価値のこと。



例えば、

行列のできるラーメン店で、

「行列に並ぶこと」「待つこと」も経験価値です。



最近だと台湾タピオカドリンク専門店での行列は珍しくなく、

この行列にわざわざ並んで、待って購入すること自体が経験価値です。



わざわざ非日常的な体験をする商品というのも有りますよね、


昔懐かしい商品を体験するのも経験価値。


斬新で見た目にインパクトが有るのも経験価値。


購入した商品の写真をSNSに投稿するこのも経験価値。


そのSNS上で「いいね!」を貰うことも経験価値の一つと言えるでしょう。



「美味しい」は大切な商品価値ですが、

美味しいだけなら他にいくらでも美味しい商品やお店は存在します。

最近はコンビニだって美味しい。



「美しい」は商品価値ですが、

同時に「経験価値」でもあります。



「美味しい」に「美しい」が加われば、

わざわざお店に行ってSNSで拡散するきっかけになります。



外国人観光客が繁盛店を訪問するのは、

美味しい商品を頂きたいこともさることながら、


そのお店ならではの体験を友達に拡散することも、

現在はとても大事な目的でありモチベーションであり価値になっています。



と言うことで、

商品そのものの価値だけではなく、

「経験価値」も合わせて商品やメニューを考える。


それが現在の商品開発ですね。



三連休が終わりました。

いよいよ慌ただしくなりそうな9月終盤だ。



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■石川の飲食業アドバイザー山さん■
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