バナナです。バナナ。
私は苦手なのです
高校生くらいまではおやつに普通に食べていたような気もするのですが、気付いたら苦手になっていました。
まだかたいものなら多少は食べられるので、ねっとりとした甘さが苦手なのかも、と思っています、、、。
とは言え、夫はバナナ大好き
私が苦手だからと言って全く食卓に出さないのはよろしくない?
そういうわけで、たま~にバナナを買っています。
今回はおうちコープさん(http://www.ouchi.coop/index.html
)で注文しました。
フェアトレードバナナです。
フェアトレードとはそもそも何か。
言葉として耳にしてはいたのですが、説明しろと言われると心もとない
というわけで調べてみました。
いくつかサイトを見た中でわかったのは、フェアトレードとは製品を買い叩かれる弱い生産者を守り、
公正な対価を支払いましょう、という活動のようです。
どういった種類の製品であれ、取引の流れはだいたい同じです。
生産者が製品を作り、業者がそれに対して買取価格を示す。
ここで合意に至れば取引が成立。
業者は製品を引き取り、対価として生産者にお金が入ります。
問題はこの取引価格の決定です。
この価格でしか買わない。
これ以上は支払わない。
そう提示された価格があまりにも低い場合、生産者は自分たちの生活さえぎりぎりになるそうです。
その結果、子供たちに満足な教育どころか医療さえも受けさせることができない。
毎日の食事にも事欠くような状態では日々の生活に精一杯で、どうがんばっても貧困から抜け出せない。
そういう状態を改善する活動ととらえました。
そしてこの貧困、実は環境に良くない面もあるそうです。
例えば製品が農作物であった場合。
価格が低いので、少しでもたくさん収穫しないと売り上げが少ないままになります。
でも土地は限られている。
となると、農薬を使って効率よく成長させ、害虫を防ぎ、
できるだけ高値で売れる「キレイな作物」を作ることになります。
ところがこの農薬、環境に悪影響がある場合もあるし、そもそも人体に悪影響がある場合さえあります。
買い叩かれるから、収入が減る。
収入が減るから農薬に頼り、また、最低限の生活さえも脅かされる。
弱い立場の生産者は、いつまでたっても貧困から抜け出せない、、、。
こういった悪循環を少しでも減らすために始まったのがフェアトレードという制度のようです。
ちなみにおうちコープさんの場合は、バナナ1パック(600g)あたり約4円(75セント)が、産地生産支援として還元されているそうです。
詳しくはコチラ→http://www.ucoop.or.jp/syouhin_seisaku/banana/banana_top.html
私たちの感覚で言えば、言葉は悪いけれど「たった4円」です。
(今はかなりの円高で変わっていると思いますが
)
何も買えません。
それでも組合員がこのバナナを100パック購入すれば400円。
1000パック購入すれば4000円。
しかも日本とコロンビアでは貨幣価値も違います。
私が購入したバナナで地球の裏側で搾取に苦しんでいた人々の生活が少しでも向上するのであれば、
フェアトレードバナナを選ぼう、と思います。
肝心のバナナの感想ですが。
私は食べていないので、夫の感想です。
「甘くておいしいよ
」
、、、シンプルですね~
ただ思ったのですが、こういった買い叩き、国内にはないのでしょうか。
お米でも野菜でも、何でも。
私たち消費者が安いものを求めるあまり、生産者は苦しくなっていないのでしょうか。
海外への援助も良いけれど、国内の産業も心配です